春日龍神と佐々井秀嶺
金剛流の能舞台「春日龍神-龍神揃」を見てきました。
この舞台、東京では130年ぶりだとか
私はミーハー的に能が好きです
幽玄なる世界・・・夏にはピッタリだし
能の前の狂言も面白い
覚えた狂言の言い回しを自宅で繰り返し披露するのですが
ひたすら旦那には無視され続けます それでもめげずに
真似して遊ぶのがまた楽し・・♪
さて、春日龍神は仏教の本場インドに行って修行を
しようと考える日本のお坊さんをインドに行かなくても
日本に仏陀の真髄はあると説く先輩のお坊さんのお話で
その証拠をみればインドに行かない、という話になり
龍になった仏陀が現れてインド行きをやめた、
というお話。
この逆バージョンがまさしく現在インド仏教の頂点にたつ
佐々井秀嶺氏 お釈迦様が龍になったというのは
仏教の世界では共通のお話のようですが、佐々井氏は
夢に龍となった仏陀の生まれ変わりが出てきて
「汝、南天竜宮城にゆけ、そこにわしがいて、お前のいる処じゃ」
といわれてインドに渡り、既に40年という方です
佐々井氏から聞いた龍の話が春日龍神とほんとに
よく似ていたので不思議な気持ちになりました
舞台はというと大迫力 子供なら怖くて号泣でしょう
そのぐらい迫力がありました
演目の横に「龍神揃」と小書がありますが
これがあると大迫力の舞台ということのようです
通常の春日龍神は1人程度らしいのですが
龍神揃は5人の龍神と2人の龍女がでて舞います
舞の金剛といわれているとか
すごかったです 児玉でした。