あああ。リラックスした気分でニュースが見れるってこんなんだったなあ。
トラじいをサポートしている人たちにとっては、きっと全く違う気持ちでこの日を迎えているんだろうな…と自分が4年前にどんな気持ちでこの就任式を見ていたかをはっきりと思い出します。
ざわざわする気持ちがないって言うだけでこんなに清々しいのね。
ニュースに出てくるホワイトハウスのスポークスマンを見ても気持ちがざわつかない。あの浜崎あゆみ似のスポークスマンを見るたびに気持ちがざわざわしていた日々が終わったんだ。
政権とは直接関係はないけれど、この4年は私にとってかなり苦しかった4年でもあったので(私生活で「心が折れる」ということがあったりで)、節目として新しい時代が始まるということをとても感慨深く思っています。
選挙前にAOC(オカシオ=コルテス氏)がバイデンをサポートすると宣言した上で「でも例え民主党が勝っても‘there’s no going back to brunch’ 」と言っていた通り、これで安心、めでたしめでたしでは決してないけれど(問題は山積み)、ないけれど…だけどやっぱり個人的には心持ちが全然違う。
私が今日の就任式で私が一番偉いな、というか「ああ、立派だな」と思ったのは、
そう。ペンス副大統領。
私のペンス副大統領にに対する味方が変わったのは1月6日、議事堂襲撃事件の日でした。
あの日大統領の最終的な結果を確認する上下両院の合同会議の議長を努めていたペンス副大統領。
トラじいのサポーターからは、「バイデン勝利を認めないように」というトランプ大統領の要求を拒否したペンス氏を裏切り者と非難、「ペンスはどこだ」「ペンスを吊るせ」と標的にされながらも、議長としてあの場に立っていたペンス副大統領。
そしてあのショッキングな襲撃事件。
その日は詳しいニュースは入ってこなかったけれど、あの日、ペンス副大統領がこれまで伝えられていた以上に生命の危険にさらされていたという生々しい事実がわかった。そんなことがあってもあの日議事堂内に残り、暴動鎮圧後は仕切り直しで再開した会議を、深夜の午前3時過ぎまで毅然とした態度で議長としてリードし切った責任感に感心したよ。
そして今日も最後まできちんと就任式にも出席し、新しい副大統領にきちんと目を見ながら挨拶をして、あの場を堂々と去っていく姿は本当にお見事でした。
トラじいも今朝は「お別れの言葉」の中でペンス副大統領に感謝の気持ちを述べていたよね(それにしても最後の最後まで、とってもトラじいらしい去り方だったな)。
最後に今日の就任式でじわっと来たこと。
就任式の中で一番輝いていたのはこの方(グーグル検索でも一気に上昇中)、ロサンゼルス生まれの23歳、詩人のアマンダ・ゴーマンさん。アメリカに結束を呼びかけた、とっても希望に満ちた詩「The Hill We Climb(私たちが登る丘)」を朗読する姿は堂々としていて素晴らしかったです。太陽の光の影響もあってか神がかって見えました。
でもじわっときたのは、その光景じゃなくてその後ろ。
その後ろにいるのは重鎮の皆さんなのですが、共和党のミッチ・マコーネル上院議員(元多数党院内総務、ここからは民主党のチャック・シューマー上院議員がリーダーになります)の隣にいる奥様のイーレン・チャオ氏。台湾で生まれた方なのですが(ブッシュ政権の労働長官・トランプ政権の運輸長官も務めた人)、手で日陰を作っているところに思わず目がいってしまった。超ステレオタイプだけど、アジアンウーマンって感じ。紫外線はなるべくブロック。私もそうする。
あれ?大事な日の記念ブログだったんだけど、最後がこんな…まあいいか。
写真は色々なところからお借りしました。