子どもたちがバスに親しむきっかけに。「ファーストバスチケット」が始まりました!


写真:バスに乗る娘(次女です)

先日、友人親子と一緒に市営バスを利用しました。

子どもたちを連れてバスに乗るのは久しぶり。

お出かけ帰りのバスで、ふと隣を見ると、次女は最後まで姿勢よく座っていました。

一方の私は、「ハチカのチャージもしなきゃ」「降りる時にもたついたらいけない」と気持ちが先走り、バスが止まる前につい立ってしまいました💦

すると運転手さんから、

「バスが止まってからお立ちくださいね。」

と優しく声をかけていただきました。

その様子を見ていた長女からは、

「ママ、何やってるの(-。-;?」と、

思わず苦笑い。

焦っていたのは私だけだったようです。

そして、この日運転してくださったのは女性の運転手さん。

落ち着いた運転と優しい声かけがとても印象的で、「かっこいいな」と感じました。

今回改めて感じたのは、「実際にバスに乗ること」そのものが、子どもたちにとっても、大人にとっても大切な経験になるということです。

写真:ファーストバスチケット2026の見本


そんな中、この夏休みから始まったのが、中学生を対象とした「ファーストバスチケット」です。

夏休み期間中に市営バスを利用するきっかけづくりとして実施されている新しい取組で、子どもたちが公共交通に親しむ第一歩として期待しています。


写真:市政活動報告(ハチカを活用した公共交通教育)

実は、昨年12月の一般質問では、「ハチカを活用した公共交通教育」について提案しました。

小学生が地域学習や体験学習などで公共交通を利用する際に、交通系ICカード「ハチカ」を活用し、子どもたちが実際にバスへ乗る経験につなげてはどうかという内容です。

私が「記名式ハチカ」を提案したのには理由があります。

現在は保護者の送迎が中心となり、子どもたちが公共交通を利用する機会は以前より少なくなっています。

だからこそ、子どもの頃から実際にバスへ乗り、ICカードを使い、自分で移動する経験を積むことが大切だと考えます。

記名式ハチカは、単なる交通系ICカードではなく、「自分だけの地域カード」です。

自分の名前が入ったカードを持つことで、地域の公共交通を身近に感じ、「自分たちのまちの交通」という愛着を育むきっかけになると考えました。

また、学校の地域学習や体験学習だけでなく、休日に家族や友達と出かける際にも繰り返し利用できるため、「またバスに乗ってみよう」という気持ちにもつながります。

公共交通を利用する経験は、

・自分で移動する力を育むこと
・公共の場でのマナーやルールを学ぶこと
・地域の交通への理解を深めること

につながります。

そして、人口減少が進み、公共交通を取り巻く環境が厳しくなる中、子どもの頃から地域の公共交通に親しみ、愛着を持つことは、将来の利用者を育て、持続可能な公共交通を支えることにもつながると考え、この提案を行いました。

一方で、市からは、小学生への導入については、学区外への移動や財源などの課題があるとの説明がありました。

ですが、その後もご協議いただき、まずできる取組として、この夏休みから中学生を対象とした「ファーストバスチケット」がスタートしました。


私が提案した内容と全く同じ形ではありませんが、子どもたちが公共交通に親しむ機会を増やすという方向性は共通しており、その一歩となる取組が始まったことを嬉しく感じています。


写真:協議会資料より


今回、私自身も久しぶりに子どもたちと市営バスを利用し、改めて「実際に乗ってみること」の大切さを実感しました。

公共交通は、目的地へ向かうための移動手段であるだけでなく、地域を知り、自分で考えて行動する力や、公共の場でのマナーを自然と身につける機会にもなります。

子どもたちが地域の公共交通に親しみ、「自分たちのまちのバス」と感じられるようになることは、地域への愛着を育むことにもつながるのではないでしょうか。

この夏休み、中学生の皆さんには、ぜひファーストバスチケットを活用して、バスの魅力や便利さを感じてもらえたら嬉しいです。

夏休みはお出かけの機会も増える時期です。事故や怪我などには十分気をつけながら、楽しい思い出をたくさんつくってください。

そして、こうした経験が、将来も地域の公共交通を大切に思う気持ちにつながっていくことを願っています。