月曜日、卒業式がありました。
32人全員がそろって卒業しました。
思えばここまでの道のりは険しく、
山あり、谷あり、砂漠あり。
嵐に見舞われたかと思うと、晴天の日もあったり・・・。
とにかく
個性あふれるタレントぞろいのクラスで
さまざまなことがありました。
はたして、集団としてまとまる日は来るのか?
・・・と不安だらけの1学期。
全員が目標に向かってがんばった運動会。
個性派集団の力がひとつにまとまってきた2学期。
卒業に向けて、みんなの思いを伝え合おう
・・・と、ポジティブな空気で包まれた3学期。
ふりかえってみると、最後の最後になって、
やっとみんなのベクトルがそろいました。
3月に入ってからの2週間は、
子どもたちみんながキラキラしていて、
笑顔がいっぱいのステキな時間を過ごすことができました。
1年のうちの95%は目が回るほど大変で、
心が折れそうなことが山ほどありました。
だけど、最後の5%は、
それまでのことを忘れさせてくれるくらい、
子どもたちからのギフトがたくさん届きました。
卒業式の練習は、
一度も叱ることがありませんでした。
教室では、
マイナス発言やトラブルもなくなっていました。
ドッジボールでは、
1時間ずっと笑って見ていられました。
「この時間は僕たちで話し合っとくので、先生は職員室でビールでも飲んどいてください。」
(↑飲めるかー!!)
・・・と、教室を追い出され、ほんとに1時間子どもたちだけで話し合うこともできたようです。(初めてです。)
「小学校最後の年がこのクラスでよかったわ。」
と、耳元でそっと伝えてくれる子がいました。
クラスの目標は、
『やさしく元気でポジティブなクラスにしよう!』
最後の最後で目標達成です!!
最後のあいさつを終え、教室を出るときに、
「ちょっと待ってください!」
「私たちから歌を送ります。」
と歌のプレゼント。
教室の後ろにみんなが並んで
『キセキ』をアカペラで歌ってくれました。
(いつ練習してたん?)
この子たちと歩んできた『軌跡』をふりかえり、
この子たちと巡り合えた『奇跡』に感謝しながら
私もいっしょに口ずさんでいました。
ほんと、やさしいクラスに成長しました。
みんな、卒業おめでとう!
そして、ステキな1年をありがとう!!
『明日、今日よりも笑顔になれる』
中学校に行っても、
そんな毎日になりますように。
この子たちの活躍を楽しみにしています。
ずっと応援していますよ。
みんな、がんばれー!!