日本の食と環境問題の改善のカギともされるのが「地産地消」です。「地産地消」とは「地元生産、地元消費」のことで、「地元で生産された旬のものをそこに住む人が地元で食べること」という意味です。地産地消とは、生産者と消費者の双方が互いに農や食に対する理解を深め、一緒に農を支えていく取り組みです。その主なメリットを挙げてみました。
①新鮮でとれたての食材が手に入る
住む地域から生産地が近いため、栄養価の高い新鮮な食材を手に入れることができます。
②「生産者の顔が見える」＝安心につながる
産地と食卓がつながることで、生産の場や作り手の顔が見える関係が築けます。食の安全、安心にもつながります。
③食料自給率の向上につながる
地域産物の消費が拡大すると、生産者も生産量が増えて、その地域の農林水産省を活性化することができます。農業の持続的な発展とともに食料自給率を上げることが期待できます。
④環境にやさしい
遠くから食材を運ぶためには、輸送のために多くのエネルギーを必要とします。地域の食材を食べることで、食材の輸送距離を減らすことにもつながり、輸送に伴う二酸化炭素の排出量が少なくなります。
⑤旬や食文化を知ることができる
地域の季節の変化とともにもたらされるさまざまな農産物と接することで、旬のおいしさや、その地域の風土、習慣に根付いた郷土料理など、地域特有の食文化に触れる機会になります。
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