エディータがゆく!

エディータがゆく!

編集者がシゴトの息抜きに描く。
仕事とは、恋とは、人生とは?

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だんだんと日が暮れる、丁度昼と夜の間の、なんともいえないいい時間帯。晴れて雲がなければ、西に背の高いビルのない、空が広い場所で、西の空を見上げてみてください。

 

まだ星が見えないほどの明るさのなか、キラリと光るまさにいちばん星。それが金星です。年ごとに見える時期がかわるそうで、2018年は3月~秋ごろらしいです。

 

つい先日見たけど、キラッと光るそれを見つけた時のピアス的なかわいさ、じ~っと見てるとテケテケテケ…という感じであっいう間に下に沈んでしまう、動きの速さ。結構おもしろいです。いいもん、見たな~って感じ。

 

ちなみに、その「宵の明星」に向かうと、左手(南)に見える星はシリウスという星だそう。

 

星を見ると、自分の意識がいかに内面か地面か半径3mぐらいか、しか見てないか、がわかる。たまには遠くを眺めるのもいいものです。

 

coco

 

 田舎には、梅が多い。

 

広島の田舎を父の車で走っていると、あちこちで赤やピンクや白の梅を見かけた。見事な枝ぶりが横に広がる大木も多く、白であっても思わずハッとするほど、色が目に入る。たいてい持ち主と車中から眺める人間以外からは見られそうもなく、「派手ななり」のわりにはひっそりとたたずんでいる。

 

それにしても思ったより、派手だ。今まで梅というものは、もっと地味だと思い込んでいた。桜の方が圧倒的に華やで心ワクワクさせるものだ、と。

 

山はまだ茶色く、冬木立の枝が針山のように稜線に刺さっている。つくしは土から芽を出したばかりで、2センチあるかないか。もちろん桜は、ぎゅっと固い蕾の粒が枝に点々とついているだけ。そんな青空以外はほぼ茶色い風景のなかで、梅だけが小さな花を同時に枝いっぱいにつけ、木をまるごと使って人に「色」を意識させる。それはまるで往年の大女優のように、人々を安堵させる安定した華やさだ。

 

大昔、地味な色の寒い世界が続くなかで、人々は艶やかな「色」を大胆に与えてくれる梅の開花がかなり嬉しかったはずだ。暖房器具のない時代に、ああ、やっと寒さが終わる、あの華やかな「色」がそれを告げている、そう思ったに違いない。

 

それを裏付けるかのごとく、平安時代はお花見といえば桜より梅で、万葉集や古今和歌集で梅を謡った和歌は、桜の二倍以上あるそう。確かに掛け軸の絵といえば、桜より梅の方が圧倒的に多い。

 

色は人を救いあげ、パワーを与える。それが自然のものなら、なおさらその力が強い気がする。その歴史と文化の厚みに、恐れ入った春先でした。

 

coco

 

 

 

今までカラオケって自分が歌える歌の中から選んでたけど、そうじゃない。
「歌える」よりそもそも「いい歌」で、「その場にいる人が知ってる歌」だとなお楽しさが倍増するなあ、と改めて思った。

昔、コンパで歌っていた女子っぽい歌より、民生・ブーム・オザケン、なラインナップでいこうと思った次第。その路線で、自分がいいなあ、好きだなあ、と思う歌を思いっきり歌う。すると、次の日も朝歩く時や、ふとした瞬間に歌っているし、あれから2日もたってて結構ハードな日々なのに楽しい気持ちが続いてて、なんだか元気モリモリ、歩くのも早い。

そう、何だか遠くにまで行くような、自由な気持ちになるのだ。

coco
 

有馬に歩いていった。山、ソバ、カレーうどん、キムチ、カムジャタン、ビール、ワイン、日本酒、焼酎、マッコリ、温泉、源泉、切手、マス釣り、カラオケ…の休日。

 

24日(土)

10:00 阪急芦屋川集合。おにぎりを食べる

10:20 出発

11:30 風吹岩で休憩。玉子とハム&キュウリのサンドイッチ

12:40 雨ヶ峠でランチ。餅入り辛ラーメン、アーモンドチーズ、カルダモン入りホット赤ワイン。ラーメン鍋がこぼれるハプニングあり

13:40 七曲りなど難所越え

14:40 六甲山

16:05 有馬温泉到着。ホテルモルゲンロートにチェックイン。スイス風で2ベット×2部屋、テーブル&椅子のダキッチンあり。1階には洋食「グリル六甲」や「モンベル有馬店」を併設

16:40 銀の湯。宿泊に付いていたチケットを使用 

17:30 ホテルでちょっと休む

18:00 土山人で夜ごはん。ビール、日本酒6合、味噌とくるみ焼き、大和芋の磯辺揚げ、スルメイカ丸干し(わた付)、地鶏塩焼き、だし玉子。〆は冷たいなめこそば(荒挽き)、温かいきざみなそば(細挽き)

