G倒で恩返し-。阪神・平野恵一内野手(32)が20日、宮崎県総合運動公園内で巨人・小笠原道大内野手(38)と合同自主トレを行った。小笠原との自主トレは5年目で成績も急上昇。巨人戦で活躍し、師匠に戦場で恩返し、リーグ優勝を目指す。
偉大なる人が放つ空気から感じることがある。師と仰ぐ小笠原を見つめながら、平野はどん欲に向上のヒントを探った。
「あまり手取り、足取り教えられない、背中を見て考えろと言われた。どうしてもわからなければ、聞きに来いと言われた。2、3の修正があったけど、細かいことはいえないです」
室内での打撃練習。名球会打者(2057安打)は、後輩へ身ぶり手ぶりの指導をした。踏み出す右足、体の開きを抑えること、軸回転の意識を伝えた。他球団、ましてや阪神-巨人は永遠のライバル。その敵に1人の野球人として、真っ正面から向き合ってくれた。だからこそ、活躍しなければいけない思いも強くなる。
「巨人戦だけじゃなくてね。小笠原さんのおかげというのをグラウンドで恩返ししたい」
昨季はリーグ5位の打率・295をマーク。特に巨人戦は打率・344と好成績を残した。さらに2年連続でゴールデングラブ賞(二塁)とベストナインを獲得。年々成長した姿を示している。
「毎年ストイックに取り組んで体づくりをしている。公私ともに尊敬している。毎年、学びたいと(この自主トレを)迎えている」
06年にファウルを追って、フェンスに直撃する大けがを負った。そこから再起を期して、08年から小笠原に師事する合同練習は5年連続となった。猛練習で知られるガッツ流で己を追い込む。7年ぶりのリーグ制覇に宿敵巨人の打倒は絶対条件。そこに貢献して、師匠の恩に報いる