厚生労働省によると、2015年における日本人の平均寿命は、男性80.79歳、女性87.05歳とされています。また、一般的に高齢者とは、WHO(世界保健機関)が定義する65歳以上の事を言います。
「歳をとった・・・」と感じるのはどのようなときでしょうか。
たとえば、少し走っただけなのに息切れした時、寝不足の翌日に目のクマがひかないとき、小さな文字が見づらくぼやけてしまうときなど、様々あるでしょう。
老化の定義とは、文字通り「老いていく変化」であり、加齢に伴う生体機能の低下といえます。人の老化は、生理機能の低下の現象として20~30代からはじまります。
加齢は、誰もが同じ速さで平等にすすみます。同年同日に生まれたもの同士は同じ年月をかけて年齢を重ねていきます。しかし、いつまでも若々しい人もいれば、実年齢よりも老けて見える人がいるのはなぜでしょうか。同窓会などで久しぶりの再会をして、このような違いに驚いた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、老化には単に加齢だけでなく、遺伝的要因や生活習慣、環境要因が複雑に関係しているためと考えられます。
ひとは年をとることを避けられませんが、老化の速度には個人差があるため、健康的な生活習慣を送ることで、老化速度を遅らせることができます。老化対策は早ければ早いほど、若さを保つことにつながります。
~老化度チェック~
ご自身の老化はどのくらい進んでいるのでしょうか。下記の項目でチェックが多いと老化が進んでいる可能性があります。あまり深刻にならず、遊び感覚でトライしてみましょう。
□同窓会で「老けた」と言われたことがある
□口臭や体臭が気になる
□薄毛が気になる、抜け毛が増えてきた
□肌にハリがなく、乾燥しやすくなってきた
□疲れやすい
□両親や兄弟姉妹が早期にがんや心臓疾患、糖尿病になっている
□机上の仕事が多く、運動不足である
□緊張するタイプである
□現在、仕事をしていない
□現在、独身あるいは一人暮らしである
□今、不幸せだとおもう
□1日に1合以上のアルコールを飲む
□1日にたばこを1箱以上吸う
□標準体重より5kg以上超えている
□炭水化物や脂質に偏る食生活である
□最近、健康診断に行っていない