20:30 グリル六甲で赤ワイン1本、六甲ビール1本、チーズ盛り合わせ

21:30 2階の部屋で焼酎お湯割り(250mlぐらい)。momo寝る

23:00?就寝

 

 

25日(日)

8:00 saomomo起床

9:00 coco起床。朝ごはんはトマトと玉子焼のサンドイッチ、カレーパン、ソーセージ&カレーキャベツサンド、コーヒー

10:30 チェックアウト

11:00 有馬切手文化博物館へ。世界初や日本初の切手のほか、歴代のそうそうたる切手を展示。戦争や流行ものなど時代背景がわかり、デザイン・文化性も高く、見ごたえあり。

13:00  misonoというカレーうどん屋さんへ(かまめし屋がいっぱいだった)。カレーうどん海老天のせ、チーズ(momo)、温泉玉子(saococo

14:30 有馬ます池で、初めてのマス釣り体験。あっという間に規定の3匹が釣れ、saoが身もだえる。唐揚げと塩焼きに調理してもらう。ビール1本。

15:30 泉源巡り。超ディープな場所もあり(細い管からゴボゴボ湧き出る湯が集まる、赤茶色の古い建物)、なかなかの見ごたえ。

16:30 炭酸せんべいを買い、宿へ荷物を取りに戻る

17:00 有馬発。電車を乗り継ぎ、三宮へ

17:30 三宮着。マッサージ屋がどこもいっぱいで諦める。

18:00 東門街のカムジャタンの名店・モンシリへ。店主がこないので、韓国食材店へ行く。18:30に店主くる。カムジャタン(小)、キムチ×2、ビール、マッッコリ。〆はご飯とごま油とたっぷりの海苔を鍋へ投入。

20:00 コンビニコーヒー。momoカラオケ話で笑い崩れる

20:10 カラオケ!民生、The BOOM、オザケンに痺れる

21:00 帰途につく

 

とまあ、やりきった…というより、山の必要性を改めて実感、また新たな楽しさを発見しまくった12日でした。さんざん遊び慣れた者同士でもまだ遊びのネタってあるものだと。釣り!カラオケ!魚が竿をグッと引っ張る感覚、大きな声を出して素敵な歌を歌うこと、最高~!

 

coco

 

走った、走った、走った!大阪マラソン。

 

体にない筋肉までどこからか無理矢理持ってきて、総動員させて走った感じ。いや~30kmからのあのしんどさ、脚力の失速具合、気力の浮き沈み、大変だった!とはいえ、30kmまでをペースダウンして走ればいいってものでもなく(どのみち30kmからの失速は免れない)。30kmからの失速を克服することが今後の課題。

 

そしてよく、オリンピック選手が応援してくれる皆さんのために走ります!というけど、そんなことはできない。確かに10、20km台では、入院しているおばや実家の母のことが頭をよぎる。でもそのうち、「ビール、ビール!」になり、「フーロ、フーロ!」になり、最後は「こんなにしんどいのは嘘だ」の「ウーソ、ウ―ソ!」になる。そして、今後どうするか、このまま失速して5時間を超すのか、それとも自己新記録を目指してもう一度奮い立つのは自分次第だ!の「ジーブン、ジーブン!」が加わり、最後はほぼ「ウーソ、ウーソ、ジ―ブン、ジ―ブン」の繰り返しだ。

 

とはいえ、沿道の方とのハイタッチからパワーをもらったのも事実だったりする。黙々と走ると暇だから「あ~あたしどうして走ってのかな~」とか「こんなにしんどいのに、バカじゃないの」とか、よからぬ思考が湧いてくる。だからあまり何も考えずに、沿道の人たちとハイタッチすると、コレが効果テキメン。やり方があって、少し遠くから「ハ~イ、あたしハイタッチしますよ」的に片手をあげてアピールし、目もしっかり合わせる。すると向こうもやる気になって、高い位置で一気にパーンと決まるのだ。ちなみに私は「低い位置でのなんとなくふんわりしたハイタッチ」は、子ども以外しない。車いすのお年寄りでも、ちゃんと意志を交わしたハイタッチができるし、むしろ大人の方が「気」がしっかり入ってて、「ナイススマイル!」とか、「おねーさん、まだまだイケるよ」とか、気持ちの入った「がんばって!」といった言葉をくれるから、やっている方も気持ちがアガって楽しくなるし、何より走る速度がちょっとアガる(これ本当です)。

 

