エレファントソング


Story :マイケルは美しい青年だった。14歳のときオペラ歌手である母が目の前で自殺し、その後、現在に至るまで精神病院に入院している。彼は病院で一番の問題児とされており、ゾウにまつわるあらゆることに異常なまでの執着を示していた。ある日、彼の担当医であるローレンスが失踪した。手がかりを知るのはマイケルだけ。マイケルのことをよく知る看護師長のピーターソンは「マイケルは茶化すだけで真実を話さない」と助言するが、院長のグリーンは彼に事情を聞くことを試みる。すると、話をする代わりに、と彼は条件を提示した。
1、僕のカルテを読まないこと。
2、ご褒美にチョコレートをくれることを約束すること。
3、看護師長をこの件から外すこと。




こう思ったよ:


美しく、悲しい映画


母親からネグレクトという虐待を受けていたマイケルが、父に出会った時、父が像を打ち殺したとき衝撃のあまり、神経を病んでしまった。ネグレクトでさみしい思いをしていたマイケルが初めて父親に会うとき、どれほど、父からの愛情を望んでいただろう。
その父が、マイケルの目の前で無抵抗の像を殺した。その瞬間、その像の運命が自分の運命と重なってしまったんだと思う。息絶える前に一筋の涙をこぼしてマイケルを見つめる像。その像はマイケルを見つめたまま、父からの最後の弾丸に息絶えてしまった。
どんなに悲しかっただろう。
神経を病んでしまったのは必然だ。


そんなマイケルの周りには、事故で亡くなったものの両親から愛された少女がいた。それは精神科医とその別れた妻の娘だった。彼らは、ちゃんと娘を愛せていただろうか、、と悔やみながら苦悶の日々を送っていたのだが、マイケルの衝撃的な死によって
ある安堵感を抱く。  そして 自分たちの娘は愛されたまま亡くなったんだと、気づく。マイケルという犠牲的な死によって彼らは穏やかさを取り戻した。


のではないかな、、


ネグレクトは私もそうだったから、マイケルがどんなに父に対して期待を抱いて会いに行ったのか、それを思うと、たまらない。
血の涙が出てくる気がする。


精神病っていったいなんだろう、と思う


マイケルの


死なせてほしい


といった言葉と


助けたいと必死になる 医師と 看護師


どちらが正しいのだろう、、、


マイケルが


死なずに幸せになれる道が あったはず  と思いたい。


けれど


なかった


というのも


答えなんじゃないかな