今回はこんな感じ

『源氏物語』では古参の女房が

新参者の女房を警戒する様子がときどき語られる

新参者の女房は「今参り」ていうんだけど

何か不審な事件があると

「今参りの心知らずやはある」

(新参者の素性の知れない者はいなかったでしょうね)(蜻蛉巻)とかね

まーよく互いにスパイの送り込み合いしてたんだろね






石野真子老けてしまって相当です

黒木華はほんとに顔が平たくて

平安時代がよく似合う

みんなの衣装がほんときれいだな



偏つぎ、は、いまも楽しめる遊びですが

紫式部は最初彰子のもとに出仕した際は

博識をからかわれて

「日本紀の局」てあだなをつけられそうになったから

「一という文字さえ読めない」

アホのふりを通したと『紫式部日記』に書いてます


一さえ読めない人が『源氏物語』を書いたとか?

その方がイヤミじゃないか??まあええけど



町田啓太の公任美しい

リアル光源氏



女とやり取りした手紙を見せ合うのは

源氏物語、帚木巻

雨夜の品定めへのオマージュですね

これ殿上の間かなあ

でも櫛形の窓がないから違うかなあ



漢学の才があり内侍を務めた

高階貴子はインテリでした

しかし晩年の不遇を思えば

ここから定子の入内までがピークでしょう

気の毒です



『栄花物語』に

「病する姿も美しい」と讃えられた道隆

いまの井浦新がやるには

老けすぎていてまた太ってしまっている

彼は大河「平清盛」で演じた崇徳院がピークだった



実資、気、よわ

でもいいわ 秋山、すきだよ



まひろ画伯爆誕

これで人探してこいはキツいす


円融帝に毒を盛る兼家。

手先になる道兼に買収してる女房は抱いてるのか、

大事にしておけば口は割らぬと示唆する兼家。

本丸の周辺にいる女と寝ておくのは定石。

藤壺を口説きたい源氏が

側近の王命婦を抱いて買収したのもこれと同じ。

お金より、ではなくお金とお股はセット販売。

エグいですねえ。



まひろ

お前はいったい誰なんだ?!


と詰問する道長


これは源氏物語、夕顔巻で

源氏が夕顔に問いかけるシーン

「誰そ、名乗りこそゆかしけれ」(夕顔巻)

(君は誰なの、名を知りたいな)


へのオマージュでしょうか


源氏と夕顔は互い名前も身分も明かさないまま

恋に落ち 

落ち着いてえっちしたいからと

廃院(河原院を想定)にシケこみます

ロックだねえ


あと

道長に好きな人がいることに気づいた詮子が


身分の低い女はてきとうにあしらいなさい


的なことを言うんだけど

あれは宇治十帖で浮舟に夢中の匂宮に対して

母親の明石女御が

身分の低い女にそんなに執着するなら

召人(性関係コミの使用人)にしたらいいですよ、

という場面とおなじですね(浮舟巻)


あと


まひろと道長が出会う四条万里小路は

いまの四条柳馬場

スターバックスがある辻です


スタバで待ち合わせしてんのかあ〜

って感じですね

バイト先の代筆屋は高辻富小路だったので

そこからは徒歩5分ぐらいです