引き続いてビオターのレビューです。前回は開放で無限遠にピントが合わないことを発見して落ち込みつつも、近距離の猫の毛のシャープさに驚かされました。しかし、このオールドレンズの真骨頂は逆光とボケです。

<逆光>
まず普通に。

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前回、黄色が鮮やかと書きましたが、夕日にはもってこいのレンズだと思います。樹の枝の影も、無限遠が出ていればもう少しシャープでしょうけど、十分に細かいですね。



これは絞りを開け閉めすると、七色のフレアが細くなったり、広くなったりするというのを表したものです。

そう、ビオターのフレアは七色になるんです!

ならない時もあります。逆光にして色々と角度を調整してください。もちろん、フード無し推奨です(笑)。

それを活かしたのが、次の写真。

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ピースフルで神々しいフレアです。まるで子どもたちを守っているような。

<ボケ>

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開放で丸ボケを出してみました。ビオターはよく「ぐるボケ(ぐるぐるボケ)」と言われます。しかし、そんなに顕著に出るシーンには意外になかなか出会えません。上の写真を見ると、画面中央の丸ボケは丸いのに、左右の両端のボケは少し潰れていることが分かるかと思います。ぐるボケというのは、このように円を描くようにボケが潰れることで発生するのでしょうね。おそらく、私が使っているのはAPS-Cなので、フルサイズだったら、もっとはっきりとぐるボケが見られるのではないでしょうか。

それよりも、私がこのビオターで楽しんでいるのは、丸ボケです。ツァイス・イエナではテッサーでも丸ボケが楽しめます。ただ、トリオプランみたいにはっきりと輪郭は出ません。

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上の方は、少し絞っているので、完全な丸ボケではありません。でも、12枚羽なのでかなり丸いですね。

2枚目もフルサイズだったら、流れるようなグルボケが堪能できたかも。

動画も面白いです。



フルサイズだったら、ボケがもっといっぱいに広がりそう。でも、そうなるとボケの大きさは相対的に小さく見えるでしょうね。なかなか難しい。

というわけで、このレンズを総括します。私の持っている個体が無限遠が出ていないのは無視してくださいね。

「細く切れの良い描写、逆光で黄金色、可憐な丸ボケ、フルサイズならグルボケ」

かなりおすすめのレンズです。