2分だけでも覗いてって下さい -10ページ目

高校はギリギリではあったが卒業できた。


高校生活は色々な事があった、いやありすぎた。



何回辞めようと思ったか‥‥


何回泣いた事か‥‥


何回本当に笑ったのか‥‥


何回‥‥‥



数知れぬ経験から気持ちの面では大分成長出来たと思う。そういう点では感謝したい。



そして、ドタバタのその後はというと‥‥ ドタバタは高校卒業と共に解散した。



だが‥‥お笑いはまだやっていきたい‥‥やっていけるという少しの自信から、


当時、劇団で役者を目指していた中学校の友達と新たにコンビを組み再スタートをきった‥・。



コンビ名は、相方からは何処かに文化という単語を入れたい、


俺はトラップというサッカー用語を入れたいという事で、文化を英語に変えカルチャートラップと命名した。



週1回のライブ活動をメインに行い、


お笑いだけでは到底食べてイケるはずないので俺は、カラオケ屋でアルバイトをしていた。


そんなカラオケ屋でアルバイトをしてる時だった‥‥



深夜、仕事を終え、家に帰るとテーブルの上に小さなメモ用紙が‥・・・


母ちゃんからの書き置きだった。メモには信じがたい内容が書いてあった・・・



『池端のおばあちゃんが今朝亡くなりました。時間を作って、おばあちゃんの顔みに行ってあげて』



と‥‥ 大きなため息をはいたと同時に訳が分からなかった。



当然、誰にでも死は訪れるものだが、現実を受け止める事が出来なかった。


あのおばあちゃんが‥‥


翌日、池端のおばあちゃん家へいった。


お久しぶりです、たかしです。 中からおばあちゃんの娘さんが出てきた。


あらっ!!たーちゃん?本当にたーちゃん!?


はいっ!!


大きくなったね!!来てくれて本当にありがとうね!!おばあちゃん喜ぶよ!!顔見てってあげて‥‥


はいっ‥‥!!


中に入るとおばあちゃんは静かに目を閉じていた‥‥


すると、娘さんが亡くなってるおばあちゃんに向かって、話かけた



おばあちゃん‥‥たーちゃんきたよ!!良かったね!!


たーちゃんがきたんだよ‥ほらおばあちゃん!!と揺すってまで俺がきた事を伝えようとしてくれた。



俺は涙をこらえる為唇をかみ締めた。


ごめんね!たーちゃん‥‥おばあちゃん、やっぱり起きないみたい‥‥


せっかくたーちゃん来てくれたのにね‥‥


いえいえ‥そんな‥‥それ以上言葉が出てこなかった‥‥‥


おばあちゃんの寝ている後ろには小さな棚があった。


ふとその棚に目をやった瞬間こらえていた涙が溢れ出した‥‥



その棚にはビッシリと幼い頃の俺の写真が飾ってあった‥‥



サッカーのユニホームをきてピースをしている写真、


おばあちゃんにオンブしてもらっている写真、


おばあちゃんの作ってくれたご飯を美味しそうに食べてる写真。


その瞬間、瞬間が映し出されていた。



おばあちゃん大切に取っておいたんだよ!!


たーちゃん今何してるかな‥‥頑張ってるかな‥‥たーちゃんに逢いたいな‥‥って



涙を止める事が出来なかった。



おばあちゃんは俺に色々してくれたのに俺はおばあちゃんに何もしてあげれなかった‥‥


ごめんね‥‥ごめんね‥‥ごめんねおばあちゃん‥‥心の中で何度も何度も‥‥言い続けた。


おばあちゃん‥‥おばあちゃん俺頑張るよ‥‥もっともっと頑張るから‥‥


見ててね‥おばあちゃん‥‥


そんな俺の心の中では今でも池端のおばあちゃん生き続けてる‥‥




‥‥次回、最終回・・・・

2週間後、祐介は退院した。


しかし・・・祐介は退院して間もなく・・・真由美から別れを告げられた・・・・



「真由美」 毎日・・・頭が痛くなるぐらい考えたんだけど・・・・私・・・ゆーくんと・・・別れたい・・・


ゆーくんには私より、ずっと、ずっと良い彼女出来るよ・・・・さようなら・・・


「祐介」 えっ?どうしたの?えっ!!?



