Mission24 機動部隊殲滅 | 地球防衛軍第7支部(凍結中)

地球防衛軍第7支部(凍結中)

地球防衛軍系の創作小説や関連ネタメイン。
現在は凍結中

「ストーム1はどこに行った?」

「そ、それが…。出撃命令が出たとたんに、一人で速攻出撃を…」

「な、なんだと?! どういうつもりなんだ…」

「それが――――」



 沿岸部にフォーリナーの大部隊が集結している。その知らせを聞いた私は、いてもたってもいられず勝手に単独出撃をしてしまった。理由は簡単なこと。

 なんというか、最近見せ場はないわ。ドジはするわの繰り返しのような気がする。おかげで、最近のフェイさんはなんだか不憫だとか、そういった声もどこからか聞こえてくるし…。


 この辺で大活躍しておかないと、主人公(笑)なってしまいそうな気がする。

 主人公の面目を保つためにも、ここいらで大活躍をしておかなければ!!



 作戦現場へ、エアバイクSDL2を駆って急行する。

 EDF搭乗兵器の中で、装甲こそ最弱であるが、スピードは最速を誇る。操縦が難しいとの事だが、まぁたぶんなんとかなることだろう。









―――そう思っていた時期が私にもありましたorz








 曲がり角を曲がろうとしたら、曲がりきれず、そのまま建物に激突。そしてエアバイクは大破。

 大事故も良いとこだが、私自身は無事だった。

 ―――よかった…、これで戦闘不能とかになってたら洒落にもならないところ。これも、どんなダメージを受けても乗り物に乗ってるときは大丈夫と言う、「世界の法則」のおかげだ。


 結局、あとは自力で現地へと向かうことになった。もちろんダッシュで。

 そして全力疾走で走る事、約10分。なんとか沿岸部へとたどり着く事が出来た。



「うわぁ…。これまた、たくさんいるなぁ…」



 大部隊というだけあって、沿岸部にはかなりの数のフォーリナーが集結していた。ヘクトルが4機程に、ガンシップがうじゃうじゃ。

 考えてみれば、完全な単独行動なんて久しぶりではないだろうか。けれども、これらを撃破できれば主人公としての威厳(?)はきっと取り戻せるはず!!


 手にした武器MMF42――今回はスナイパーライフルをチョイスしてみた――――を片手に敵陣へと切り込む。

 まずはガンシップ無視で、ヘクトルを狙撃する。いくら狙撃はあまり得意ではないとは言え、ヘクトルくらい大きな的を外す道理はあまりない。動きも遅いしね。


 ヘクトルを優先的に攻撃し、それらを撃破後、今度はガンシップへの掃討へと移る。対ガンシップには、毎度おなじみスパローショットにて対応する。

 さすがにあの当てにくい形でかつ高速で飛び回るガンシップをピンポイント射撃で落とせる自信は少しない。

 足を止めず走り回りながら、弾幕を張りガンシップの数を減らす。


―――よし、いける。この調子なら、勝利を掴むのも難しくはない。


 やがて最初の集団を撃破するも、すぐに敵の増援がその場に現れた。今度はプラズマ砲装備のヘクトル。けれどもプラズマ砲なんて、足を止めなきゃほとんど当たる要因のない武器だ。

 今度は先にガンシップから落とす。

 時々ビームとかが掠めたりもするが関係ない。ゴリアスD2とかで自爆したり、空を飛ぶ特訓で何度も自爆した私に言わせれば、全然気にする威力ではない。なんと言うか―――ある程度のダメージには耐性がついてしまったようなのだ。言い換えれば、慣れたとも言う。


 ガンシップをあらかた撃破後。今度はヘクトルを攻撃。プラズマ砲装備なら懐に飛び込んでも問題はない。というか奴にとっては死角も当然だ。

 近づいて至近距離からのスパローショット連打で沈めていく。

 

 さりげなくマシンガンとビーム砲装備のヘクトルが混じっていたせいで、最後の最後でちょっと焦ったものの、距離を離しての狙撃で、それも撃破。

 こうして、単独行動でありながら、私はフォーリナーの大部隊を無事に撃破することができた。

 これで、主人公としての面目は保てる事だろう。

 









だが―――











 意気揚々と基地へと戻った私を待ち受けていたのは、勝手に単独行動したことに対する司令官のお説教であった…。

 

 なんとも、ひどいオチである。←でも自業自得とも言える。



To Be Countinue.....


☆えむ’sコメント☆

 フェイさん久々に大活躍……と思わせといて、最後の最後で落とされるの巻。

 まぁ、レンジャチームとの共同任務がメインのEDF3の世界なら、まず単独行動は説教物だろうと…。


 何気に今回久々に真面目に戦闘を書いた気もしますが、まぁ気にしないw

 でも、この調子では、本当になんとかしないとフェイさんが主人公(笑)になりそうだ…(汗