昨日は趣味で習っているジャズの本番でした。
先生の事務所兼レッスン室のある建物(温泉施設)に、ちょうど良いステージスペースがあり、そこでのコンサート。
先生が主催して、ジャンル問わず、出演エントリーすれば参加できます。
今回は、オカリナ、鼻笛、私たちジャズの教室の生徒たち、ギター&ボーカルの4グループでした。
お客さんも、出演者が知り合いを誘い合っての和気あいあいとした会場。途中で鳴り物も手渡され、手拍子や鳴り物で参加。
私たちジャズの教室の生徒は、今回4人が参加しました。それぞれソロの曲、最後にアンサンブルでした。
私は今回「shiny stockings」を歌いました。
歌詞の内容は、
あんたと会う(デートの)時は、キラキラのシルクのストッキングを身につけて行くんさ
あんたがええやんってゆーてくれたからやで
一緒にダンスしてたら、恋人どうしに見えるやろか
はぁ?あんた、よそ見せんといて
あっちから若い娘来たわ
ピッチピチの若い娘やし
え?あんたもしかして心変わりしてしもて
私のことなんか見てへんな
あー知らんかったー
気づかんかったー
ええわ!
もう新しい人(男)探すわ!
私のこと、ええやんってゆーてくれる新しい人探すからな!
身近にイメージするために関西弁で
心変わりされてしまって、凹むけれど、じめじめはしていなくて、はい!もう次行こ!次!という、カラッとした雰囲気だそうで。
(先生曰く、叶姉妹の持つような「なにも入らないパーティバッグ」
をクルクルぶり回して次行こ!って感じだそう)
でも、出てくるのは、シルクのストッキングだし、アイテム的には少々色気も必要。
大抵、ジャズの曲、色気必要
毎回どんな曲を歌っても、先生から
「えだまめさん、よそ事ですねー」
と言われます。
そんなん、恋の駆け引きなんてせんし、ダンスパーティなんて行かんし、知らんしーと嘆きながら。
あんた、役者は、殺人しやんと殺人鬼の役は出来やんのか?とお決まりの自分突っ込み。
そして、私、役者ちゃうもん!突っ込み返し。
そして、そこを面白がってやれるようになる余裕を身に付けよ!それが趣味の追求なのだ!と。
一切言葉にして口に出すこと無く、自己完結するという行為を、もう何十周もしています
今回、同じ歌詞を2周歌ったのですが。
計画では、1回目は、表拍ノリで、素朴にちょっと訥々(とつとつ)と歌い、2回目はスピード感をもって流暢に、時に溜めたりしながら話すように、ちょいと音もずり上げやずり下げなんかもしちゃおう(唯一の色気を出す手段)と思っていました。
計画では、です。
1回目で客席の手拍子があり(先生が誘ってくれた?)、ノリながら、素朴に、楽しく。
2回目突入して、あれ?あれ?
歌いながら、変わらん、変えられん、雰囲気チェンジできず、1回目と何も変わらず、素朴で楽しく、健康優良児のように、ハキハキ、頑張りすぎた
あーん
出来んかった~。
シルクのキラキラストッキングが、お腹を冷やさないためのダサダサ毛糸のパンツな「おぼこさ」で終了。
理想には程遠かった。
でも、良いのです。
楽しかったし。
アンサンブルは、ジャクソン5の
「 I'll be there」
これは、歌詞の内容としては、男女の色恋というよりは、人間愛。
どんな時も、名前を呼んでくれたら、私はいつもあなたのそばに居るよ
っていうような。人生の支えになってくれそうないい歌詞。内容的には、役作りをしなくても、すんなりなじめる。
こちらは、三声に分かれて、部分的にソロもあり。ちょいと疲れたか、ピッチが下がりぎみだったのら、ラストのハーモニーで、何ん血迷ったか、和音コード内の音ではありましたが、今まで歌ったことの無い音を歌ってしまうということをヤラカシました。
でも、良いのです。
楽しかったし。
一番頑張ったのは、歌詞は譜面台に置きましたが、なるべく暗譜して、目線を上げること。おかげで、拙い歌にも客席で手拍子してくれてたり、お客さんの顔が見れて、楽しげなあたたかい雰囲気を味わうことが出来ました。
アンサンブルの曲を選曲してから、日数に余裕かわ無かった為に、先生が音源をパート物に用意してくださったり、譜面起こしもしてくださって、なんとか間に合わせることが出来ました。
それが無かったら絶対に間に合わんかった。大感謝です。
あと後片付けの時に、レッスン仲間の方が、
「今までのレッスンの中で一番良かったよ。持ち曲にしたらいーよー」と言ってくれました。
いやー色気が無くて頑張りすぎましたーと言ったら。「えだまめちゃんらしくて良かったよ」と。
嬉しかったなー。