そのまま、真由美は、走って、その場を後にした・・・・



「真由美」 (涙) バイバイ・・・・ゆーくん・・・バイバイ・・・・・・・・・・・お兄ちゃん・・・・・・・・



祐介は、そんな真由美をせめたり、しなかった。全て自分が悪いのだと・・・・



その後、祐介は、真由美と別れた以外、何も生活に変わりはなく、高校を卒業し、お笑い芸人として


その道を志そうと1度は考えたが・・・まさこ先生・・・斗和くんの死、そして自分の


生き方を無駄にしては、いけないと、1つの目標を持つ事となる。それは・・・・


児童養護施設の先生・・・


寂しい子を助けてあげたいという一心で・・・・


祐介は、大学を卒業し、22歳となった今・・・・念願の児童養護施設の先生となる・・・


そして充実した日々を送った・・・・・・・・・。世界で1番のお父さんになる為に・・・・。



「祐介」 は~~~い・・・・皆~集まって~~!!ご飯だよ!!


どうした!!??ひろし・・・!?



「生徒ひろし」 先生・・・・?  僕のお母さん・・・・  いないの?






              {完}

そして、県大会3試合目・・・・



相手は、市内大会で唯一俺達が負けたチームに勝っての3回戦進出とあって強いチームだとは思った。


しかし・・・勝てるという意識は皆持っていた。



骨が折れてから2週間たった今・・・


軽く走れる様にはなったが今だボールを蹴るまでには回復しなかった。


当然、監督からのゴーサインは出なかった。


しかし一緒に戦う事には変わりはない。裏方として精一杯バックアップしようと思った。



そして3試合目のキックオフ!


相手は、でかい!早い!上手い!開始早々ドキモを抜かれた。


端から見てもレベルが違った。


しかし同じ高校生!!やってやれないことはない。


仲間達は死に物狂いでボールに食らいつき、相手にひるむこと事なく向かって行った。



しかし、前半終了間際に1点2点とたて続けに失点してしまったのだ・・・・


そして前半が終了した。


前半が終わって0ー2。


でも目が死んでる奴なんて誰1人もいなかった。


額に大きなコブを作ってた奴・・・・


相手に引っ張られてユニホームが破けていたやつ・・・・


汗だくになってハーハーいってる奴・・・・皆、誰の目から見ても頑張っていた



ハーフタイムの監督からの指示に目を背ける奴なんて誰1人いなかった。



後半開始の前、みんなでエンジンを組んだ!!


気持ちで負けんな!まず1点まず1点、


こんなとこで終わってどうすんだよ!!!!!勝つぞ!行くぞ!!おっうっ!!


レギュラー、サブ、マネージャー1人1人がお互いハイタッチをして後半戦へと進んだ。



・・・・チャンスは突然やっきた・・・・


後半開始早々、コーナーキックから、ディフェンスの奴が頭で合わせて1点を返した。


これで1ー2。


しかし、ここから先はお互い一歩も譲らない戦いが続いた‥‥


だが・・・・・・後半30分すぎに1点を取られてしまった。


これで1ー3。


まだ、誰も下を向くものはいなかった。


顔を真っ赤にさせ夢中でボールを追いかけていた


そんな仲間達を見てると誇らしくもなった。


1ー3・・・残り時間5分・・・・


懸命に応援しているはずの俺の頭の中にふと今までのサッカー人生が走馬灯のように、よぎった・・



池端のおばーちゃんにサッカーをやらせてもらった事・・・・

小学校の時選抜チームに選ばれた事・・・・・

自分が1番じゃないと分かった瞬間・・・・・

中学校での、あの事件・・・・!!

高校に入る前、監督と約束した事・・・・

そして、今・・・・


色々な事が蘇ってきて、ふと我にかえると頬に一粒の涙が‥‥


終わりたくない‥‥がんばれっ!がんばれっ!


残り時間3分・・・ロスタイムを含め5分あるかないかという、その時だった‥‥



行けるか?

監督から思いもよらない声がかかった‥‥

はいっ!!行けます

嬉しさと興奮とが交差したような声で俺は監督に言った。

急いで着替えろ

はいっ!!

そしてロスタイム2分と表示された所で監督は俺をコートに出してくれた。


交代選手からキャプテンマークが渡された。


お互い目に涙を浮かべながら‥‥



当然足の折れてる俺には何も出来なかった・・・


励ます事ぐらいしか出来なかった・・・。 上見ろ上っ!!



