ブログに書いたことはありませんでしたが

 

私の家の近所に小児がんと闘う女の子がいます。Bちゃん。

 

彼女のお兄ちゃんは私の娘と同じクラス。そしてBちゃんは私の息子と同じ学年です(小学1年生)。

 

Bちゃんが今日、病院から自宅に帰ってきました。しかもキャンサーサバイバーの鐘を鳴らして。

 

Bちゃんは、3歳のときに白血病とわかり、そこから小さい体で色々な治療法と戦い続けてきました。

 

途中で学校に通えるぐらい元気になった時期もあったけれど、再発し入院。免疫がなく、色々な病気にもかかってしまいました。入退院を何度も何度も繰り返し、この度やっと骨髄移植を受けることができ、それが無事成功し、今日やっと退院できたのです。

 

一旦入院となると、両親は病院を毎日行ったり来たりなので、私達家族はお兄ちゃんのベビーシッターをしたり、学校の送り迎えなどもさせてもらっています。ほんの少しだけでも、Bちゃんの回復を願うチームBの一員として何かできることがあるのは光栄なことです。

 

Bちゃんのお兄ちゃんと私の娘は、「お掃除チーム」を立ち上げて日曜日の午後、時間があるときだけですが近所のパブリックスペースのごみ拾いをする活動をしています。それはお兄ちゃんのアイディアでした。自分の妹のことだけでも本当に大変なのに、こうやって地域にも目を向けて何かしようって思って行動に移すのは本当にえらい。きっとそれって、自分が苦しい経験をしているからこそ、自分のことだけじゃなくて、周りにも目が向くやさしさが生まれるっていうことの証なのかもしれないです。もしかしたら、これが彼なりのお祈りなのかもしれないな、とも思います。

 

BちゃんとBちゃんの家族をそばで見ていると

 

人間の生命力や勇気、それを支える家族の強さ、そして愛情がものすごくて、私は彼らから勇気をもらっている、なんて軽々しく言えないほどに、何か大きなものをいつも感じさせてもらっています。

 

Bちゃんのお母さんが、今日病室から出てきたBちゃんが自分の足でしっかりと歩いてキャンサーサバイバーの鐘のところまで歩いて行き、その鐘を鳴らす映像をFacebookにあげていました。

 

その映像をスティーブンがテレビにつないでくれて、私達も家族みんなで一緒に見たその時のこと、言葉では表現できない。

 

BちゃんとBちゃんの家族の戦いは、もちろんまだ終わっていないけれど、彼らが今日、同じ屋根の下でみんな一緒に眠れていることを思うと、本当に心から嬉しいです。