おじいちゃんの歌
今日は突然ですが、私の祖父が若い頃
いつも大声で歌っていた・・・という歌の歌詞が
手に入ったのでご紹介します
祖父は貧しい農家の生まれ、戦時中満州に渡り
工場を経営、成功のあとは敗戦、戦後は命からがら
日本人団のリーダとして引き上げてきました
1.生まれ故郷を 後にして 俺もはるばる やってきた
蘭の花咲く 満州で 男一匹 腕試し
2.金もなければ 地位もない 生まれついての 丸裸
持った度胸が 財産さ やるぞ 見てくれ この意気を
3.赤い夕陽に 土の香に 燃える希望が あればこそ
なんの苦労も 青天井 じっと萬里の空を見る
私にとって祖父(おじいちゃん)は男の中の男(笑)
小学校しか行けていないので全て独学ですが
体も頭脳もなにか「大地の逞しさ」を感じるのです
ここで小話・・・
ニューヨークのメトロポリタン美術館に行ったときのこと
おじいちゃんはエジプトのピラミッド展示の横にある
ライオンと人間の一体神の前で30分動かなくなってしまいました
皆が早く先に行きたいのに微動だにしない祖父
30分後やっと足を動かして 開口一番
「人間の祖先は・・・ライオンだったんだな」(福島なまり)
付き人のコケ方といったらなかったです(笑)
祖父は30分頭脳をフル回転し、人間の歴史をたどって
目の前にある新説(人間とライオンの一体神)を
どうにかこれまでの系譜の中に組み入れたのでしょう
このとき既に83歳
6月16日に祖父と祖母は揃って88歳を迎えます
帝国ホテルで米寿の祝いを開催するのですが
そのとき、祖父は先ほどの歌を皆に披露します♪
児玉でした