今年の夏とセミ | 随心所欲的日記

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旅と文学の話

 今年の夏は、7月は日本の観測史上最も気温が高かった。それなのに都内の木を切るとか、都内の方針はおかしい。樹木のくれるありがたさが、まるでわかっていない。


 昨夜はベランダ窓を開けたかったのに、蝉が激突してくるため、締め切り、厚いカーテンで灯りが漏れないようにするしかなかった。

 明かりを遮断すると、蝉さんは激突をやめて、どこかへいなくなった。それはよいのだが、窓を開けると、また戻って来て、ガラスや網戸にぶつかってくる。


 仕方ない、当面、戸やカーテンを閉めて、こちらが眠る時がきたら電気を消すから、開けよう。


 要するに室温34度にむせかえりながら、締め切った部屋にいるしかなかった。


 今晩も向かいの木の蝉がぶつかってこないよう部屋を締め切るつもりだ。

 蝉さんは命が短い。そして蝉を育んだ木々は普段はよい空気を送ってくれる。


 それにしても窓を開けるかどうかで、大きく過ごしやすさが変わる。あのセミさんが少しでも生きてほしい。