今回はこんな感じ

吉高由里子さんのインスタに載せられた2人の才女






素顔でこのかわいさ。。。



さて


琴を弾く場面

これ何弦かな

琴には和琴と筝(そう)の琴あって

おなし「こと」を名乗るけど

似て非なるもの


和琴は6弦 琴柱(ことじ)な爪なし

13個ある徽(き)の位置と指で音を調整


筝の琴は13弦 琴柱(可動式音階調節機能)あり 

爪あり


これは琴柱があるから

筝の琴かな



あとは琴(きん)の琴(こと)という

皇統の人たちに伝わる7弦琴がありましたけど

弾くのが難しすぎて途絶えてしまったらしい

『源氏物語』では

光源氏が女三宮に奏法を伝授しています



琵琶は弾く姿が女らしからぬと

敬遠される向きがありましたが

それでも優雅な姿で弾きこなしたのは

『源氏物語』では明石君でした


「お前が男であったなら」

源に取りいる必要性を

政治の力学からただしく理解しているまひろに

おもわず嘆息する為時


このセリフは漢詩の物覚えが悪い息子に絶望した

為時がその横ですらすら暗唱してしまった

紫式部にもらしたグチ、として

『紫式部日記』に本人が書き残してます



倫子の屋敷のシーンで無駄に遠景におさまる牛車



これは山吹でしょうか?

『枕草子』「五月の御精進のころ」の段には

ほととぎすの声を聞きに賀茂の方に出かけた

清少納言やほかの女房たちが

牛車を卯の花で飾り立ててきゃいきゃい楽しんだ

というくだりが書かれてます

そのオマージュかな



ブラック詮子 源を頼る


しかしみんなで源を頼っちゃうとそれもそれだな


この世に源と藤原しかないわけじゃないけど

あとはいてもいなくても、みたいな氏族

源と平は賜姓(名字を賜る)して臣下となった

もと帝の子息たちの末裔です


その源やら藤原やら平やらが

地方に分散してまた固有の姓を名乗るのですよね

まあ 家系図捏造してる率も高いと思うけど



スクールカースト上位

バラモン(1位)とクシャトリア(2位)の会話に

バイシャ、シュードラは入れない

ていうか

顔にハエとまったゆうんが

なにがそんなおもろいねん?!

わからん!!でもふふふ〜ていわなきゃ!

みたいな


わかる〜

人間臭い女と付き合うの私も苦手

ひとの不条理に付き合うのも苦手

でもやろうとしたら

誰よりもできてしまう

そしてストレスたまる 病む

だから学校大嫌いでした



猫は舶来の生き物

こうして紐をゆわえて飼ってたそうです



漢詩の会

参加者を讃えて立てつつも

しかし主役は降りない主催者



この絵がエモい

為時父娘と元輔父娘が会する絵なんて

いやすてきやわ

元輔は今昔物語の逸話では

禿げツルぴっかで冠固定できない頭髪状況らしかった

元輔、髪の毛多めにしてもらえて

よかったね





元輔は学者として一流で

この時代すでに

当て字しすぎて何書いてるかわかんなくなってた

『万葉集』を読解しろと勅命を受けたり

「梨壺五人(なしつぼのごにん)」と称された

N5で勅撰集『後撰和歌集』を編纂したりしてます



しかしこの家も娘の出来のほうがよくて

息子はたいしたことないんだよね


私は子供の頃から

男の方が偉いと何故か言われて育ってきたけど

(理由はお金稼ぐから、らしかった)

世間見たら絶対女の方が出来がいい

ほんまこれ宇宙の真理やとおもいますね


まあええけど


これ、元輔の息子の話↓

荒くれ者とのいざこざでころされたのか?

半グレ的な兄貴ですかね



ちなみに清少納言の最初の夫則光も



清少納言の関係者

『今昔物語』に載せられすぎ



それぞれ漢字を読むんだけど

道長の漢詩はもろにまひろへの恋文

それを知らずに朗詠する為時

なにこれエモいわ!!



その後まひろのもとに送られてきた道長の和歌


ちはやふる 神の斎垣もこえぬべし

恋しきひとの 見まくほしさに

(神域と俗界を隔てる垣根(倫理)を越えてでも

俺はお前に会いに行きたい)


エモい

全国の女子はキュンキュンしたんちゃいます?



てことは

そろそろ宣孝がウォーミングアップはじめて

福井に転勤の話出るかな?



ウイカよかったよね〜

ききょう、て呼ばれてたけど

学会では江戸期の多田義時が清少納言の本名

「清原諾子」説を唱え出して

なぜか根拠不明の説なのにまかり通っている

ちなみに角田文衛が紫式部の本名は「香子」説を

唱え出したけどこれも根拠わからん


さて

冒頭で言われていた

「をかしきことこそめでたけれ」

は『枕草子』の精神ですね


清少納言は清少⭐︎納言

でみんな区切ってて気持ち悪かったけど

この大河はちゃんと

清⭐︎少納言

と区切ってて気持ちいい


氏族の一文字と、官職内のミックスなんだよね


ちなみに『源氏物語』にでてくる

「匂宮」を「におうみや」て読む人多いけど

「ひかるのげんじ」て言わないでしょ?

形容詞の後ろに「の」いらない

「におうみや」が正確な読み方

これ広まってほしい


泥をかぶる者が一族にはいる

その役目をおうのが道兼

それは『真田丸』で言うところの叔父上

昌幸の弟、調略のプロ



栗原英雄さんが演じてた真田信尹(のぶただ)的

ポジションですね

いるんだねやっぱそういうの




隆家さま〜


よしこの兄、斉信(はんにゃ)は

清少納言と仲良かったんだよね

それにしても

帝以外の者は内裏で病気したり生理になると

どういう状況でも内裏を退出しないといけなかった

あんなふうに内裏で病むことはなかったはず



まあいいけど


詮子、まひろ、ききょう

みなみな

偉大な父を持つ「父の娘」ですね

これは社会学、そしてそこから派生した文学用語で

父の意志を受け継ぎ

父の意を体現するために生きる娘のことをいいます

母親(妻)がこの絆に立ち入ることはありません


父の娘たちの物語「光る君へ」

というのが

サブのテーマかなと思いました