しかし、時間は待ってくれなかった・・・・無情にもホイッスルの笛が‥‥。


ホイッスルの笛が鳴った瞬間・・・


崩れ落ちる奴・・・・


大粒の涙を流す奴・・・・


限界まで動いて、動けなくなった奴・・・・


俺は1人1人に歩み寄った。


よくやった!!


最後までしっかりやろうぜ!!


動けるか?よく頑張った!!



仲間達は土で汚れた手で涙を拭き、顔を真っ黒にさせながら、最後の挨拶を行った‥‥!


気をつけ!れいっ!ありがとうございましたっ。



そして、この挨拶を最後に俺のサッカー人生の幕が閉じた。


監督にはお礼と約束を破った事へのお詫びをした。


監督から言われた言葉は1つだった・・・『ありがとう』・・・・


この言葉には色々な意味が込められていたと思う・・・


そして、監督の目には次への野望が、くっきりと、映し出されていた・・・・



・・・・第26話へ続く・・・・

「父」 真由美・・・ごめんな・・・!!お父さん、今まで言えなかったんだけど、お母さんとは再婚だっんだ。


前妻に子供が1人いて・・・お父さん、悪いことして子供とも妻とも離れ離れになって・・・・・・・


ある時、妻が亡くなったと聞いた・・・しかし、息子は何処かに必ずいると思って、毎日、毎日探し歩いた・・・


しかし、何処を探しても見つける事は出来なかった・・・


そんな時・・・もう忘れよう!!今きっと息子は幸せになってる・・・


そう思って1から人生始めようと思ったんだよ。


そして何もかもを受け止めてくれたお母さんと出会って、真由美が産まれ・・・斗和が産まれた・・・・



真由美に彼氏を紹介された時ビックリした!!


真由美の彼氏が祐介だって事に・・・・でも・・・黙っていたほうがお互いに良いと思った。



坂井真由美には坂井祐介という血の半分繋がったお兄ちゃんがいたんだよ、真由美・・・・



「真由美」 ゆーくんが・・・私の・・・お兄ちゃん!!!



真由美は状況を把握する事が出来なかった・・・しかし、まだ寝たきりの祐介は、その事には全く気づいていない


しばらくした後、祐介は目を覚ました。 真由美は、なんと声をかけて良いのか分からなかった。



「母」 祐介くん!!大丈夫??


「祐介」 ここは!!?? あっ!!いったたたたたた!!!


「母」 祐介くん事故にあって・・・じゃ、お母さん行くね?


「真由美」 うん


「祐介」 事故? あっ!!そういえば・・・・!!


「真由美」 も~~バカなんだから~~!!心配かけないでよね!!単なるかすり傷だって!!!


「祐介」 すっすっ凄いよ・・この包帯!!あっいたたたた!!オーバーだよね(;^ω^



その後・・・一切、祐介の耳に、実の父親が真由美の父だとは、知らされなかった・・・


2週間後、祐介は退院した・・・・




・・・・次回、最終回・・・・


2試合目は聞いた事ある名前の高校だった。


ケガの痛みは引いたが‥・・試合に出たいという気持ちをグッとこらえ皆のサポートに回った。


仲間達を信じて‥‥


そして県大会、2試合目が始まった。



前半の開始10分をたったぐらいだろう、2つのミスが重なり失点してしまった。


少し硬さが見えた。だが、まだ時間はたっぷりある。



時間がたつにつれ、徐々にではあったが硬さもとれ、パスも繋がるようになった。


しかし攻めても攻めても・・・同点までは遠かった・・・


ゴールポストにも何回当たった事だろう‥‥一向に点数が入らなかった。


仲間達の悔しさが伝わってくるほどだった。


しかし、まだ焦りという面では誰1人感じていなかったと思う。


そうこう、しているうちに前半が終了した。



前半戦が終わって0ー1。



焦るな焦るな、ゆっくりゆっくり!!と1人1人に声をかけた。


とりあえず同点に追いつこう!!と仲間達とハイタッチをして送り出した。


中にはハイタッチを空振りして余裕を見せる奴までいた。


大丈夫だっ!



