エクリュ色彩検定講師の室谷です。
UC級勉強会のその4。
UC=ユニバーサルカラー
「色のユニバーサルデザイン:色覚異常・特性がある方にも配慮した色使い」
ユニバーサルカラーについて考えるとき、
一般では、区別しやすいと思われて、多用している配色が
色覚異常がある方にとっては、
逆に見えにくいという現象になっている場合があることに
気づくところから始まります。
知っていると知らないとでは大違い。
それでは
今日は、ユニバーサルカラーを考える時
色以外の要素に
目を向けてみると大変役に立つという話題です。
今は、パソコンやプリンタの普及で、
誰でも、簡単に掲示物や、いろいろな資料を
フルカラーで作れるようになりました。
それだけに、逆に
「色を使わねばならない」
という気になるかもしれません。
でも普段
「色がごちゃごちゃしているね」
と言うことはありませんか?
色数は少なめのほうが
効果的であったり、見やすくなるケースがあります。
以下は、小学生用の社会科の資料集。
一般的に
パステルカラーは、黒文字と組み合わせると
文字が見やすいので、
グラフや図解などによく使われます。
(左から順に一般色覚のC型、特性のあるP型、D型のシミューレーション)
派閥で色分けされ、
【水色×ピンク】も使われています。
一般的には、寒色と暖色で区別がつきやすい配色ですが、
P型、D型では、赤に対する反応が低いため
グレイになり、区別がつきにくいですね。
もし【水色×ピンク】の配色で、何かを作りたい時は
色以外の要素を入れるとよいです。
例えばこの円グラフは【グレー×水色×ピンク】の
色分けで表示していますが、
シミュレーションすると、水色とピンクの区別が
つきにくいことがわかります
C型 P型 D型
地模様を入れ、数値も大きく、
太字にすると見やすくなります
シミュレーションでチェックすると、このようになります。
C型 P型 D型
記号を変えるのもひとつの方法です。
下の表では、シミュレーションすると、
水色●とピンク●が、区別しにくいです。
C型 P型 D型
水色の●を、星形★に変えると
配色を変えなくても、わかりやすくなります。
C型 P型 D型
UCの考え方の普及で、区別しずらい色も、工夫で生かせる
アイデアが増えると、よいですね。
**************************
エクリュHPはこちらです ★★★
エクリュのオーラソーマ・カウンセリング HP→ ★★★
オーラソーマ、パーソナルカラー、色彩検定、
カラーコーディネート、カラーセラピーなど
カラーに関するご要望は、
エクリュまでお問い合わせください。
お申込みお問い合わせはこちら→