カモミールティーの淹れ方やブレンドはそれぞれお好みで
今回はそこへ行く前段、
カモミールの育て方や加工について
出荷農場のオーナーからいろいろ教わったことなどを
参考にしてもらえれば・・・・
カモミールを栽培されている方どうしてますか?
カモミールは背丈10㎝でも50㎝でも花をつける植物です
野生が一番とお考えかもしれませんが
これは農園で高品質のカモミールを無農薬で栽培するためのテクニックです
背丈15㎝で花をつけさせると花の数も少なくまた花も小さいので
当然ながら良くありません
栄養不足で成長を止めたわけですがそれでも子孫を残すために
花を咲かせるから当然です
この写真は60~80㎝に育っています。
50㎝を超えるとご覧のように
赤くなりはじめ倒れてしまいます
これもダメです
イネと同じで
栄養過多で早く育ちすぎ花に栄養を送る前に倒れていきます
実はこれは私がお願いして放置で精油用に育てていただいている
カモミールです。
前の年にコリアンダーや自家用野菜を育てた場所で
鶏糞のみですが栄養が残りすぎていました
お茶用としては良くないです
お茶用の今が収穫なのでお邪魔して撮ってきました
しっかりと土を作り、栄養管理し30~40㎝で花を咲かせるようにコントロールします
この写真です
この栄養状態がいい物が採れるようです
こうなるように肥料をコントロールしていけばOK・・
オーガニックがいいとお考えの方も
こうなるようにオーガニックの範疇で土を作ればよいわけです
オーガニックだから背丈15㎝で咲いた花が美味しいかどうかは?です
ちなみに農園主は農林大臣指定農園ですが全く化学肥料と農薬は使わないが
オーガニックには興味はないそうで「オーガニックは商品にならん派」です
いずれ詳しく書こうかと・・・
コーンフラワー、レストラン用
コリアンダーレストラン、ハーブソルト用
私はカメムシを嚙んだ味がすると言ってたしなめられましたが
実際今回は
専用のところからは採れないので
私用のところから
だいぶ見劣りしますが
その中から
粒をそろえ
じくを綺麗にとります
粒をそろえないと乾燥の度合いがずれて意外と大きく味を左右します
じくは苦みになりますから取り払い
こんなかんじ
この黄色いところが乾燥と味の目安になります
これを知っておくとカモミールの味をコントロールできます
これだけ作りました
これを、本来なら機械乾燥がベスト
乾燥器などあるはずもなく
まず経費節約のため天日乾燥します
その写真を撮り忘れたのですが
生の時に38gあり
天日乾燥でその70パーセントくらいにする予定が天気が良すぎて
23gになってしまいました
日陰ではなく陽が少しあたるようなとろで行ってください
これは花の中にいる虫を出すためでもあります
農園では少しだけ天日で虫を出しあとは機械で12時間以上乾燥します
で様子を見ながら1~2時間行います
加減は重さ(60パーセントくらいまで)
と
これ大切・・・
黄色いところにグリーンが残っているかどうかで判断していきます
グリーンが残っている量でリンゴの香りが決まりますので
自分好みを・・・
なぜこの乾燥機を使うか?使えるか?
このタイプの乾燥機は1時間連続運転しても60℃を超えないからです
これもっと大切
乾燥は60℃までで調整してください
それを超えると香りが飛んでしまいボロボロになります
これで様子を見ながら(色と重さ)ともう一つ
この黒い点・・・・虫です
名前は知りませんが動画のほうを見ていただければわかりますが
中に少し動いているのがいます
60℃でほぼ出てきて死にますが中には生き残るやつもいます
この温度が境目でしょうか
機械乾燥の理由は調整がしやすいのと虫の件です
しかし、しかし成虫は死にますが卵はこの温度では死にません
機械で12時間やっても死にません
オーガニックや無農薬では当たり前のことですが
輸入品が
味が悪いのは70℃とか80℃以上の熱風で殺虫しているからですが
味と虫のどちらを選ぶかですね
私がお勧めするのはここまでやっても
日持ちはあまりしません。美味しさを維持するためには仕方ありませんが
これを瓶に入れ脱酸素剤を多めに入れ乾燥剤も少し入れ1週間くらい置きます
保存中はこの方法で何とかクリアできると思います
脱酸素剤と乾燥剤はアマゾンで売っています
脱酸素剤で殺し(虫)卵も孵化しなくなります
**生で飲んでいる方種ではありません虫です。この農園が特別なのではなく
どこにでもいます・・
美味しい淹れ方やブレンドは他の方のを見てね