そして後半がスタートした。


前半戦同様、主導権を握っていたのはうちだった。


しかし、全く点数が入らない。監督の時計を見るタイミングも徐々に早くなっていった。


俺が出来ることは、仲間を信じてただ大きな声で応援する事だけだった。


そして残り5分を迎えた時‥‥



とうとう同点に追いついた。足の事なんてもう忘れていた。仲間達と喜びを分かち合った。



同点に追いついたら、もうペースは完全にうちにあった。


もちろん時間も時間だったのでPK戦も視野に入れていた。



試合終了の笛が鳴ろうとした、その時だった‥‥・・



今まで、あまり試合に出た事のない奴の蹴ったボールがゴールの中へ‥‥


一瞬時が止まった‥‥



ゴールネットが揺れて間もなく、そいつは、皆の歓喜と共に、もみくちゃになっていた。


そいつは人より身長が低く、決して恵まれた体形ではなかったが


誰よりも先にグラウンドへ出て、誰よりも遅くまで練習をしていた。


試合に出れない時は、皆の身の回りの世話を懸命にやっていて、男なのにお母さんみたいな奴だった。


だから余計に皆そいつを讃えた。


もみくちゃにされ終わって、あいつの堂々とした、ガッツポーズをみた時、


俺は鳥肌がたった‥‥そして自然と笑みがこぼれた。



そのまま試合が終了した。


結果は2ー1。


こいつらスゲーって心から思った。



早く治せよ!


次はお願いね!


とりあえず治るまで負けないから!と次々に仲間から声をかけられた。


表面上では、おう!!とか軽く言い流していたが、心の中では大粒の涙が流れた。


早く治したい。早くこいつらとサッカーがやりたいと強く思った。


そして、翌週の3回戦へと進んだ・・・



・・・・第25話へ続く・・・・・

その日の夕方・・・・祐介は、真由美だけに、この詩を見てもらいたくて、急いで真由美も家へと向かった。


もうすぐ、着こうという時だった・・・・・


{キーーーードッン!!}


祐介は交差点の曲がり角でトラックに跳ねられ大きく、宙に舞った・・その音は真由美にも入った。



「真由美」 何!? すごい音!!!!お母さん私、外みてくるね!!



真由美が向かうと・・・・そこには、血だらけで倒れている、祐介がいた・・・・



「真由美」 きゃー!!!ゆーくん!!ねぇ~ゆうくん!!!



すぐに救急車が到着し、祐介は病院に運ばれた。



「病院の先生」 ただちに輸血が必要です。ご家族の方はおりませんか? あの子は特殊な血液で身近では


ご家族の方以外は考えられません。


「真由美」 でも・・・ゆーくんには・・・・家族が・・・



{私じゃだめですか?} その時、事故の事を耳にした、真由美の父が病院にかけつけた。



「父」 ハ~ハ~ハ~私の血を・・・・わたしの血を使って下さい。


「真由美」 お父さん・・・?


「父」 私は・・・あの子の・・実の父親です・・・・


「真由美」 ・・・・・・・・・・・・・


「父」 ごめん・・・後でゆっくり話す・・・先生・・・私の血を使って下さい。


「先生」 では・・・こちらの方へ。



真由美は耳に入った言葉の意味すら分からなかったが、今は祐介が無事である事を心から願った。


5時間後、手術は無事に終わった。成功だ。 祐介はまだ目を覚ます事はなかったが、数時間した後


意識が戻ると伝えられた。



「母」 真由美!? お父さんが話しがあるから、こっちへ来てって・・・・・




・・・・第25話へ続く・・・・

まず市内大会からスタートした。


市内9校の総当たり方式で上位3校が次の県大会に進めるのだ。


1試合1試合、気が抜けない戦いが続いた。


当然ミスもした。でも皆、同じ方向へ気持ちが向いていたので、


がむしゃらにボールを追いかけ、勝ちにこだわった。


3ー0、2ー1、1ー1、0ー2、9ー0、4ー0‥‥‥結果、市内大会6勝1敗1引き分けの市内3位!!


