4月16日に行われた日米首脳会談について


 日本は踏み絵を踏んだと。


日米首脳会談の思惑、会談直後にアメリカの上院にて可決が予定されているアメリカの対中政策2021の内容、つまり踏み絵の内容は?

抜粋

> バイデン政権が欲しかったのは、新疆ウイグル自治区でのウイグル族や香港の人権問題でも、そのための対中制裁措置でもなかった。

 どうしても日本に台湾問題について米国の危機感を共有してもらいたかったのだ。その「証文」が欲しかった。


 日本はその「証文」に判を押した。



> 上院外交委員会は中国に対応するための包括法案を4月24日に採択し、直ちに本会議に上程、可決・成立させる。


> 法案名は「2021年戦略的競争法案」


>民主、共和両党が超党派で提出する初の本格的な対中政策法案だ。


> 同法案は台湾については、こう指摘している。


>「台湾防衛は、

①台湾の人々を守り

②中国軍を対米防衛線である第1列島線内に抑止し

③日本の領土保全を防衛

④中国軍の広範囲にわたる軍事的野望を阻止し

⑤台湾の自由市場体制と民主的価値観を守る擁護者としての米国に対するクレディビリティ(信頼性)を堅持する

――といった目的にとって死活的に重要である」



> 台湾情勢が緊迫し、在日米軍が出動すれば、日本は何をするのか。日本も安全保障関連法に基づき、米軍の後方支援を行うことになる。

 日本が米軍に補給できる「重要影響事態」の要件は、日本の平和と安全に重要な影響を及ぼす状況だ。


> 一、インド太平洋戦略での米国のパートナーシップを強化するステップとして、日本が以下の分野での自主開発を促進させることをサポートする。

①長距離精密火力(LRPF)

②弾薬

③対空、対ミサイル防衛能力

④全領域での米軍とのインターオペラビリティ

⑤インテリジェンス・偵察・索敵能力


> 二、日米安全保障目的のために資する民間セクターによる新技術開発を促進させる「日米技術刷新基金」の創設。



抜粋終わり


これは案外に日本の憲法内でおさまる最大の範囲で配慮されています。

ただ④はすごいです。けど、アメリカが拡大戦線で日本の矛になってくれるのに変わりはありません。日本が拡大戦線での盾で支援基地になります。


①長距離精密火力(LRPF)= 自衛としての敵基地攻撃能力。いざとなったら転用可能。


②弾薬 = 補給は近いところから


③対空、対ミサイル防衛能力 = 中国の飽和攻撃から自分で生き残って機能を維持してちょ。


④全領域での米軍とのインターオペラビリティ = 全領域において米軍と互換性を持ち、総力で米軍を支援せよ。(有事においては作戦上米軍が日本の全てを掌握する、ってことかな?)


⑤インテリジェンス・偵察・索敵能力 = 日本も独自に使える頭を持ちなさい。



ここにサポートを受けられるならありがたい。




日米首脳会談を韓国人の視点で見ると...

ちょっと悔しいようです。
 


日米首脳会談共同声明文発表

核心事項

  1. 日米間で5G、人工知能、半導体、量子コンピューティング、バイオの協力深化

  2. 上記1のために、Competitiveness and Resilience partnership(略称CORE)締結

  3. 上記1のために、米国は25億ドル、日本は20億ドルを投資

  4. 東シナ海、南シナ海での現状維持と安定

  5. 台湾の平和と安定の重要性をアピール(台湾が日米首脳会議で言及されたのは1969年以来)

  6. 中国の脅威(経済的報復を含む)に対する反対

  7. 新疆ウイグルと香港における人権を強調

  8. 米国は核を含む全ての手段を動員して日米同盟の防衛公約を履行(核を明示的に言及)

  9. 日本の国防能力強化

  10. 日米間の気候変動に関する共同パートナーシップの締結及び人的交流のためのマンスフィールドプログラム拡大

  11. 北朝鮮問題は日米会談で処理

要約

  1. 日本は米国の未来産業パートナーの地位を獲得

  2. 日本は米国の核の傘を獲得

  3. 日本は独自の軍事力強化を獲得

  4. 北朝鮮問題で米国のパートナーとしての地位を獲得


米国が日本を積極的に後押しし始めた...


引用終わり



記事では日本がアメリカの支援を得たこと、韓国が失いそうなことのみにフォーカスしていますが、

実は韓国は失うものはあっても平和(?)を得ています。(本当に平和になれるかどうかはギモン)

それは韓国が望んだことです。

アメリカの「盾」、最前線基地で最前線の兵力、アメリカの都合で「戦場」にされる役割はまっぴらごめんだと拒否したのです。

実際、トランプさんが北朝鮮の核開発に対して近海域に航空母艦3隻を送り込んで圧力をかけたときも、韓国は必死でアメリカの作戦を拒否、阻止したんです。戦場になるのを拒否して阻止した。

韓半島の平和を構築するのだと。韓国はアメリカの意志に依らずに独自に平和外交をするのだと。

そしてその試みは成功しました。

アメリカに独自の意志を認めてもらったわけです。

アメリカの後ろ楯を失う代わりに...? 

