仕事でも趣味でも、アニメをたのしむ一年にしてゆきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
- ホームレスヴィジュアル系/SHAZNA
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09年の読書初めはビジュアル系バンドSHAZNAによる自伝「ホームレスヴィジュアル系」。
メンバー3人が、多角的にバンド結成から活動休止、復活までを語る一冊。
彼らがブレイクしていた頃、大学生時代から「なんか好き」で、じつはいまだに仕事中のBGMにしているくらいの
FANだったりします。ラストに新たな決意を記したこの本が出て少ししてから、バンドの解散が決定しました。
ビジネスライクに自分たちが「売れること」を意識して、広告、メイクの方向性を決めていったこと、デビュー前後はライブの実力がそんなにあるわけじゃないと自覚していたこと…など、インディーズ時代の自己診断がなかなかに冷静。そんなふうに「就活」もガンガンしているけれど、お金に困っても肌が荒れたボーカリストなんてありえないから夜のバイトは絶対に入れなかった…と、真剣に書かれた、でもどこかヘンなポリシーが、このひとたちを物語っている気がする。
そういう「創り込み」がしっかりしている部分と、抜けている部分とが、同じくらい伝わってくる手作り感のようなところが好きなのかなと、この本であらためて意識しました。
アニメでも、そういうゆるさの見える作品が好きだったりします。 インディーズ時代の印税を持ち逃げ、その後の裁判でも、のらりくらりと身をかわした「ずるい大人」の存在がけっこう怖いところ。ひとを観る目はしっかり養おう。
本のタイトルが「便乗」感の、マイナス面を強く感じてしまうのが残念なところなんですけど、おもしろい一冊でした。ただ、そのあたりのねらいのズレっぷりのほほえましさも含めて好きなバンドです。これからも聞き続けてゆくことでしょう。