以前から、Podcastをよく聴いていると書いてますが。
(Spotifyで聴いています)
いくつかフォローをしてお気に入りの番組があります。
朝の家事の時、仕事の移動の車中で聴くことが多いです。
目的は、色んな人の色んな考え方を知りたいという好奇心を満たすためです。
新しい番組を聴くきっかけは、お気に入りの番組のゲストから、派生していくこともありますし、気になることがある時は、単純に検索ワードを入れて、話題を探して様々な立場の人が、自分の気になるワードについて話すのを聴いています。
あとは、番組フォローをすると、それに関するジャンルや好みを判断しておすすめを表示してくれます。
先日、おすすめに挙がってきた番組を聴いてみることにしました。
当たりでした!
(試しに聴いてみて、う~ん、ちょっと違うなという場合も結構あります)
片手間で耳が空いているからと聴き始めたのですが、メモを取りたくて、家事の手を止めるとか(笑)
もしくは、早く家事をやっつけてもう一回巻き戻して聴くとか。
ハマったのはこちら↓「考えすぎフラグメンツ」
語る人が何者だとか、そのような情報なしで聴き始めましたが、#01での自己紹介でへーーなるほどーと。
良く知っている会社でした。「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムでした。
クラシコムの青木耕平さんと、もうひと方は知らなかったのですが、多様な分野の編集を手掛ける株式会社ツドイの今井雄紀さんのふたりです。ふたりとも経営者。
そして「考えすぎ」という言葉にも反応しました。
いい!とてもいい!好き!
前置き長すぎましたが、この番組の#01「令和のマネジメントの最適解って?」で語られた内容の一部。
#01だけでも、どれも興味深い話ばかりでしたが、私が衝撃を受けたことがありました。
その話題は………「ちゃんみな」
「ちゃんみな」です。
彼女について深く知ることを避けて来ました。
名前も知ってたし、知らないうちに曲もネットやTVで耳にしてたし、紅白も見ました。
しかし、あの風貌とパフォーマンスに、自分とは遠い存在で、興味がわかなかったです。
勝手に自分の中で「あっち系」の人ね、と分類していました。
「あっち系」ってなんだ??と自分でもツッコミたくなるところですが。
「巨勢を張る」「舐められないようにする」とか、「カッコよさとは」「セクシーとは」とか、「ビッグになる」「成功する」とか、そういったことに対して、「ありのまま」(よくよく考えたら、それも人それぞれ)ではダメなのか、無理してないか?と思っていました。
なので、ちゃんみなプロデュースのオーディション番組「No No Girls」も一切見たことがありませんでした。
そんな私に、「ちゃんみな」に興味を持たせたのが、「考えすぎフラグメンツ」#01です。
青木さんと今井さんが、オーディション参加者とちゃんみなのコミュニケーションについて話す内容に、耳が釘付けになりました。#01タイトルにあるように「令和の~」と謳っているあたり、青木さんと今井さんは会社経営と令和世代とのコミュニケーションなどを考える上での「ちゃんみな」を語っていたのですが。
私は最近特に、人とのコミュニケーションや、教える側に立った人の在り方について考えたりして、モヤモヤしたりしていました。
考えが、古い新しいという括りではなく、今までこういうものだと当たり前だと思っていたことに対して、それってほんとうかな?と思うことがしばしばありました。
職人や何かのプロフェッショナルを目指すためや、何かを成し遂げるためには、本人の弛まぬ努力と指導者からの叱責にも耐える根性がセットになるもの、と今まで思ってきました。
きついこと、つまり否定的なことを現在の状態の評価として浴びせられる場面は必要不可欠で、それが指導者の熱心さでもあると言われたり、たとえそれが理不尽だと感じる指導であっても、それを従順に受け入れる力が無いとダメだという考え方をベースに、私自身も頑張っていたように思います。
しかし、指導する側になった時に、自分の体に染みついたものがついつい顔を出すのと、頭で「それ、ほんとうかな?」と思う思考が入り交じります。
TV番組で昔「ラーメン道」などといった企画で、頑固おやじの店主から、弟子がのれん分けをしてもらうために、罵声を浴びたり、時には一切何も指導されない状況て修行する様子を見て、私は、なんだこれ?(理不尽だ)と思ったり、厳しい世界だなと思ったり、多分誰もがそういった気持ちの動きを感じて、視聴率にも繋がっていたのかもしれません。
最近でも「令和の虎」など。融資を受けたい人がプレゼンをした人に対して「考えが甘い」と必要以上に罵ったり。番組の演出上のこともあるのでしょうが。
話は「ちゃんみな」に戻ります。ちゃんみなプロデューサーのオーディション番組も、それ系の番組だと勝手に思っていました。
しかし、#01を聴いて、「ちゃんみな」に興味を持った私は、いくつかオーディション番組の動画を漁りました。
ショート動画でよく取り上げられている2つの動画。(興味なかった私でも目にしたくらい出回っていました)
これ以外にも、結構な本数見ました。
指導者の解像度の高さと、けっしてオーディション参加者を貶(けな)さず、ただただ、参加者の持っている才能を開かせ、質を高める為の指導力。
参加者は、甘くはない指導に緊張はしているけれど、決して指導者をおびえてはいない。
そして、怖いからという理由は無しに、自ら得たい能力の為に、努力をし、悩み、緊張する。
これが、「学び」の本当の姿なんじゃないかなと思いました。