しかし、最後の36km以降はしんどかったなー。しんどいから顔がゆがむのだけれど、気持ちをあげようと口角をあげて笑おうとするから、何だか変な顔になってしまうのだ。ゴールの瞬間は喜びと泣きと安堵がミックスされて、わけわかんない感じだった。

 

いちばんの収穫は、3回目にしてようやく42.195kmを体がとらえたこと。これぐらいの長さだ、という記憶が体に刻み込まれている。

 

そして、忘れないうちに覚書を…もしこれから参加される方はぜひ参考にしてください。

 

・走る週は食事を軽くし、体重を落とす。でも便秘にならないよう、気をつける。

 

・前日、当日朝のストレッチは念入りに。特に関節はすべてをぐるぐる丁寧に回す。当日の朝もスタートをボサッと待ったりぜずに、とにかくどこかの関節を回したり、どこかを伸ばしたりする。

 

・自分の家、自分とこの駅、途中の駅、会場などでトイレに行くが、レースの途中ではよっぽどのことがない限り、トイレには行かない(時間がもったいない)。

 

・会場には時間に「ほどよい余裕」を持ってでかける。早過ぎるのも暇だけど、広いからスタート地点まで小走りしてる人も多かった。…もったいない!

 

・ゼッケンや足につけるタグは、早い段階でつける。あとで…と思っていると草むらに安全ピンを落としたりするから。そして意外にやることが多いから、早めにできることはやっておく。

 

・お金はお札だけをラップにくるんで、鍵とともにポケットへ。預ける荷物はなるべく減らす。荷物を預けず、離れた場所のコインロッカー利用もチャレンジしてみる。

 

・終わったら銭湯&マッサージ&ビール+好きなおつまみのフルコースを味わてよし。

 

・そして、この育った筋肉を無駄にしない(それこそ自分次第だ!)。

 

…今ふと気付いたけど、2016年は2回も42.195kmを走ってる。

なんだかそれだけでもういいような気がしてきた。

 

coco

知り合いが長年飼っていた犬を亡くし、大阪・福島の名花屋、花龍さんでお供えの花束を作ってもらった。何でもその犬の毛に似た触感の花を入れてもらったそう!

 

花龍さんでその話をすると、「よくあるのですが…亡くなられたワンちゃん猫ちゃんを箱ごと店に持って来られ、お店でお花を詰めることがあります」とのこと。

 

そうだ、花って華やかな場に飾るイメージだけど、そういうお花もあるのだ。そして、大きな会社にゆだねない個人的な儀式では、きっと花龍さんのような町の花屋さんが、悲しみでいっぱいになった人の心そっとに寄り添うこともあるだろう。

 

「その時は、私の分もお花も一緒に添えさせていただきます」といつしか涙目になっちゃった花龍さん。花屋さんは花だけを売るんじゃない、心を込めると仕事はどんどん深まるんだなと、改めて思った秋の日でした。

 

犬の毛に似た触感の花。飼い主は時々触って、犬を思い出すだろう。それは悲しくもちょっとおかしくもあり、心をほんの少し、軽くしてくれるに違いない。

 

coco

 

 

 

グルメ取材。連日食べて、食べて、食べた!

 

通常の取材が16件あるほか、終わってから今まで行ったことのない気になる店に2件ぐらい行く。さらに、取材が営業時間外だったりするので、取材した店でも店が生きている営業時間内に再び行くこともある。

 

カメラマンさんにも食べてもらうので、全部食べるワケじゃないし、後に回る店の味が分からなくなるから、一言断りを入れて残すこともある。でも一日中ずっと何かが胃に入ってる状態で、それが3日も続くとだんだん体がもったり重くなり、様相がおかしくなる。そこを、水を多めに飲んだりお風呂にゆっくり入ったりして、何とかもたせる。取材中は気も張っているので、終了までだいたい無事にもっていける。

 

今改めて思うのは、やっぱり何年たっても、一番大事なのは、「現場」と「愛」だ。匂いにそそられる、見た目にギョッとする、歯と舌と喉で味のポイントがわかるまで口に運ぶ。そして、どんな工夫がその味につながっているのか、お店の方に伺う。そんな集中した日々を過ごしていると、その料理ジャンルが、そのお店のことが心底好きになる。惚れる。

 

これからは、体が覚えた記憶を文字に移し替え、整える時期。くさいのを承知で言うと、誌面は惚れたものたちへのラブレターだよな、と思う。もちろんプチ断食も一緒に行います!

 

coco

 

「じぶん弁当」、いいです!

