MISSION02 甲殻虫進撃 | 地球防衛軍第7支部(凍結中)

地球防衛軍第7支部(凍結中)

地球防衛軍系の創作小説や関連ネタメイン。
現在は凍結中

「……あれ?(汗)」


 デジャヴュという言葉がある。

 見た事もないはずなのに、なぜか見た事がある。そんな不思議な感覚のことを、そう言うらしい。

 そして、今――まさに、そのデジャヴュとやらを体験していた。



開幕?

 ビルの間から現れる巨大生物の大群。そして、こちらへと逃げてくる市民の皆さん。

 このシチュエーション、やっぱり既視感を感じる。

 なぜだろうか? そして―――なにか、忘れているような…。


 悩むこと、約2秒。


 わからないことを悩んでいても仕方がないので、思考を中断。

 まずは一般市民の諸君を助けるべく、すぐに戦闘を開始した。ていうか、この状況下でのんびりまったり悩んでいたら、巨大生物に囲まれて集団リンチにされるのがオチだ。


 今回の装備はSGショットガンに、HG手榴弾の二つ。

 もはや説明の必要もない。一般に存在するのより、ちょっと強力なだけの普通のショットガンと手榴弾だ。


 装備の都合上、遠距離よりも中~近距離戦向きの装備とも言える。

 すぐに前に向かって駆け出し、適当に狙いをつけてSGショットガンを放つ。なんか人に当たった気もするが、たぶん目の錯覚だろう。ていうか、射線上にいる方が悪い。

 気を取り直して、戦闘を再開。

 手榴弾を投げつつ、ショットガンを撃つ。

 しかし、今回の装備は少しばかり選択ミスだったようだ。ショットガンは単発威力は高いものの、弾数や連射能力の低さから、1対多には少々キツイ装備だったのだ。なんとか手榴弾等で切り抜けるものの、どうしても攻撃と攻撃の間にできる隙をついて、噛みつかれ、その度に空を舞うはめに。

 勝てない勝負ではないと思うが、前回と違って生傷が絶えないのも事実だ。


 それでも市民を守るため――気が付いたら、影も形も見えなかった――奮闘する。

 そして、なんとかあと少しで、終わりが見えてきた頃。本部から、連絡が入った。

「こちら本部。どうやら状況は絶望的だ。各隊員は、装備を放棄して撤退せよ!!」

「…っ!?」

 突然の撤退命令に驚く。状況は、そんなにまずいのか?と。このあたりは、あと少しで終わりそうだと言うに…。

 しばし考える。そして、通信機を取り出すと、こう答えた。















「了解」(ぇ


















撤退シークエンス1

 


















撤退シークエンス2














開幕?

「…あれ?(汗)」


 ~最初に戻る。以下、エンドレス。


※同じ世界を繰り返すのに飽きた方は、Ctrl+A推奨


~陸 隊員の日記より抜粋~

○月×日 晴れ 

 (前略)

 どうやら、この世界では撤退すると時間が逆行する…そんな仕様だったらしい。

 だが、それに気がつくまでに同じ時間を80回も繰り返してしまった。おかげで、無駄に経験値だけは獲得してしまった気がする。

 さしあたって、本部からの撤退命令だけは守らない方が良いと言う事がわかった。

 今後は気をつけたいと思う。


~つづく~


☆えむ’sコメント

 実は、今回のネタは防衛記録書く前から考えていたネタだったりしますwww

 さぁ、この展開は予想できなかった人は、素直に挙手を!!(爆


 ちなみに今回の小説では、具体的な武器の描写は避けたいと思います。

 つまりAS-22でもAS-19でもASアサルトライフルと呼称。RとかDとか、その辺は含めますけどね♪