最終回とやんごとなき一族全話を通してのイチオシは、佐都が、「もうはばかりません。私たちはもっと自由に生きられる!」
と圭一に言ったところ。
佐都は第一話からずっと圭一を説得すべく憚りながら一生懸命に物申してきて、いつも家長の圭一に押し切られてきましたが、圭一の意向など関係ない腹の座り方と迫力と美しさがすばらしい。
女性たちの一斉の反撃!
さらにそれを束ねる中心に佐都。女主人は「**の嫁」という形ではなくて、家族の気持ちの中心点にあること。
一人一人の啖呵にスカッとしました! 拍手拍手!
深山家を経営危機に落とし込んだ明人は、やっぱり人が良くて父親に認められたいための反乱として終息しましたが、代わりにザラスグループ会長が圭一を追い詰める。佐都やみんなが深山家を救うために奔走します。最終回でみんなの優しさで家が救われるのかな、もっと圭一を追い詰めてほしい、と見てたのですが、おお、ウルトラCで、経営危機を救う投資の条件に、健太に経営権を譲ることに。深山家は残って、圭一の支配権が失われます。そういう手があったんだ! すばらしい。
圭一にとって、かれが信じてきた価値観は、彼のすべてだったんですね。
それが否定されたとき、かれはすべてを失う。
お母さんの八寿子さんは、圭一を優しく言い含めてくれましたが、、、、
圭一さん(はじめてさんづけ)は、ほんとうにショックだったんですね。
全てを失ったときに、あれだけさげすんだ女性からの愛が彼を救う。
夫婦ですね。
深山家の悪しき伝統の権化圭一の崩壊と一人の人間としての再生。
この二人の再生もほんとうによかった。最後までコメディなお二人でした。
この松松夫婦。好きだわ。
おまけは美保子さんの佐都へのありがとうの葛藤の表情。
佐都と健太。
健太と別れて、つらい日々を送っていた佐都が、健太に記憶が戻らないけれども、大事な人だった思うと言われて、佐都のうれしさがこみあげる表情がとてもいいですね。
こちらをイチオシにしたかった気持ちもあります。
健太が健太である限り支え続ける。運命を背負うという佐都。
こういう豊かな愛情に裏打ちされた強さが佐都の魅力ですよね。
最後の結婚式。
記憶が戻ってきた健太に
おかえり健太
ただいま佐都
たぶんやんごとなき一族全話を通して、一番好きな健太。
めでたし めでたし
やんごとなき一族、おもしろかったなあ。
圭一が不愉快だから成り立つ物語とわかっていても、すごすぎだったけど、最後まで楽しめたのは、一話一話、とてもよいお話が入っていたからだし、キャストの皆さんが演じる登場人物が魅力的だったからだし、コメディもおもしろかったし、なにより、太鳳ちゃん。
心がしっかりこもった佐都を毎回、届けてくれてありがとう。
心で演じる女優さんなので、ほんとうに大変な4か月だったことでしょう。
佐都の表情がとても豊かで、TVerで見返して、このブログを作るのがとても楽しかったです。
そしてこのドラマ、ほんとうに良くできてました。スタッフの皆さん、キャストの皆さん、ほんとうにありがとうございました。
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