これは、1月に発足したばかりの「嶺岡牧を知って活用を考える会」の臨地研修です。
今回は東牧馬捕場を中心に現場確認。

東牧馬捕場は嶺岡林道のすぐ横に位置します。

皆がいる場所は林道、その右下を走る道が昔の林道(いわゆる赤道)、そのさらに右下が馬捕場です。

日暮先生や川名先生たち有志の皆さんが可能な限りの伐採及び整理をしてくれたおかげで、今まで隠れたいたものが続々出現しました。
とにかく馬捕場へ向かいます。

これは赤道の西隅付近から撮影した様子。
林道からの深さがわかるでしょ。

赤道から南へ下っていきます。
この奥が馬捕場です。
ここの馬捕場は、北斜面を活かして壁にし、南側を平らにして馬を飼育していました。
かぐやがこの馬捕場に来るのは何年ぶりかな。
いろいろな実地講座に参加していたので、認識はそのときのまま。

もう既に馬捕場(東端)の中です。
三区画に仕切られているこの馬捕場。
この左の盛土が野馬土手です。
野馬土手の左(外側)は急斜面になります。
ちなみに、当時はこの木々はありませんでした。
なので木々がない状態を想像してご覧ください。

石積のある場所は馬捕場への入り口と土手との交差点。
馬捕場の一区画めから左下へと土手がはしっています。

一区画めを土手沿いに歩きます。
区画ごとに盛土をして馬を分けていました。

一段高い場所から先生が説明。

この場所が仕切りの盛土。
この仕切りが2本あるのです。
馬のお尻に焼き印をして、この中でしっかり管理をしていたのです。
しかもその台帳をきちんと記録。
素晴らしいお仕事です。

馬捕場の西端に高台があります。
結構な広さなのですが、ここがどういう場所なのか先生でもまだわからないとのことです。

その高台から撮影。
深いでしょ。
この右下が急斜面、一部は崖です。
当時の馬は野馬。
今のサラブレットとは違って、農耕馬だったり運搬車の代わりだったりと、背は高くなくドッシリした馬だったそうです。
だから、人間がしっかりと見ていれば、このくらいの高さの土手で十分だったわけ。

しかも馬捕場自体が斜面になっているので、お馬さんだってそうそう逃げないでしょ。
エサも水も計画的にあげていたようだし。

登り切った一番上が赤道。
その少し下に盛土と回り込むような道のようなものが出現。

これが新発見したもの。
しかも、この研修の数日前に見つけたとのこと。
なんだか複雑に入り組んでますョ。
赤道を東南に下っていきます。

木戸のようなものがありました。

(内側から撮影)
戸といっても一枚戸ではなく、大きなお寺にある仁王門のような幅があったそうです。
歩いた先にあったのは、

水飲み場です。

西牧でもそうでしたが、嶺岡山系は雨水が湧いてくる場所がアチコチにあります。
馬捕場の近くに水飲み場を設けて、馬の飼育をしていたのです。
理にかなっていますね。
道を引き返して途中から上に登って行きます。

(左が上、右が下)
良く見ると土手になっていました。
ちょっとした盛土があるでしょ。
そして登った先は赤道です。

この画像の右方向は、林道沿いに東へ走る赤道。
反対側は西方面、馬捕場への入口下を走る赤道へと続いています。
会員の川名先生が言いました。
「この赤道をキレイに伐採して馬車でも走らせたらいいかも。」
楽しそう~。
夢は膨らみます。
馬捕場をあとにして林道を東へ移動。
途中から少々南へ入ります。
じつは、その道沿いに土手が走っていたのです。

こんな所からちょこんと入るんですョ。

(中から撮影)

右側に石積があります。
その外側は完全な崖です。

行きついたところは仮囲いの西側。
竹林になっているので分かりにくいでしょうが、画像の左下に石積があります。
この石積の上方は斜面です。
先ほどの馬捕場と同様、北側を壁にして山を切り平地を作っています。

竹林の南端を歩きます。
すぐ下は崖です。

出て来たのは仮囲いの東端。
皆の後ろを土手が斜めに走っています。
左(西)方向へとだんだん高くなり、先ほどの西側へとつながります。
ここでは柵のような囲いを設けていたのかもしれません。
ここをあとにして、林道をさらに東へ。

林道沿いにあったのは、

大きな馬頭観音像。
千葉県では一番大きなものと言われています。
ただ、ここは牧の中。
たいてい馬頭観音は牧の外、牧の入口付近に鎮座しているもの。
この馬頭観音も実際は違う場所にあったらしいですが、はっきりした位置が確定していません。
さらに東へ。
一戦場公園に行きました。

丘の向こうを斜めに走るのが土手です。

建物の後ろまで続いています。

じつは、反対側にある盛土と、センターまで伸びている土手がつながっていたらしいとの事。
これは保管されていた絵図からわかったことです。
今回の現場研修でいろいろな発見、また新たな認識がありました。
数年来ていないうちに多数の発見が続出しています。
嶺岡牧、本当に日本のアンコールワットです。
追伸、
私かぐやも「嶺岡牧を知って活用を考える会」の会員になりました。
今までも都合が合えば、先生の講座を拝聴したり、臨地研修に参加したり。
さらに二年間のカルチャースチワード研修でもお世話になりました。
というか、先生が鴨川市のまちづくりの為にこの町にお出でになったときから講座に参加し、ずいぶんと永いおつきあい(へばりついて.....)になりました。
ここでひとつ、かぐやが協力出来る事があればと、今回は本気になってみました。
これから頑張りますョ。



















