江戸幕末の金纏う向付江戸幕末を生きた向付の 口縁をぐるっと彩り キラリ輝く、金彩。 あるのと、ないのとじゃ 全然ちがう。はっきりではなく うっすら残る、この感じ。 使われた証。 使った後、台所スポンジで ゴシゴシ洗って、お湯なんかで 洗い流したら、消えてしまわないか。 消えないにしても、薄れてしまわないか。 毎度、ちょっぴり心配になるような この儚さも、たまらない所以。