ジブリスタジオ映画際(Studio Ghibli Fest)へ家族で参加しました。

 

今日はジブリの中で私が一番好きな映画「風の谷のナウシカ」が放映される日だったので、平日でしたが前売り券を買って楽しみにしていました(特に私が)。

 

https://www.fathomevents.com/series/studio-ghibli-fest

 

1984年の映画(原作の漫画がリリースされたのはは1982年だそう)。今までもう10回以上は見ている映画だけれど、今回久しぶりに見て「これはなかなかすごい作品だな」と改めて思った。


自然と人間との深いつながりだったり(環境問題)、女性がリーダーシップを取ることとか(フェミニズム)、資源を巡る民族間の争いなど(戦争)、色々なテーマが盛り込まれている。

 

環境問題に関しては、私が小さい頃にこの映画を見たときにはあまりピンとこなかった気がするけれど、この30年間で確実に深刻化しているし。

 

(環境問題を語ることは、ますます政治的になってきている今日このごろ。驚くほどに。環境問題に取り組むことが短期的には経済展の妨げになり得るので、「地球温暖化なんてない」と言いたくなる気持ちもわからなくはないけれど、長期的な目で見ると環境が深刻に悪化した状況で、持続的な経済発展は難しい。水とかきれいな空気とか、人間が「無料で受け取れてあたりまえ」と思っていたことが、ここれからはそういうわけにはいかなくなる…とうか、もうすでにそういう時代に突入しているよね。経済が資源の状況に依存している以上、地球温暖化や環境破壊は経済活動を大きく制限する要因になるだろうし。それこそ資源争いも悪化するだろう。)

 

 

映画を見終わった後で家族であれこれ話しをしたときに、幼いころの私にはあまりピンとこなかったこの映画の色々なテーマを、子供達がしっかりと理解していることに驚いたし感心した。YouTubeとか見たりしてぼやっと暮らしているように見えるけれど、父親が仕事柄そういう話をたくさんしたり(パッションと仕事の境目がない問題も、表裏一体)、読書が好きだったり、ニュースを見聞きするのも好きなので、物事を色々な角度から見る訓練はかなりできているんじゃないかな。

 

こうやって私が幼い時に好きだった映画を子供が見て色々考えてくれるのもすごく嬉しい一方で、YouTubeで今かなりホットなゴシップになっているらしいジェームズ・チャールズの話を娘が「ねえねえ」と言って教えてくるのを聞くのもこれまた楽しい。この話題、ゴシップと言ってしまえばそれまでだけど、色々なクエスチョンを若者に投げかけていると思う。

 

ありとあらゆる情報があふれるこの時代に、色々な目線で物事を捉えられる、自分で考えられるって、すごく大事なスキルだし、そういうスキル、どんどん磨いてもらいたい。