今日は担当医とのミーティングであらかじめ決めておいた自宅への外出だった。

 山から降りて多くの交通機関を乗り継ぎようやく地元へ。

 いつも寄り道していたコンビニ、スーパーも何も変わってない。どうやら今日は祭りがあるのか法被姿の人が大勢いた。


 自宅に着くと息子が出迎えてくれた。あれ?また背が伸びたのかな。

 息子には、借りていた色鉛筆を鉛筆削りで削ってもらった。

 「父ちゃん病院で結構な枚数イラスト描いてるんだぜ。クラフトの仲間には結構面白い(上手いじゃなく)って評判なんだ。この前なんかお世話になっているスタッフに猫のイラストプレゼントしたんだぜ。そしたらすごく喜ばれたぜ」

と、どっちが子供かわからない位自慢したら、

「blog見てるから知ってるよ。それにちゃんと個展開いてるから」と。


案内されたある部屋のドアを見てみると‥




今までの作品を送ってたら全部飾ってくれてるぜ!

ありがとうございます、妻、息子よ。


早く「こんな時もあったな」と思い返せるように父ちゃんもう少し病院で頑張ってくるぜ。


次回は「外泊」だ。

夜寝る前のストレッチ大会またやろうな。


では、明日からまたプログラム頑張ります。

おやすみなさい。

 我々のプログラムには「クラフト」がある。僕が働く老健デイでも「手工芸」の時間がある。

 うちの病院では塗り絵、パズル、クロスワード、習字、洋裁、ビーズなどがある。

 いつもOTの先生が大きなワゴンで色んな道具を病棟に持ってきてくれる。


 いつもは僕はイラストをハガキに描いている。その理由は、描きやすい大きさで、紙も強いからで、100均で買ったものを入院時に持ってきた。

 しかしOTの先生はそのことを知って、このクラフトも保険適用なので、わざわざハガキを100均で買って用意してくださった。


 僕が好きなイラストを描くのもOKとのことで、このブログに載せてるイラストの中にはクラフトで作った作品も多数ある。


 でもアルコール依存症のメンバーの中には、クラフトをはじめ、AAなどの批判をする人もいる。

 今日、とあるミーティングでその不満をぶちまけたメンバーがいた。

 その人は特にクラフト、AAは意味がないと発言した。その場所には我々入院患者だけでなく外来患者など他の方もいた。ミーティングの場の雰囲気が一気に暗くなった。「AAもテーマが一応決まってるけど話はそれるし、いつも同じ話する人ばかりだし、もう結構だと思ってしまう」と。


 でも司会の方(依存症ではない職員の方)は「正直な意見ありがとうございます」とまとめた。


本人は「もうお酒のことは考えもしない、退院してもそれは自分の意思の問題だから大丈夫だ。これ以上入院している時間はもう無駄、早く退院したい」そうだ。


今日のミーティングはプログラムの不満を言う場ではないのは明らかだった。我々はむしろ参加させてもらってる側の立場なので、メインの参加者は「じゃあ、なんでここにいるのさ」と言う気持ちになったかもしれない。


それともう一つ。その人はじゃあ、なんで退院できないのか。

担当医か家族が、「もう大丈夫」とは思ってないからでは?

多くのこの病気の先輩たちから「退院して初めてスタートだ。」と言われた。

だからまだスタートするには準備不足なのでは?


僕も患者だから、何をもってスタートしていいと判断されるかわからないが、僕自身は今アルコールのプログラムを全うすること、認知行動療法を続けて自分の認知の癖を知って、対策を考えることが必要であることだけはわかっている。

特に後者を身につけないと酒に走らないにしてもまた心が潰れてしまうかもしれない。


ちなみにその人の手はまだ震えている。

それは関係ないかもしれないけど。

 今日僕の入院する病院がある地方は晴天だった。朝イチで外の景色を見た自動思考「素敵だ」。おっとついつい認知行動療法の訓練の癖が出てしまうぜ。


 さて、今日は約1時間、病院の敷地を7周歩いた。僕はアメフトで膝を怪我して、すっかりおじいさんの膝になってしまった。だから走れない。

 でもウォーキングは気持ちがいい。僕は関わってないが患者さんの中には作業療法士さんと畑を耕す人もいて、色んな野菜の赤ちゃんを見ることができる。

 また、退院して敷地内のデイに通う人たちと道でばったり会ったりすることもある。


 今日は1周7〜8分のペースで歩いた。

うちの病院にはなぜか喫煙場所が敷地の端にある。僕はタバコは嫌いなので関係ないのだが、ウォーキングのコースにあるので毎回タバコの匂いを嗅ぐことになる。

 するとうちの病棟に来ている看護実習生が喫煙スペースから少し離れたところで立っていた。すぐにわかった。

 彼女は担当している患者が喫煙し終わるのを待っているんだ。大変だな、喫煙に同行するのはかわいそうだな、そう思いながら会釈して通過。

 2周目、会釈して通過。

 3周目、会釈して通過。


って、20分近く待ってるの?

実習生「まだ吸ってるみたいです」。

さすがにそれはかわいそうだから喫煙スペースを確認しに行くと、担当の患者はいない。


実習生「え、ずっとここで待ってたんですけど」。

僕「わかった。君はここを離れないで。ちょっとだけ見てくるね」。

病棟に一度戻ろうと思ったけど、なんとなく心当たりがあったので一応今歩いてきた道を戻って見ると。


いた。こいつ売店で買い物してやがる。


実習生に何も告げず売店に行くなんて。


待てよ。なんで実習生も目の前を通ってるはずなのに気づかないんだ?


僕も実習経験あるけど、あんまり喫煙同行はさせないほうがいいのでは?

そう思いながら、ウォーキングを続けました。


体重がまた少し減ったので、例の売店で買っちゃいました。




本当は甘くない炭酸がよかったけど、売り切れ。

ゼロだからいいっしょ、と。


ではまた明日。