太平洋が部屋から一望でき、食事は新鮮な海の幸が出てくる有料老人ホームに体験入居をしたら気に入り、入居した。入居時に支払った費用は数千万円。しかし、いざ入居してみたら、体験入居とは違い、ご飯もいまいちで全くイメージと別だった。


契約書には保証金の2割は償却されるが、返金すると記載されており、それに従い保証金、居住費用等の返還を求め退去手続きをとった。すると、老人ホーム運営会社は、自社の社債を該当金額分発行することで相殺する内容の契約を結ばせた。だが、その後すぐに会社は倒産し、社債はただの紙切れになってしまった。


という、典型的な詐欺被害の相談があった。


『詐欺の被害に遭うのは注意不足だったり、やましい気持ちがあったりした被害者にも非があるんじゃねぇの?』みたいな雰囲気が社会に時折漂っているように感じるんだが、こういう場合はどうなんだろ?


身体的に弱り、最後の力を振り絞って安息の地を探している老人に、ホイホイ不利な契約をさせていくのは、元気な大人が詐欺に遭うのとは違う。


独り身の老人が杖をつきながら法務局で登記を取ったりするだろうか?
老眼鏡をかけて四季報で探したり、遠くなった耳で調査会社に調査依頼の電話をかけるものだろうか?
ネットが普及したとは言え、衰えた指先でググる?


人生の終わりは平穏に迎えたいよな。なんでカモにされなきゃならないのさ?


終身という不確定期限で身を預ける場所が安全ではないのはおかしい。有料老人ホームの経営を厳しく監督すべきではないのだろうか。私は今の日本で生きて行ける自信がない。
昨日彼氏とケンカした。ケンカと言うか、一方的に不満を述べた。


普段かつ舌の悪い私が、この時ばかりはスラスラと言葉が出た。言いながら、理不尽な主張をしている訳ではないから負ける気はしないが、論破して欲しいとも思い、こんな彼女を持つなんて大変だろうとも考えてた。


お互いの感性の違いはもう許容限度を超え、改善の余地もないと考えている事を伝えたところ、私からは連絡を取らないと宣言してきた。


まだ完全な別離ではなくいが何らかの結論は近いうちに出るでしょう。言いたいことを言い、今日はなんだか歯に挟まったニラが取れたような清々しい気分。

一般民事事件をやっていると、たまに怪しい依頼人に遭遇する。秘書だから依頼人と接する機会は少ないんだが、弁護士が留守の時で書類などを受け取るくらいなら秘書も出て行く。


切羽詰まった状態にある変な怪しい依頼人に不利な話を出すのは、結構な緊張感がある。いつでも逃げられるように筋肉を強ばらせ、出入り口付近に立つ。


結果何事もなくホッとしているのに、関係ない人間がワイドショー的な好奇心とフレネミー的な悪意で、変な依頼を受けた事への嫌悪を弁護士と私の過失であるかのように陰口を叩いているのを耳にした。


殴り込もうかと思った。腐れビッチが。