上記の「きついこと、つまり否定的なことを現在の状態の評価として浴びせられる場面は必要不可欠で、それが指導者の熱心さでもあると言われたり、たとえそれが理不尽だと感じる指導であっても、それを従順に受け入れる力が無いとダメだという考え方」は一切無くて、きついこと、否定的なことは、配慮を持ってズバリ指摘する。そして、それを改良する手立てを解像度高く身をもって伝えるという「安心」。
きちんと事実と感情を整理していて、番組内では理不尽というものが見当たりませんでした。
音楽の傾向として、挑発的だったり、セクシーだったりといった表現に、私の住む世界とのギャップを感じ、一見、遠い世界の興味のない話として避けていたことに大後悔。
沢山見た動画の中で、ちゃんみなは、誠心誠意、参加者の人生に向き合い、またプロフェッショナルの世界の厳しさも丁寧にごまかさず、言葉にして解いていました。自分の努力も成功も「自慢」ではなく、経験として語る姿勢にも感銘しました。
常々私が思っているのは、働く場や社会、本当に大切なのは「安心」です。
声の大きな者や指導者が、片手に恐怖を掲げながら、目標達成を促したり、追い込んだりするのはもってのほか。
まだ見ぬ、失敗をちらつかせて、罵るなんて意味がない。
どんなに厳しい(質を高めるのが難しい)世界であっても、それを学ぶ時に、人の感情の駆け引きをしてはいけない。
追究したいことを聞ける「安心」、努力してきたことを表現する「安心」、その環境が生む生産物はとてつもなく大きいと思います。
指導者と学ぶ者のような立場でなくても、人が集うコミュニティでは、その「安心」がどれだけ大切か。自分らしさは、その環境でこそ躊躇なく出てくるものだと思います。
で、そこで、「考えすぎフラグメンツ」に戻ってきます。
青木さん、今井さんは自分たちの会社でもそれを実現しようと思っています。
経営者としての自らを振り返るために、自己チェックをしている様子もありました。
高い精神性を大切にしている姿勢に、嬉しくなりました。
そういう会社があるんだ。
試行錯誤中、実現の途中であったとしても、そこを「理想だね」で片づけない、向かう姿勢に力をもらった気がします。
番組でも言っていた、指導者や会社の上に立つ者に大切なこと。
「枢要徳」
ちゃんみなは、それらを備えているから、すごいんだとも言っています。
「枢要徳」はプラトンが体系化したそうです。
枢要徳とは(四枢要徳ともいう)「智・勇・節・義」
1.知慮・思慮・知恵…何が正しいかを見極め、善を実行するための知識。
2.勇気…困難な恐怖に直面しても、理性に即して善を貫く力。
3.節制…快楽や情念を制御し、適切なバランスを保つ自制心。
4.正義…神と人にたいして、それぞれにふさわしいものを与える恒常的な意志。
憧れたり、心の師匠と思ったり、そういう人は枢要徳を備えている人だと。
そして、好意と敬意の両方を持っているのが「チャーミング」な人であることだと。(これは#02の内容)
威厳だけの人には、誰もついてこない。
威厳を盾に闘おうとしている人は、周りの人にその弱さを見抜かれている。
これらの話を聴いていて、すごく嬉しかったのは、私の人生で「チャーミング」な人に出会えたこと。
それに気付けるように、「枢要徳」を体系立ててくれたプラトンに感謝。
私が素敵だと思う人たちのチェックに、枢要徳は当てはまりました。
あーー新しい世界って食わず嫌いじゃなく、ちょっと興味もってみるもんだな。
青木さん、今井さんありがとう。
おまけ
興奮して色々長文になりましたが、ふと疑問が。
そもそも、なんでプラトンは体系化したの?
Chat GPTに訊ねてみました。わかりやすかった!!(笑)
プラトンが体系化したといわれている、枢要徳は、そもそもどうして体系化しようとしたのかを、小学生中学年にもわかるように説明してください
(あ、これ、私の知能でわかるレベルで知りたかった(笑)小学高学年でもないんかい!)
いい質問ですね。では、小学生にもわかるようにやさしく説明しますね。
むかし、プラトンという人がいました。
プラトンは、
「人がよく生きるって、どういうことだろう?」
と、ずっと考えていた人です。
■ どうして「まとめた」の?
プラトンは気づきました。
人によって「いいこと」の考えがバラバラだと、
けんかや混乱が起きてしまう
たとえば…
- ある人は「強い人がえらい!」
- ある人は「お金がある人がえらい!」
- ある人は「やさしい人がえらい!」
こんなふうにバラバラだと、
「じゃあ何が本当に大事なの?」って迷ってしまいますよね。
■ そこでプラトンは考えた
「みんなが気持ちよく生きるために、
大事なことを整理してみよう!」
そして、
人として大切な力を4つにまとめました。
これが「枢要徳(すうようとく)」です。
■ 4つの大事な力
プラトンはこう考えました:
- 知恵(ちえ)
→ よく考えて、正しく判断する力
- 勇気(ゆうき)
→ こわくても、正しいことをやる力
- 節度(せつど)
→ やりすぎないで、自分をコントロールする力
- 正義(せいぎ)
→ みんながうまくいくようにすること
■ まとめると
プラトンが体系化した理由は、
👉
「みんなが迷わず、よく生きられるように、
大事なことをわかりやすく整理したかったから」
です。
■ たとえ話
これはちょうど、
- 運動がうまくなるコツをまとめる
- 勉強のやり方を整理する
みたいなものです。
バラバラより、
「これが大事!」とまとまっていた方が
わかりやすいですよね。
わかった!チャッピーありがとう!