副業の方のミッションが終了した後、はじめて迎えた週末は、だらだら土曜日を過ごしました。晩ごはんのときに家族が「お母さんめちゃくちゃ楽しそう」と口をそろえて言ってきた。自分でもたくさん笑っていることに気がついて、この7ヶ月の生活は本当に過酷なものだったのだなあとしみじみ。
きれいごとを言えば「責任を全うしたい。迷惑をかけたくない。」ということだったんだけれど、そのために犠牲にしたものは大きかったと思う。自分の体も。倒れたりすることなく無事乗り越えることができたのは本当にありがたかった。
アメリカでは、1日の通勤に往復90分以上要している人をスーパーコミューターと呼ぶそうですが、私も毎日長距離通勤をしています。
3月に入ったばかりのころ、「運転するのも危ないぐらい疲れがたまっている」という状態がありました。休めばいいんだけど、休むことで周りにかかる迷惑を考えると、自分が仕事をした方が良いという感じで(→この精神状態がもう色々悲しい)。
だけどやっぱりこのままじゃ壊れるというときに採用したのが、ワーケーション。職場の近くにホテルを取って、そこから通勤しました。
これは本当にやって良かった。仕事が終わって好きな食べ物をテイクアウトし、ホテルの部屋でYouTubeを見ながら立て膝で晩ごはん。ホテルの部屋って、日々の色々な責任から自分を開放してくれるマジックみたいなものがあると思う。眠りもすごく深くて、朝はスッキリ。
生活感のない空間
すごく良かったので、今後も時々自分の暮らしの中に取り入れよう、と思いました。学校の色々なイベントで帰りが遅くなることがたまにあるのですが、そういう時は特に積極的に利用したいと思います。
子供の成長
我が家では、冷蔵庫に子供の身長をものさしで測って、マジックで日付を書いて、記録しているのですが、ついに息子が冷蔵庫よりも大きくなっていました。先日息子は年に1度の健康診断で病院へ行ったけれど(スティーブンが連れていった)、成長期のちょっと深い話なんかもあったそう。
私がホテルでのワーケーションから帰った次の日は、
「夜にぎゅっとしてくれるママがいなくて、一晩中泣いてた」そう。
「さすがに一晩中は泣いてないでしょう。」と言ったら、苦笑いしていたけれど。
お手伝いリストも、前は何度も私とスティーブンが声掛けをして、やっとしぶしぶやる、みたいな感じだったけれど、昨日は「僕は掃除機かけるのがうまい」と自慢げに言いながらはりきって掃除機をかけていて、顎が落ちそうになった。
子供になにかやってもらえることが嬉しいって、親がそこに喜びを求めちゃいけないというのは百も承知だけれど、やっぱり嬉しかった。ありがとう。
高校生活満喫中の長女はそろそろ進路のことを真剣に考えているみたいです。
今、シニアの生徒さんたちには大学の合格発表が続々届いているようで、自分の希望が叶った人はいいけれど、そうじゃない人はすごくつらいと思う。自分が高校で仕事をしてみてつくづく思うのはGPA(成績評価)や、その他の課外活動もかなりインフレーション気味、とうこと。みんな本当にがんばっているというか、がんばりすぎている、という気がします。今のアメリカでは、希望の大学に入る、ってそういうことだから仕方がないんだけれど。
娘は自分で決めて、自らそこに立ち向かっていこうとしていて、本当にえらいなあと思う。だけど、がんばりすぎてburn outしませんように、と願いながら静かに応援中。
積極的なサポートもできることは何でもしたいけれど(金銭面的なことがメインになるよね)、休んだり手抜きしたりすることも、背中で見せたいな、と思った。