Trader Joe'sへ買い物へ行くと、持ち込みのエコバッグは店内で使えないので(パンデミック中の店側の衛生対策)、お店の方がレジに通した商品をすべてショッピングカートに戻してくださる。

 

お店の外に長テーブルが置いてあり、そこで持参したエコバックに買ったものを詰めるのだけれど、今日はその作業をしながら背中に受ける太陽の光を「暑いなあ」と思った。それと同時に、コロナになってから、この作業を一週間に一度、ずっとやってきたのだな、とちょっとしみじみ。太陽の差し具合とか、気温とか、その季節の匂いなどで、ふっと感覚が戻ることがあります。

 

買い出しは一週間に一度決まった日にする。揃わないものは、同じショッピングセンター内の別のスーパーまで足を運んで、買い出しを終えて帰宅すると、息子がリビングでオンライン授業を受けている、というパターン(今も継続中)。息子の先生が授業をしている声をBGMに、買い物した物を整理します。

 

授業と仕事の合間をぬって、私と娘は毎日30分散歩へ。息子とスティーブンも時間を見つけて毎日30分散歩。そして日が沈んでからスティーブンと私だけだったり、息子と3人だったりもう一回散歩。娘とは、毎日歩いている時に色々なことを話すのですが、コロナがなかったらきっと出来ていなかったことだろうなあ。

 

お昼ご飯は子供達が自分で用意したり、私が用意したり。私は残り物など「よくわからないもの」を食べ、スティーブンは自分で作るこだわりの野菜オムレツ。スティーブン。ほぼ毎日お昼はそれで良いのだそう。

 

習い事も全てストップしているので、自由時間も多い。

 

夕飯を食べておしゃべりをして、読書やゲームをしたり映画を見たり、絵を描いたり。喧嘩もしたり。

 

 

近くのトレイル(自然歩道)は、今一番綺麗な季節なので、積極的に出かけるようにしています。こんなに綺麗な緑の丘も夏までにすっかり干からびてしまうのだけど。

 

 

 

今日は歩いているときにしみじみと娘が言った。自粛生活が始まった頃のことを最近思い出してノスタルジックになってしまうと。きっと彼女も暖かくなった気候とか春の匂いで1年前のことを思い出しているんじゃないかな。

 

「ダルゴナコーヒーを毎日作ったり、ご飯をパティオでゆっくり食べたり、映画とかテレビを見たり、ずーっと家にいたけれどオンラン授業はまだあの頃は適当だったから、勉強もあんまりしなくて結構楽しかったな。あの時の私には、ゆっくりとした時間が必要だった気がするんだよね。」

 

だって。

 

確かに。色々なことがストップしてしまったけれど、そこで得たもの、気づいたことは本当に多かったし、大きかったよね。