 

見栄えでもなく、種類でもなく、栄養でもなく、自分が心からおいしいと思えるお弁当づくり、がコンセプト。だからおかず1品弁当とか、夜の酒の肴にもなりそうなおかずとか、匂いが気になりそうな異国の味とか(会議室か公園で食べて、と書いてある)、実用的なとこがツボ!なんてことないパスタランチに1000円払うこともない!なんて、そうだそうだと机を叩きそうになった。

 

何品か作ってみたが、「豚ひき肉となすのピリ辛炒め」なんか、夜にビール片手に食べ過ぎないよう気を付けるのが大変だった。とうがらしが利いてるけど、とがったお店の味とは違う、な~んか家ならではのホッとする美味しさ。よくよく文章を読んでみると「ミンチの旨みをナスに吸わせて」というようなことが書いてあって、だから水を50cc入れたのか~と納得&感心。最初、お肉少なめだなーとか、なぜ水を入れる?と思っていたのだ。あくまでも「肉の旨み汁を吸ったナス」が主役なのね!とまたついビールをプシュッと開ける夜。

 

ゴマ油とナンプラーで炒める「ナンプラーピーマン」も旨い上に、いやおうなしにタイの屋台や喧騒を思い出し、なんだかいい気分に。そう、最近人から悪いものをもらってしまい(油断してたから対処がよくなかった)、ちょっと凹んでたのね。それが「このレシピ、作ってみたい」「めっちゃ旨いやん!」と思っている間にじわじわ回復。できあいのものそのままではない、温かい料理って心にとって本当に大切だ、と改めて実感したのでした。

 

偏愛する玉子のレシピなど、調理エッセイとしても面白いです。食べ物が大好きで、尊敬してて、その良さを今の自分の生活(多分忙しい編集)のなかで最大限に生かそうとする姿勢。こりゃ敬礼ものです。

 

coco

台風とともに随分涼しくなってきた。

街の女子たちは上は白い服で靴はサンダルながら、葡萄や栗を連想させる色の幅広パンツやふわっとスカートを合わせた人が多い。

 

懐石料理では季節の「走り・旬・名残」を絶妙に組み合わせるそうで、その話を聞いた時、自分が夏に対していかに「走り」を大切にし(4月の桜が終わってしばらくしてから)、「旬」を思い切りやり(やり過ぎてもかまわないルール)、「名残」を引きずるか(11月の寒さがガマンできなくなるまで)がわかって面白かった。なんなら冬にだって「ちょっと思い出したいコ―デ」をやっちゃうぐらい。

 

おしゃれに見えるのはきっと「走り」が早く長い人だろう。でも夏の「名残」をしっかり楽しみたいから、晴れた暑い日は夏コーデで、曇りや雨の日はちょい秋を足してみるとか?ちなみに今日は曇りだったから、グレーのTシャツに、緑系水彩柄のフレアスカート。多分他の人には全くわかんないだろうけど、私的はグレーのTシャツの袖&色が秋の「走り」でございます。


coco

伊丹市美術館に岡崎京子展を見に行った。

 

 

正直いって、惹かれながらも苦手だった。良くも悪くも田舎の天然少女だった私には、ただのオシャレなアンニュイでは済まない、欲望や絶望がきっちり描かれた残酷さが受け止められず、もてあますしかなかった。でも実際その「本物過ぎる刹那」に惹かれてもいた。とりあえず、行っておこうと。

 

 

そして、行って良かったです。まず、いとうせいこうさんと話している彼女のビデオが良かった。小さな顔に太まゆ、ぽってりとはみ出しそうな赤い口紅。まるで彼女の漫画から出てきたみたいな風貌。饒舌だったが、決して破滅的な人ではなく、感覚的に普通の、人間力が高くてモテる、下町のチャキチャキ娘って感じ。そして、フキダシの切り貼りした小さな小さなコメント、手描きや修正の跡など、細かい手作業がありありとわかる原画や、オリジナルストーリーオンリーの膨大な冊数を見ると、あれは破滅的な人間にこなせる質と量じゃない。作品と人となりは全く一緒ではないと知り、改めて作品を一連で読みたくなった。仲の良い漫画家の方のコメントでいちばん好きな作品とあった「アラスカハワイ」、かわいい恋人たちのちょっとほのぼのした初期の漫画の原画が見られたのも良かった。

 

 

私がいうまでもなく、岡崎京子さんは8090年代のTOKYOを描き切った、あの時代の象徴、アイコンともいうべき方。だからこそ、彼女がもし今も制作が続けていたら、今のパソコン・ケータイ・ネット社会をどう描いただろう。きっと驚くほどの深さで描いたに違いない。それができぬ今も、生きているだけで生の深淵を関わった周りの者たちに見せてくれている。彼女が目で操作するパソコンで書いた大阪会場用の言葉、そして展覧会の図録の最後に記されていた弟さんの率直な言葉からも、そう感じずにはいられなかった。

 

2016911日(日)まで。今週はあやかって、太まゆ&真っ赤口紅で過ごそう…!

 

coco