冷たくても出るお茶 | 随心所欲的日記

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旅と文学の話

 数年前までは、一度熱いお茶をだしてから、冷まして冷蔵庫に冷やすという方法をとっていた。

 でもこれは良いお茶には出来ない。やはり温かいものが、美味しいので、そんな粗略ない扱いはできない。そこで家庭的な値段の丹波茶を買っていたところ、奥さん、水で出る茶葉がありますよと店の人に勧められた。

 へえ、水出しのお茶があるんだ。それは茶葉で、水筒に入れておくと出るのだった。

 昔は、お水で出る麦茶とかあったけれども、不味かった。


 しかし、現代は違う。水出しでも相当に美味しい。しかもティバックもある。

 便利だなあと、夏の楽しみになった。


 京都福寿園のものだと、レモンの入ったものまである。お気に入りの猫柄マグカップに注ぎ、氷も入れて、35度の室温の部屋で飲む爽快さよ。


 絶対、エアコン組には、このありがたさと、ひえひえ嬉しい感はわからない。なおマグカップを額に押し当て、冷たい〜っと独り言がもれる。


 窓の外には、大勢の蝉の合唱。