車高を上げてみたのです。
ハイリフトが最近のマイブーム。

分かりにくいですネェ。
でも、これはこれで走りやすかったりします。
一体なにが正解なんでしょう・・・。
それと言うこともありながら、いずれ避けては通れまい「ロールセンター」について考えてみることにしました。
なんでも・・・。
こうやって求めるんだそうです。

まねして、ちょっと作図してみようと思います。
とりあえず、寸法を・・・。

図ってみましょうか。
こんどはPC定規を使ってですね。
われながら、よく描けたと自画自賛。

って、あれ?
アッパーが-5 ロワが-3の傾斜角?
これでは瞬間中心の交点が得られません・・・。
いきなりの破綻です。
この場合はどう考えるのでしょう・・・・・?
単純にタイヤのトレッド面の中央から、ロワアームと平行に補助線を引いて、車体の中心線と交差するあたり。
と、考えていいのでしょうか?
あるいは、Cハブの上穴を使うべきなの?
そう考えると・・。

この黄色い丸、と言うことになるのですけれど・・・・。
あ、白い丸は、「持った感じ、たぶんこのあたりが重心の高さだろうな。」という表現です。
たまに、「M05のロール軸が前後でチグハグ」なんて見るけれども、瞬間中心点が求められない、このことかもしれませんね。
確かに後ろは、こんなことにはなっていません。

ちゃんと、交点が求められるようになっています。
「やはり、避けて通るべきだったのか・・・?」
そんな考えが脳裏をよぎりますが、それだと面白くないので、ゴリ押しします。
そもそも、なんで、こんなややこしい事を考え始めたかと申しますと。
ジオメトリー?の変更で、タイヤの許す限りロール剛性をあげてやれば、むやみに硬いショックを使わなくて良いんじゃないの? と思ったことに起因します。
そしたら、路面の追従はショックに任せられるんじゃぁ・・・・?
という都合のいいファンタジーを思い描いてみたりとか・・・。
じつは、説明書の組み方って言うのは、「フロントのロールを嫌った結果」なのではないのかとも思うのです。
キャンバー角もあまり変化しなさそうです。
根拠はこうです。

たとえば、この図を正面から見た図として。
いま、左にステアリングを切ったとします。
ですから向かっては右方向ですね。
そうすると、Cハブを介して、赤の矢印の方向へ向心力が掛かります。
それと同時に、重心には、慣性の法則にしたがって、緑の矢印の方向に慣性モーメントが発生します。仮にロールセンターが定まっているものとして。
そのモーメントは、ロール軸を支点としたレバーよろしくロワアームヒンジを押し下げます。
よね?
ところが・・・。
先に述べた、赤い矢印の向心力は基本的には水平方向の力です。
ロワアームの角度はそれに対して斜めですよね。

そうすると、アームはヒンジ構造ですから、青の矢印方向に、アームが逃げていくことになりますよね。
ロールに対しては抗力を生ずるような組み方になっています。
この場合、ロールして行って、アームが水平になり、そこを超えてロールした瞬間から。
急激に足回りの特性が変化しそうなところも、なんとなく想像できます。
そこらへんに、車高調整の手がかりがありそうに思うのですけれど、どうなんでしょう?