ギリギリという所で県大会に出場出来た。


正直危なかった‥‥後、1敗でもするとその場で引退となってしまうからだ。


県大会までは少しではあるが時間があいた。


市内大会での修正する点、改善する所を徹底して行った。


そして監督から県大会のトーナメント表が渡された。


トーナメント表をみたとき、1回戦目から名前も聞いた事のない高校との戦いだった。


監督からは相手の分析も当然大事な事だが、まずは自分達のサッカーをしようと念を押された‥‥


市内大会の場合は何回か練習試合を行っていたので、


相手チームの特徴や個々のくせなどをしっかり把握してはいたが、県大会になると話は別だった。


監督から言われた通り、自分達のサッカーに徹しようと県大会までの間、


練習付けの日々となっていた。


そして県大会1回戦‥‥


前半開始早々こっちがまず点数をとった。


そして前半が終わって1ー0相手はそこそこ強い印象があった。


気を抜いたらすぐに逆転されそうな雰囲気だった。


そして後半の途中に差し掛かろうという時、


俺がボールを蹴ろうとした瞬間‥‥ボールをカットしようとしてきた相手の足と激しくぶつかった。


痛いってもんじゃなかった。立とうとしても立てない。


気持ちの面では続行出来たが、動こうとすると足に激痛が走った。


すぐに監督に×のサインを出した。


当然痛くてスパイクも脱げない。マネージャーにハサミでスパイクを切ってもらった。


するとスパイクをぬいだ瞬間・・・足が何やら変形してるのが分かった。


靴下も脱げなかったので、ハサミで切ってもらった。


すると右足の小指と薬指が一回転していたのだ。


通常爪が、こんにちわなのに、おやすみ状態になっていたのだ。


直ぐに病院へ行こうと言われたが、結果が気になってしょうがなかったので、


痛みに耐えながらも試合を見ていた。


試合は皆のおかげもあって、そのまま1ー0で勝利した。


そして試合後ミーティングが終わると直ぐに監督の車で病院へと向かった。


レントゲンを撮る前から先生には折れてますね!!と言われた。


レントゲンを撮るとやはり折れていた。


全治1ヶ月‥‥。


折れてはいたが、何処かまた次の試合に出れるんじゃないかっていう俺がいた。


でも試合は待ってくれない‥‥翌週には2回戦目が待っていたのだ。


当然悔しさはあったが早く治したいという一心でリハビリに専念した。



そして2回戦目へと進んだ‥‥‥



・・・・第24話へ続く・・・・

{『僕からの贈り物』 また、この季節がやってきた・・・・時が早く進んでいく・・・このまま時よ止まれ・・・


無理して元気になることないよ!!!


作り笑いは僕らを悲しくさせるだけだから・・・・・


僕に訪れた、神様からの試練ってこういう形だったんだ!!


心から「ありがとう」なんて今まで言ったことなかった。


心から「疲れた」なんて今まで言ったことなかった。


前に進む勇気


後悔しない生き方


誰にも負けない真の力を、皆が僕に・・・・



皆と出会えて・・・


皆に愛されて・・・・1人になって始めて気が付いた。



「ありがとう」という言葉に・・・・僕から「ありがとう」



笑うは楽しい、笑うは苦しい、笑うは・・・・


泣くは悲しい、泣くは勇気、泣くは・・・・・



小さな星となって生まれ変わるよ。 大きな星となって皆を幸せにしたい。



幸せは楽しい、幸せは自信、幸せは・・・・


星は勇気、星は輝く、星は・・・・・生きてる証



大きな星となれば、皆・・・・僕の姿みれるよね?



それが、僕からの・・・・


それが僕からの・・・・贈り物。



大切な物は目には見えないものだから・・・・・


僕に生きる意味を教えてくれて・・・・「ありがとう」    



{『ぼくからの贈り物』}





空には、斗和という星がある。悲しい時、苦しい時、空を見ればきっと・・・あの時、約束した笑顔が・・・・


男と男の約束・・・・




しかし、そんな時、祐介に・・・・・




・・・・第24話へ続く・・・・






携帯電話には、とんでもない数の着信やメールが入っていたのだ。


面白かったよって言ってくれた人、

すごいなぁ~!と感心してくれてた人。

髪切った?と内容ともかく容姿を気にしてきた人。


すっげーよ、ドアップだったよ!!と本気で驚きを隠せなかった人。


文字化けしてて完全に文章化されてなかった人


ラーメンは何味派?と実は、こいつお笑いやりたがってるんじゃないかって奴と様々だった!


こんなに友達いたっけ?と思うぐらいの件数が来ていた。



おいっおっいおっい!!ずりーよ!!なんだよ!!と牛乳からも電話がかかってきた。


牛乳は心の底から悔しがっていた。


てか牛乳ってさーと、まだ牛乳の話題を引きずっていた。


牛乳はお留守番で正解だったかも知れない‥‥


それより夕方のアイドル番組がこんなに人気があることにもビックリした!!



