今日は長く関わらせていただいている声楽の会の、一般のお客様を入れない、非公開のお楽しみ会コンサートでした。
コロナ前は夏に毎年コンサートをしていましたが、コロナをきっかけに体制が色々と変化して、今回、非公開で参加者プラスα(会のメンバーで今回参加していない方)のお楽しみコンサート(こちらも夏)の3回目でした。
今回はお二人の歌の伴奏をさせていただきました。いつもはなんだかんだハプニングがありながらも、ブログではなんとか「無事終了」とタイトルをつけて、振り返りをしているのですが。
今回は「有事終了」
リハーサルで、照明も調整していただいたのですが、なんとも譜面が見辛いというハプニング。
確かに1曲は譜めくりの都合で、楽譜を縮小したというのもありますが、急に縮小したわけではなく、日々の練習でも使用していました。
照明の具合と、理由のわからない見辛さ。
焦りました。
ピアノの譜面台も手前に引っ張り、体も近づけた為か、いつもと違う体勢に鍵盤感覚も微妙に変化して。
最近、老眼も出始め、ピントが合いづらくて、5月に眼鏡を新調したのですが。時々見え方が安定せず。
たまたま伴奏させていただいた、お二方、声帯のトラブルの為、お一人Aさんは思うような合わせのスケジュールが組めず。数日前に滑り込みで合わせ。もう一方Bさんは、数日前の合わせ時に喉に違和感を仰ってましたが、受診して声帯の腫れによるドクターストップ。今日当日も歌えるかどうか判断の難しいところでした。
伴奏ピアニストとして、何とでもなりますよ的な余裕を持ちたかったのですが、まだまだ器が小さい
見えづらさが相まって、ドキドキでした。
Aさんは、時折ヨボヨボになる私の伴奏につられること無く、予定どおり3曲を歌われました。
Bさんは、お仕事の関係で本番に駆けつける形で、リハ無しのぶっつけ本番。2曲を歌うか歌わないか、若しくは1曲にするか、コンディションをみながら直前まで迷われてました。
これも非公開の身内の本番だったので、やってみるかやらないか相当迷われていたと思います。
結局1曲だけ歌われました。
歌わなかった曲は、先日のレッスンで先生にかなり誉められていたので、会場で歌ってみたかったことと思います。
しかし、今日の私はその曲の楽譜が特に見辛く、全くちゃんと弾ける自信無し。歌を台無しにしかねない。
私から、その曲はやめておきましょうとも言えず、内心ハラハラびくびくでした。
結局、まだ見易い楽譜の1曲だけを歌って、もう1曲は断念。
ぜひ歌って欲しい曲でしたが、今日の私にとっては、その判断に胸を撫で下ろしました。
情けない。
しかし歌われた1曲は、声が会場に満ち、響きが豊かで、演奏しながら聞き惚れました。
1曲でもやれて良かった
伴奏の大先輩が、楽譜の見えづらさがやってくる厄介さを仰ってましたが、今日はそれを実感しました。
あー、この恐怖ったら相当ダメージでした。
今晩夢に見そう。いや、時々何回も見そうだ。
対策を練らないと。