まだ米韓同盟解除にまでは至っていませんので、双方がやや距離を置けたあたりでしょう。


 


> 中国軍機の度重なる挑発行動で台湾海峡の緊張が高まっているさなか、ウクライナ東部との国境地帯や同国南部のクリミア半島に、ロシアが大規模な軍部隊を集結させている。


「いちにのさんで、いっしょに侵攻しようね。」

と打ち合わせはたとえやっていなくても、以心伝心。地の利、人の和を揃えておいて、天の時が思わず合ってしまったら、ゴーサインでしょう。

中露が同時侵攻するなら、

北朝鮮だって、(もしか中東あたりだって)

やりたいならやれちゃうんじゃ? 

北朝鮮が、食料支援と抱き合わせの位置情報支援とミサイル誘導支援でそそのかされたら?



韓国は「自分でできる」って自信を持っています。

北朝鮮くらい、へのかっぱってね。

そう。通常兵器ならね。

で、北朝鮮は、それを重々分かった上で、一点豪華主義で核を見せびらかしてますからね。200発(?)のうちの1~2発使えば勝てる。

つまり第二次朝鮮戦争は、アメリカが核の傘を提供してくれるかどうかが戦う前から勝敗を分けます。

しかし現在、北朝鮮はアメリカに無傷で核のボタンは押させない準備中。

相互確証破壊の抑止力ができかけています。

足りないのはミサイルに搭載できる小型核弾頭と、ミサイルを誘導するための位置情報。

ただそれらが(中国かロシアから)提供されれば可能。位置情報は既に提供されている。

中国の立場なら、台湾で一発やる時にロシアと歩調を合わせるつもりならば、ついでに北朝鮮にもやらせて敵を二分三分したいと思うんじゃないかしら。

韓国の平和の意志に反してさ。

 


>兼原元副長官補は韓国に対し「民主主義国家でありながら60万人の兵力を保有した軍事大国」とし「日本としては "クアッド + α" に韓国を引き込まなければならない」と主張した。

>03.
韓国人
G7には反対するけど、弾除けには必要だとwww

>05. 韓国人
肉弾防御は日本1つで十分じゃない?
我々は北朝鮮を阻止することにも忙しい。
朝鮮戦争の時の日本のように軍需品はもう少し利潤をつけて日本に売ろう。

>07. 韓国人
何の戯言か!!!!
大韓民国の軍隊がアメリカ、日本の銃弾受けか!!

>09. 韓国人
倭寇と土着倭寇が朝鮮半島に戦場を作ろうとしている。


やっぱ当たり前にそう考えるようですね。


肉弾防衛で弾除けで戦場になる「証文」に日本は判を押した? 

それは不利かと言ったら、そうでもない。

日本を守る矛は変わらずアメリカだからです。


同盟というのは、ウィンウィンです。

9条で日本は守れず、

日本だけを守っても日本を守れないから、

国益を同じくする国と同盟を結んでギブアンドテイクをします。





オーストラリアの決断で締めくくります。

(記事は大紀元ですので、希望フィルターがかかっているとは思いますが。)



>豪シンクタンク「戦略政策研究所(ASPI)」の防衛・戦略および国家安全保障の研究主任であるマイケル・シューブリッジ(Michael Shoebridge)氏は「台湾海峡での紛争に直面した時、豪州は必ず米国と日本の側に立たなければならない。北京に対抗できる唯一の方法は、決して分裂しないことだ。もし我々が米日のようなパートナーをサポートしなければ、彼らも我々をサポートしてくれない」と指摘した。


米海軍基地のある港を中国に貸し出すほど中国に取り込まれていたはずのオーストラリアが急に目覚めた。

サイレント·インベンション、この1冊で。
 


「インベンションをする奴」が「インベーダー」なのね。(英国弱い)

日本も急激に目覚められるかしら。





締めくくると言っておいて追加。


え? 台湾有事は起きない? 
 



でも有事を起こさせないためには、

楽勝!!! 
ちょろいぜ!

の雰囲気を持たせないことが大事ですから。


手強いぞ·······

と思わせ常に躊躇させていなければなりません。


特にコロナに不正選挙にといいようにボコられてる欧米は、中国からは

楽勝した!! 圧勝した!!

と思われてることでしょう。アメリカとの覇権交代が早まった。

次は実質的に軍事でと。


弱り目だから力を振り絞って、手強くならなくてはなりません。

しかも戦場は遠く離れたアジア、台湾、日本と来た。恰好の場所。

ここで守っとかないと、欧米は、

国が終わり白人が終わり先進国が終わり法治が終わり近現代が終わり民主主義が終わりキリスト教文明が終わり、プライドが終わり僕らの正義が終わり自由な世界が終わる。

別の掟、彼らの正義が世界を支配する。しかもそいつはこっちに悪意と恨みを持っている。

おー、なんてディストピア!



備えあれば憂いなし。

備えなければ憂うことに。



軍靴の音は、平和論。

「平和とは力の均衡であり力の優位である論」。万全に備えようと。



別の平和論は韓国が唱えています。

「平和とは、道徳性の高いわたしからまず銃を下ろし近隣同胞に包容の腕を広げよう論」

しかし道徳性の高いわたしは諸悪(日本)を叩くべし、と彼らの中では矛盾していない。

9条よりも積極的です。さすがです。



どちらの平和論に賛成しますか?