駅の構内放送と僕は、相性が悪いようだ | あらたな日々

あらたな日々

南あらたと申します。編集者、コピーライターからディレクター、プランナーを経験し、方向転換。現在は、IT関連の会社で、携帯コンテンツの企画、デザインをやっています。こちらでは日々思うことを語りますが、読んで役立つブログ作りが基本です。よろしくお願いします。

おかしいと思いませんか?
ラッシュアワーのホームに電車がつくでしょう?
扉が開くじゃないですか?
すると、すぐに
びゃぁーーーーーん!と発車ベルが鳴る。
発車ベルは「発車をする合図」のはずなんだから
すぐに閉めるなら最初から鳴らす必要ないじゃないですか?
つまりあれは、心理的圧迫を与えて少しでも早く詰め込んでしまおうという
策略ということになる。
「閉めるぞ閉めるぞ、すぐ乗れ、それ乗れ、早く乗れ!ほれほれほれほれ乗れ乗れ乗れ乗れ」
とやっているわけである。
はぁはぁいいながら、メガネはすにして、死にもの狂いになっている人もいるが
はめられているよね。ゆっくり乗っても同じだもの。
心地いい音ならまだいいが、緊張を強いる警告音を止るなりすぐさま・・・。
なんとかならないものでしょうか?

かたやラッシュじゃない時もそうです。
今日もそうなんだが、階段を降りたホームに電車が停まっている
「扉しまりまぁす」とかすぐに閉まりそうなことを言っている。
ところが目の前に悪い具合に、やけにゆっくりのっしのっしと階段を降りている
巨漢のトレンチコート男がいるのだ。
じゃまだ、じゃまだ。
一気に左を抜けようとすると、左に微妙にコースがずれる
ならば右だと右をすり抜けようと身を翻すと今度は右に・・・。
こっちは立ち止まってしまった。いっそ、下をくぐろうかとまごまごする。
早く早く早く!扉がしまってしまう。
その時、またもや左にかしいだ巨漢の右脇に人がようやく通れるくらいの隙間ができた。
僕は、鮮やかに体を反転させ、スライディングの要領でそこをとおり抜け
転がりそうになりながらも、ようやくバランスをたてなおし
まだ開いているドアに駆け込み、ドア脇のバーにつかまることに成功したのだった。
勝利!・・・ん?だが・・・まだドアは閉まらない。
「扉が締まりますのでご注意くださぁい」
なんてのんきなことを言っている。
さっき、もう今にも閉める感じで言っていた。
すぐに閉めるから、もう乗るなよという感じだった。
つい、半狂乱に飛び込んだ僕は身の置き場がない。
あたりの人も気の毒気に僕から目をそらしている。
そこへ、先の巨漢のトレンチコートがゆぅらりゆらりと入ってきた。
つまりは、ゆっくりでもじゅうぶん間に合ったのだ。
巨漢のトレンチコート男が正しかったのだ。
敗北感・・・。
ぼんやりとホームを見回す僕。
電車の扉は永遠に締まらないかのように、
まだびくともしない。

こんな感じで、僕は電車の構内放送とどうも相性がよくないのだった。