今回はこんな感じ


諸々につけてすばらしい今回の大河ドラマ

しかしただ

中関白家をアホに描きすぎることに

ためらわないところだけは

評価できません












道隆の後継をめぐり紛糾の内裏

道兼か、伊周かの2択

帝にとって叔父かいとこか この差が大きい

櫛型窓から公卿たちのやり取りをのぞく帝

定子への寵愛と公事をきちんと区別する帝は

入内のそもそもの意味を見事に無化しちゃってて

若いのに扱いにくい賢帝であらせられる


関白になりいきなりいい人化しちゃった道兼

清涼殿での昏倒大胆でよかったねえ

道兼この時にあわせてかなり体重落としてる

「俺は浄土に行こうとしているのか?

ぶざまな こんな悪人が?!」

ていうけどさ

この時代まだ天台浄土教だけど

そろそろ鎌倉仏教台頭してきて

悪人正機説いてくれるから大丈夫よ!



それにしても今日の中関白家もアホすぎたなあ

絶望して寝転ぶ

柄本佑の顔にほのかにただよう柄本明感

詮子エンジンバリバリこの時のための吉田羊

一晩中帝の枕元に居座り帝をツメたことは

栄花物語に書かれてる

母を捨てて后をとるのですか

これを言うおかんはただの卑怯な女よな

その土俵にいることを

ぬけぬけ言われる息子の気持ちよ

しかし伊周、隆家、貴子の描かれ方がやはりひどい



押し切られて人望から内覧、

右大臣に就いたと書いたけど

まあまあこいつも悪いんだが

定子への嫌がらせやら

原子(定子の妹、御櫛匣殿)暗殺疑惑なんか

どう書くんだろ

内覧とは摂政、関白に准ずる地位

その下が左大臣で、ついで右大臣


かりんと、みたいなの持ってきてたなききょう

枕草子に出てくる謎のたべもの

あおざし」もやってほしい



素腹とは子を産んでいない腹のこと

素腹の后とあだ名された人もいた(円融中宮頼忠娘


今日も公任さまは正統派に美しかった