妊娠が分かってからすぐ、少しずつ体の変化に気づくようになりました。
チクチクと刺すような痛みがお腹に出たり、酷い眠気で朝時間通りに起きられなくなったり。
日によって暑いな、と感じたり寒気がしたり。あまり出ることのない吹き出物が顔に出たり。
髪をといた時にでる抜け毛もほとんど出なくなりました。
胸が少しずつ張ってきているのが分かりました。
困ったのが、突然の便秘。今まで便秘に困ったことはほとんどなかったので、お腹への不快感が強く出ました。
そしてつわり。
一日中吐き気があり、自分の好きな食べ物も、水さえも口にするのが嫌なほど。でもお腹が空きすぎると、余計に吐き気が強まるの
で、少しずつ食べられるものを食べれるときに口にしました。
家にいる時間は、このつわりと強い眠気で立っていることも、座っていることもできず、ほぼ横になってばかり。夫の食事の支度もまともにできず外食が多くなりました。
ある時つわりでお腹いっぱい食べられなくなったことに対してイライラが溜まり、「お腹いっぱいご飯が食べたいー!」と泣いたこともありました。
そんな私を見てか、夫の食事量が減りました。
しっかり食べて!と促しても、「職場でちょっとつまんできたから。」「今日はそんなにお腹が空いてないから。」
夫はそんな風にしか答えてくれなかったけれど、私が感じていた
辛さを一緒に分かち合おうとしてくれているように感じ、また、
私のせいでしなくてもいい苦労をさせてることを申し訳なく感じました。
毎日つわりに振り回されながらも、これからお腹の赤ちゃんがどんどん育っていってくれること、これから新しい家族が増えることが楽しみでした。
妊娠7週目のエコー検査はもうすぐでした。
この検査で赤ちゃんが無事に育っていたら、お互いの両親に報告しよう、と夫と話していました。
私のドライな両親とは違い、夫の母(義母)はいつも私たちに
家族が早くできることを望んでいて、毎回電話をする度に、「孫はまだか、占いで今年は良い年だと言っていたから、早く子作りしなさい。」とそんな話ばかり。
もうすでに、義母は私たちに子どもができた時に備え、義母が南米で一緒に暮らしている孫たちが赤ちゃんの頃の洋服を全て整理して、カナダまで持ってくるつもりにしているようでした。
私:「子どもができたと報告したら、お義母さんすぐカナダ
まで飛んできそうだね(笑)」
夫:「本当に来そうだから怖い。」
でも、お義母さんなら飛び上がって喜んでくれるだろうな、とそんなお義母さんの喜ぶ姿を想像しながら、エコー検査の日を心待ちにしていました。