このレンズも安くてオクで1600円で買いました。光学はキレイなんて書いてありましたが、LEDランプで見るとくもりがあります。通常光では見えないものです。

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これが通常光。レンズは綺麗に見えます。

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LEDランプで後ろから照らしたもの。これだと不規則な点状の汚れ。ちなみにアルコールで洗浄したあとです。

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これは前から照らして後ろから見たもの(書かなくても分かりますね;)。前の方にくもりがあるのが分かります。

結局、簡単に分解できるところまで外して掃除を試みました(上の写真は掃除後のもの)。すると、どうも前から2枚目と3枚目が貼り合わせになっているようで、そこだけが白濁しています。いわゆるバルサム切れというやつです。すぐ表に出て光を向けると、ホワホワの白い画面になっていることが確認できました。

問題はそれだけでなく、絞っても開放のままで、横のレバーを押すと絞られる。開くときは操作と連動する。動きを見てみると、バネが一つ無くなっている挙動。。。絞り羽根も、少しいびつに絞られていく。八角形の1辺がやや広い。

おい、ジャンクならジャンクと書いとけや、ぼけ!と言いたくなるダメージレンズです。千円台だしリスク承知で買っているので文句は言いませんが、1万円台だったら文句言いたくなるかも。。

でも、本の背表紙のテスト撮影では、黒字に白の小さい文字もにじまず精彩に写るので、解像度は期待できそう。

さて、試写の結果はいかに。。。まずは近距離から(最短は1.2メートル)。

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おっ! いいじゃないですか。。色は前の日記で紹介したMC Rokkor F1.8と似て重厚です。ボケは素直。といっても新しいレンズとは違いますが。

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細かく写る傾向も同じ。う~ん、またいいレンズを手に入れてしまいました。

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タクマーとかの迫るような臨在感とはまたちょっと違いますけど、細かさと立体感を両立させている感じ。

では次に中距離。

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おお!

何かいい感じ。ちなみにけっこう何枚も撮っています。かもめが動くもので。開放から1段目のf5.6。もう夕方だっただし、後ろもぼかしたかったので。遠くの木陰のボケがポッカリ浮いていますね。

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某所では無反応でしたが、こういう写真は好きです。

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どれも露出だけパソコンで補正しただけの撮って出しです。あまり調整の必要性は感じない。この「撮って出し」というのはもちろんレンズの素直な性質を見てもらいたいからで、俺はレタッチソフトになんか頼らないぜというイキガリとは無縁ですw

続いてもう少し遠距離に。

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もう素晴らしいとしか言いようが無い。日差しにすけた透明感。これでボケがオールドレンズぽくなかったら、普通に商業写真で使えそう。

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建物もちゃんと写りますね。線が綺麗だし、細かい模様もくっきり出ている。

懸念される逆光シーンはどうでしょうか。

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水面からの照り返しによる逆光です。確かにバルサム切れの白濁が画面を白くしているけれど、レンズのもともとのポテンシャルがいいから、なんかすごくいい効果になっている。ちなみにフードは付けているので、やや逆光気味とかなら気になりません。

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真正面から夕日をとらえたもの。右下に緑色のゴーストが出ています。

結論として「繊細かつ立体的で可憐な色表現」というところでしょうか。

ダメージレンズなので、できればもう一本買って、これは処分してもいい。うまく動かない絞りとか、ちゃんと使いこなせてもらえるかは心配だけど。

でも、比べてみたら、「やっぱり逆光の白さがいい。絶妙なバルサム切れ!」とかいって手放さない可能性もあるかな ^^;