春はなかった? | 胃袋番長はいつもモリモリ。

胃袋番長はいつもモリモリ。

食べられなくなったときが、サヨナラするとき~

6月7日朝の7時半過ぎ、半袖のうえに長袖のパーカを羽織り、といった


今年の春~初夏を象徴するような恰好の番長でございます。


寒い。けど数時間後にはアチくなるんでしょうからね。外は晴れています。



昨冬から今まで、なんだか冬眠のクマみたいな日々を過ごしてきたけど、


まぁ相変わらず元気にしております。5:10起きの毎日もなんのその~


既に明るくなってる早朝は、7時になっても暗い冬とは大違い!


さて。





おとといトレーニングした筋肉痛が今朝にバッチリとやってきたり、


たとえばこんな曲 http://www.youtube.com/watch?v=XofNbkTkuP8&list=SP1yYEMwtFZHPhemEZ-ygLL0wXoZksC0RC&index=4


聴いたりしますと妙に何か、いろんなものが終わった感を味わうことが多くなってきました。



ものすごく久しぶりに読んだ春樹先生の本。



胃袋番長はいつもモリモリ。


これは相当むかしのものになるんだが、書いた当時の春樹先生の年齢に追いついちゃった


というか抜かしちゃった今読むと、ひざを打ってしまうほどにしっくりくる文章が多くて驚いています。



特に、

 

  中年以降の人生においては「それがどうした」「そういうもんだ」のふたつでやっていける


てなことを書いていらっしゃる。


これがまぁ。ものすごく納得できるんですなぁ。


未熟ではあるものの、それなりに人生過ごしてきた経験や知識があるからに決まってるけど


だんだんとハラがたつことや理不尽さを目の当たりにして怒るより前にビックリしちゃうこととか増えると思うんですが、


そういう時にイチイチ怒ったら疲れることにもようやく気付いた(ワタシはけっこうすぐ怒る)。


で、オノレの精神衛生を保つためにその2点がまさにまさに、ピッタナコなんでした。


それは漠然とした意識でしかなかったけど、文章で見ておぉこれか!と。




ハナシは「いろんなものが終わった感」」に戻るんだけど、


実際のところ自分はまだまだ若い!と思ってたということなんだな。


けど、もう努力や化学や科学ではどうにもならんことが出てきた。


結局ヒトの致死率は100%で、それは防ぎようがない、そして最後のときまでに


緩やかにヒトは死に始めてる ということなんでしょう。



そのことに気づいてなかったなぁ~ いやいや、気づいてないフリするのが長すぎたかもなぁ。。





昨日某量販店(ファストファッションというやつです)でプラプラしてたら、高校生の男の子が3人で、


猛烈楽しそうに洋服選んでた。


終わってしまった(涙)アバンティ 風に聞きミミをたてていると、3人のうち一人にカノジョができ(そりゃおめでとうね)

んでなんだかのイベントでおデートするらしく、その時の洋服をみんなでコーディネートしつつ選んでいるようなのさ。


「困ったときのシャツにチノパンは俺卒業するわ~」とか言いつつ、「これほとんどパジャマじゃね?」と


クタクタなパンツ試着してたり、とにかく面白い。


初めはワタシ試着室が隣だったので聞こえてたんだけど、続きが気になり、奴らを追って


たかさんの洋服探しつつメンズエリアにさりげなく?移動しちゃったわwストーカーですな


んで続き。


そのイベントが終わるのはどうやら夜も遅い時間のようで、要はつまり、そのカノジョとあわよくばお泊り、


っていうことなんだな。


それがうらやましいんでしょうに「終わったら夜は寒いよ~ぜって~(注:「絶対」)」とか、


真面目にともだちを心配してあげちゃってるのがオカシイw


がんばれよ、と、奴らの親のトシではあるが、気持ち的にはまだ奴ら寄り(と、またそういうフリをしている


諦めの悪いワタシ)で聞きミミを終えました。



何を言いたいかというとだ、そういうウキウキなドキドキな感じって、もう無いんだってことよ。


過程を楽しむ という段階は終わって、事実いまゆったりノンビリ人生を流れているところ。


それはすごーく幸せなことで、この人生を手に入れた自分は本当に幸運だと思う。


いま に至るにあたって、「ウキウキドキドキ」はもう終了、完売、再入荷無し!ってことになったと


いうことなんだろうな。



ほかのことでウキウキすることはいっぱいあるしこれからもまだまだごっそりあるだろうし、


でも10代20代(もっと言えば30代もか‥)の楽しみはそのとき限りってこと。


そのときにソレに気づかず、今になってわかりました。


うらやましい とか、後悔してる とか あのころに戻りたい!とかはナイ。


ただただ、「ああ、こういうことはもう過ぎたんだ」という「終わっちゃった感」がときおり自分に流れるのです。



まぁ、肌と体力は、あの頃に戻りたいねw ガハハ