「ポピュリズム」という言葉は日本語に訳しにくい概念ではあるが、大枠では「大衆迎合主義」を示す。
こと“政治的”ということであれば、「庶民大衆の実感を重視して政治を動かしていくもの」を意味する。
アメリカでは、テレビはテレビ映えする政治家の人気を上昇させるも、新聞(クオリティ・ペーパー)が辛辣な批評や解説で、それを中和・解毒するという役割分担が出来上がっている。
一方、日本では、テレビの人気を新聞が増幅する傾向を持っている。日本の新聞がテレビ局を系列に持っていることが、テレビに対する批判姿勢を弱めていることが要因の一つである。
このため、特定政治家のブームやフィーバーが、オピニオン・リーダーをも巻き込んで、日本中を席巻する事態が生じています。そうでなければ、話をまともに聞いたことのないスポーツ政治家が選挙に当選するのは異常事態だと思う。
『消費税増税!』
『脱原発!』
『年金制度改革!』
あらゆる政党が与党になるべく、政治家は“国民が喜びそうなこと”を並べてくるが、これがいかに国民を馬鹿にしたポピュリズム手法であるかに気がつくべきであるかと考える。
大切なのは、“みんなが言っているから、そう思う”ではなく、増税することの意味、諸外国の事例を踏まえ、根底から理解した上での“自分の意見として、こう思う”ことが大事であると感じる。
この1人1人が情報に流されずに意見を持って考える力が国としての価値をを上げていくのではないだろうか?