PCB採取現場に行ってきました! | エコテスト スタッフブログ

PCB採取現場に行ってきました!


エコテスト杉浦です。


今日は雪の舞う中、PCBの採取現場へ行ってまいりました。


採取現場に立ち合わせていただくのは初めてのことなので

ちょっと緊張しながら現地へ向かいました。


採取担当者さんと現地で落ち合い、いざお客様のもとへ。


今回はすぐに捨てる予定機器の絶縁油を採取しました。


なので機器の保管場所はビルの使われていないお部屋です。




こちらは高濃度PCB含有が確定したコンデンサです。

解体したビルから見つかったそうです。

なので今回は分析対象外です。




こちらは今回分析対象のコンデンサです。

こういった密閉された機器はドリルで穴を開けて

穴にスポイトを差し込んで絶縁油を採取します。


PCBがたくさん含まれている場合は危険なので

慎重に作業する必要があります。


採取担当者さんによりますと、

長年使用した機器の場合

内部の圧が高い状態になっている場合があるようです。

内圧が高いと、ドリルで穴を開けたときに

中から絶縁油が噴出したことがあるそうです。


安易な自主採取が危険であることを

再認識しました。




こちらが採取した絶縁油です。

今回は4つの機器から採取を行いました。


絶縁油は空気に触れると酸化して変色します。

1~3はネジで開閉できる機器から採取したもの。

4は密閉された機器から採取したもので無色透明です。


これで採取完了!

ラボに持ち帰って分析スタートです。


と、採取の流れはこんな感じです。


自主採取をお願いしているお客様は

いつも大変な思いをして採取されているのだ!

ということも実感。


お客様とのお話の中からも、現場のご苦労が身にしみた杉浦でした。