Duralexのグラスのような。 | まりおの脱力系お片付けブログ

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ライフオーガナイズをこよなく愛する片付けのプロ、まりおの脱力系片付けブログ。時々手描き建築パース。

まだ家を建てていなかったとき、毎日毎日家のプランを考えていました。


素敵な家を建てたい。

「テレンス・コンランのホームデザイン倶楽部」(ほんとーに素敵なテレビ番組でした。)
をかじりつきで見つめながら、

あーっ、なんで海外のお家はこんなにおしゃれなんだろうっっっ・・・。


とため息(*´з`)ふー。



モノが少ないわけではないのに、なぜ海外のインテリアは素敵なんだろう。

壁や家具にすんごい色が使われているのに、全体的にまとまっていておしゃれなのはなぜ・・・( ゚Д゚)??


それともう一つ、古い時代のインテリア雑誌を見ていて

古さを感じさせないインテリアと、めちゃ時代を感じさせるインテリアがあるのはなぜ・・?


音楽でもそうですよね?

「あーっ、バブル時代を思い出すよねーっっっ(;'∀')なつかしーっ」みたいな曲と、

「やっぱり名曲だよなー、これは」みたいな曲がある。


なぜ?なぜ?



本物と流行を見分ける力がないと、お金をかけても、十年後に

「このタイル、昔流行ったよねー」なんて言われるような家を建ててしまうーっっっ。

それだけは嫌だ!

なんて、建築学科やデザイン科を出ているわけでもない私は、素人なりに思ったのでした。




で、突き詰めた結果、私の家のお手本はDuralexのグラスでした。



益永みつ枝さんが「壊れないから売れないよ」と警告を受けながらも輸入して日本に広めたという、美しくて強いグラス。



Duralexのグラスは、特に装飾もなく、透明感がめちゃあるわげてもない。
使ううちに、小さな傷もついてくる。
初めて使ったのはおしゃれだった友人のアパート。分厚い飲み口に少し戸惑いました。

でも、素敵だと思った。



今、家を建てた結果、この家がDuralexかどうかはまだわかりません。

時代を経て、「あー、こんな家、流行ったよね」なんて言われるかも。



でも、住みこなし方は、これからいくらでも変えられる。

私の暮らしの理想は、昔も今も、Duralexのように「定番で美しい」がテーマ。(ぜーんぜんまだまだですけどねっっっ)




今は、多種多様な流行りのテイストがファッションにもインテリアにもあり、

とてもじゃないけど、誰にでも認められる「定番」なんて存在できないように思うけど、


「あなたの好きなように」

「あなたが暮らしやすい方法を」


オーガナイズもそう教えるけど、



私は、最終目標は、日本人としての「暮らしの型」を見つけ出したい。

かつてはあって、今は無くなってしまった「型」。



型」がないから、

みんなは迷うのではないか。






空手の型はなかなか覚えられなくて、「こんなの何の役に立つんだろう」とぶつくさぶつくさ言いながら練習しましたけれど、


今となって思えば、「型」という基礎のない人は、強くても美しくなかった。



「暮らしの型」なんて、何十年かかるか、生きているうちに見つけられるのかわからないけど、


だいたいそんなものが出来るかどうかもわからないし、

出来る事がいいのかどうかももわからない。



けど、ひそかに私の人生のテーマとして設定しています( *´艸`)。

(人生のテーマだって。なんかいい響きだなあ。)