月曜の終わり | 頑張れオンボロ食堂奮闘記 ― ロクとクゥーのまかない哲学 ―

頑張れオンボロ食堂奮闘記 ― ロクとクゥーのまかない哲学 ―

町はずれの少し古びたレトロカフェ食堂。木の温もりと柔らかい光に包まれ、落ち着いた大人向けの空間です。読書やひとり時間も楽しめ、厨房ではゆるい日常が流れています。

夜になると、少しだけ静かになる。


店の灯りは、まだ落ちていない。

明日も、たぶん変わらず開いている。


少しだけ、やさしい色が残っている。

カウンターの端に、ころりと丸い影。

誰かが置いていったのか、

それとも、最初からそこにあったのか。


指先にのせると、

ほんのりとした重みと、淡い香り。

思い出すほどでもないのに、

どこか懐かしい。


「……まあ、うちはこんなもんです。

お腹も心も、また明日で。」


明日は、少しだけ

その丸い色の話になるかもしれない。