早朝、お姑さんが散歩から帰ったドアの音で目が覚めました。
お姑さんは、ベランダのブラインドを開け、台所でなべを出し始め・・・
わたしは飛び起きました。
「なんだ?お前のだんなは早出か? 違うならゆっくりご飯のしたくをしなさい。」
といいながら、
「大根を千切りにしてあえなさい。」
(^^;)
時計を見たら、まだこんな時間・・・
お姑さん、4時頃から起きて散歩に出られたんだな・・・
先回寝坊してお姑さんを飢えさせてお叱りを受けた教訓その1
客観的事実(時計の時刻)よりも、主観的な事実(お姑さんの腹時計と気分)が、お姑さんにとっての真の真の真実である。
韓国式に言えば、「目上の人の事情に合わせて侍る嫁の姿勢」とでも言いましょうか。
目上が「天」を代表するわけですから、時計の時刻のような後から付け足したものは基準にならないのです。
昨日はお昼を食べ過ぎたとかで、夕食をちょっぴりしか召し上がらなかったので、きっとお腹がすいて早くに目が覚めたのだと予想して聞いてみたら・・・やっぱりそうでした。
お腹がいっぱいになった後は、上機嫌でテレビの桜祭りの様子を大声で解説していました。
きょうはチェデロ(上手に)侍ることができた・・・ほっ・・・
お叱りを受けたときの教訓その2
目上が威厳と品位を保とうとする場合、目下が侍ってくれるのを待つばかりである?
先回怒りの最中のお姑さんのセリフ
「私一人なら、好きなときにご飯を食べるのに・・・!」
「??????」
ということは、嫁を持つ目上の姑の立場では、嫁がお膳を用意してくれない限りは威厳と品位をもって食べることができない、と言う意味でしょうか?
お叱りを受けたときの教訓その3
目上と目下の長幼の序列を間違うな。
わたしはこどもたちに、離乳食だ、幼児食だ、おやつだ、牛乳だと世話を焼いています。
だんなもこどもに果物やお菓子を買ってきます。
そのたびにお姑さんが、「お父さんもお母さんもこどもたちに忠誠だ」と、吐き捨てるようにおっしゃるのは、目上と目下の序列を間違っている、と言うことでしょうか?
後日、試しに聞いてみました。
「昔、田舎では、美味しいものはみんな目上の人に差し上げて、目下のこどもたちはカスばっかり食べてたんですか?」
「そうだ、だから昔田舎の方ではこどもはみんな栄養失調でお腹ばかりが膨れていたじゃないか。」
ひょえー!!!!(@0@)、韓国の伝統的な目上目下の長幼の序列って、ハゲシイ!
これなら、目上に侍る孝行嫁を「烈女」と言っても良いわけですね。
そこまで徹底して侍るって、ほんとにほんとに「烈」だわ・・・
この基準で測られたら、ちょっとくらい食べ物に気を使ったって、全然不足だわ・・・
かまわないでいいって口では言っても、実はそうではないらしいし・・・
伝統的には、良いもの美味しいものは全部目上に差し上げて、良識ある目上が孫たちに食べさせるように気を使うものであって、嫁がこどもたちに気を使うものではないみたいですね。
でも、伝統的風習にそこまで合わせる気はないし、あちらもそこまで合わせさせるつもりはないようです。(たぶんね・・・。良識ない嫁にあきらめてるからだったりして・・・。)