田んぼと俳句    「ほがらかに  鍬に砕けて  春の土」 | エコテスト スタッフブログ

田んぼと俳句    「ほがらかに  鍬に砕けて  春の土」

エリママとエリさんが丁寧に芽だしした苗を送ってもらい


エコテストの屋上田んぼに田植えしました




週末に一人で屋上に上がってみると土がたっぷり入ったプランターは


湿気を保っておりすぐに土を掘り返すことができたのですが、水草


生え放題だったプランターはカピカピになっており、根が繊維状に


絡み合い巨大スポンジになっていました




ため息をつきながら、鋸で繊維スポンジを破砕し土をいれて・・と


土たっぷりのプランターはスコップで耕します


毎年のことですが、土をいじっていると不思議と気持ちが落ち着き


心のささくれが癒される気がします。




そんな心情を表現した俳句をホトトギスの中に発見しました




 ~ ほがらかに  鍬に砕けて  春の土 ~




皿井旭川という詩人の句なのですが、詩人と土の距離感


土をいじっているときのなんともいえない幸福感をおおらか


に表現できていると思いませんか




だれかと気持ちを共有することができるって幸せなこと 


言葉はそのためにあるのに、忙しい毎日ではこんなささやかな


幸せをいちいち言葉に出して共感することが難しくなっていて・・・


さらに難しいのは、パーフェクトに細部に至るまでぴったりと


思いを共感しあうということは感性の問題なので誰でもよい、、


というわけにはいかない、、ということ




そんなときは時空を超えて、昔の俳人の句にあたります


自分と同じ状況で同じ気持ちを表現している句に出会えたとき 


その俳人と私は次元を超えてコンタクト、互いの感性を称え


(一種のエール交換)暫し出会えた喜びに浸るのです♪




未来の私のような人に向けて句でも作ってみようかしら


俳句つくってるよーという方いらっしゃいましたらコメント


くださいませ




コダマでした