そして翌日、学校へ行っても、さほど騒がれる事は無かったが当然3年生になった


俺は先輩にいじられる事がなかった事にホッとした、


その点では上級生にもなり平和な高校生活が送れていたと思う。


3年生になった頃には不良と呼ばれる奴らは、ほとんど学校を辞めて行った‥‥


うちの学校には校則っていうものがあり、他の高校よりも厳しい方だったからだ!


男女共、黒髪は当たり前、男子は耳に髪がかかったらアウト、


セーターやスクールバッグは学校指定のもの、


女子はスカート膝下が当たり前、ピアス、アクセサリーなんかはもっての他だった。


それらを1つでも破ると、当時の高校の先生達は本気で怒鳴り本気で殴ったりもしてきた。


学校を守っていく先生達も大変だったと思うが・・・・


個性を伸ばしていこうとする高校生の俺達にとっても辛いものがあった。


しかし見えない所でやるのがあの時の楽しみというか先生達への小さな抵抗だったのかも知れない。


その点では他の高校が羨ましく思った事もあった。



一方肝心なサッカー部はというと‥‥



2年生の時、ディフェンスというポジションで辛い思いをして来た経験もあってか、


ヘディングの強さだったり・・・1対1の強さ、パスの正確さという


体力、筋力、俊敏さという部分では力がついていったと思う。


ポジションも、3年生の時にはフォワードとして再び攻めるポジションについたし


背番号も5番から、3年生になって念願の10番に、


そしてゲームキャプテンとしてチームをまとめるまでに成長していけたと思う。


後は監督を全国に連れて行く事だけだった。


お笑いはひとまず休憩という形になった。それほど最後の大会にかける思いはあった。


でも力の差は上手い高校なんかと比べると歴然としていた


でもあの時の俺は練習も休む事もなく、日々汗水流して、ただひたすらボールを追いかけていった・・・


中学生の時に約束した、監督を全国に連れていく、そして自分自身の成長の為に‥‥


そして、とうとう高校生活、最後の大会が始まるのだ‥‥‥




・・・・第23話へ続く・・・・・

「祐介」 斗和くん・・・(^O^)


「斗和」 あっ!!お兄ちゃん・・・いつも、ありがとう(^O^) お兄ちゃん? 笑うことって楽しいね?ぼく・・・


お兄ちゃんに会えてよかった・・・・


「祐介」 何いってるの!!これからもいっぱい、笑おうよ・・!?


「斗和」 ううん・・・・ぼくね・・・・お星様になる・・・お星様になればね・・・ぼく・・・みんなの笑った、顔が・・・


いつも見れるから・・・・お兄ちゃん・・・・ありがとう・・・おねえちゃんと・・・これからも・・仲良くしてね・・・・


お兄ちゃんに・・・・・向かって・・・・・・・・・・・・・・・


「祐介」 斗和くん? ・・・・斗和くん!!??



にっ(‐^▽^‐)っていう笑顔のまま斗和は、小さな目を閉じた。



その後、すぐ、父、母、真由美がかけつける。



「真由美」 斗和!?とわ???斗和!!??ねぇ?とわの好きなテレビ始まるよ!!一緒にみよーよ!!


斗和・・・・おねえちゃん1人で観るよ・・・・聞いてる? とわ・・・・


「母」 真由美・・・・・・・


「祐介」 ・・・・・・・


「真由美」 とわ・・・・お姉ちゃんね~・・・・髪の毛きったんだよ・・・みてよ・・・とわ・・・斗和・・みてよっ!!


とわーーーーーーー(涙)


「父」 斗和は頑張った!!世界で1番・・・・・産まれた時、病院の先生から余命3年だと・・・・


でも・・・斗和は6年も・・・・・6年も・・・・・斗和!?ごめんな・・・・斗和! 斗和は・・・・頑張った・・誰よりも・・。


「祐介」 斗和くん言ってました・・・(みんなの笑った顔が見れるように、僕・・・お星様になるって)


斗和くん笑うって楽しいって・・・・・!!


「真由美」 ・・・・・・・とわ


「母」 とわ・・・・・とわ・・・・・


「父」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふぅ~!!




1週間後、祐介は斗和の気持ちを綴った詩を書いた。しかし、誰にも見せる事が出来なかった。


それは、自分自身に宛てた詩のようにも思えたからだった・・・・・・





・・・・第23話へ続く・・・・