江戸幕末の金纏う向付 | écru fil

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生成りの糸や布が好き♡
さらしていない麻糸を紡ぐように、自然体で暮らしながら
日々の想いを写真に残して言葉を紡ぐ毎日を積み重ねたい。
お気に入りの雑貨やおいしいお皿のワンシーンを切り取って
大切な日々の記録をここに残そうと思う。
一日一日、一針ごと。

江戸幕末を生きた向付の

口縁をぐるっと彩り

キラリ輝く、金彩。

 

 

あるのと、ないのとじゃ

全然ちがう。はっきりではなく

うっすら残る、この感じ。

使われた証。

 

 

使った後、台所スポンジで

ゴシゴシ洗って、お湯なんかで

洗い流したら、消えてしまわないか。

消えないにしても、薄れてしまわないか。

毎度、ちょっぴり心配になるような

この儚さも、たまらない所以。