文学散歩 五番町をさがす編
なるほど
五番町とはいまも残る千本日活を中心とした界隈か


このように歩きました


下の写真はすっぽんの大市です。
川端康成の『古都』にも出てきます。

ちなみに千本日活は
『オリオン座からの手紙』のモデルらしい

どちらも遊郭には触れてない

とくに川端の描いた時代は
遊郭華やかなりし時代だったのに
それには一言も触れずに
ひたすら「京都のええ衆」に筆を割く

文学としてそれでいいのか
まあ ええんかな 世界の川端やし



この建物もモロなかんじ
いまはトリミングサロンになってる
ありました五番町

中の構造が見てみたい!
千本日活がきれいになっててびっくりした
去年の9月の台風で屋根が飛んだらしい
廃業かと心配されましたが
見事に復活なさいました
ここは私が一度入ってみたい場所のひとつです

しかし場所の目的柄1人で入るわけにもゆかず
話のわかりそうな男の友人に一緒にいってと
頼んだけれど
全員 即答で拒否されました
なんでなん 

中の廊下なんか創業当時からのものらしい
ポルノはどうでもええねん
中の構造とか造りとか壁とかトイレみてみたいねん

やっぱり1人で入ったらあかんやろか
ニュー万長も有名です。焼肉屋かな。

こんな土地にある大市を
たんなる「京都のごっつお出す店」としてだけ書いた
川端の『古都』はやはり
純然たる観光小説だと思いました

Netflixで観た劇中
夕霧楼から太陽の沈む方角(西)に
市電が走っていたんですが
市電の北野線はどこを走っていたんでしょうか
まだ勉強中です