森林が消失し続けると・・・

森林伐採

「石油や石炭と違い、再生する森の木々は限りなく使える」と思っていませんか?
「まだまだ世界中には、ジャングルが沢山あるのだから大丈夫…」と思っていませんか?
森林の消失は温暖化だけでなく、食糧問題とも大きな関係のある深刻な問題なのです。


進んでいく伐採

減り続けるジャングル

地球上に存在する陸地のうち、30%以上が森林でした。しかし、増え続ける人口に対して、広がる宅地や農業地の開拓が進み、さらに産業の発展に必要不可欠な資源として森林伐採が進んでいます。
現在では、森林伐採や環境汚染のために、1分間にサッカーコート20面分もの広さの森林が世界中からなくなっています。特に南米やアフリカでは、急激な森林伐採が進行していて森林の減少率は毎年増えています。
植林や緑化活動で森林の再生活動が行われていますが、失われていくスピードのほうが圧倒的に速く、このままでは地球上から森林がほとんどなくなってしまう日が来るかもしれません。

原因

森林破壊は、人間による森林伐採と酸性雨や乾燥地域の拡大などによる深刻な環境破壊が大きな原因になっています。世界の現状では、木材は必要不可欠な資源です。
しかし、日本を含めた先進国では、木材を原料とする紙や包装などが過剰に利用され、簡単に捨てられています。日本が年間に輸入している木材の量からも、日本人が使う木材が森林破壊を促進させていることがわかります。
便利だから、手軽に使えるから、安いから、といってものを簡単に捨ててしまう、過剰な包装をする事は、資源となる木材と森林をより多く必要とするもったいない生活なのです。

農地と森林破壊

最近注目されているバイオ燃料の為に、大豆やトウモロコシといった穀物の値段が急上昇しています。この不足を補い、高値になった穀物でお金を稼ごうと、森を切り開き農地を広げる地域もあります。
温暖化や環境対策に友好的だと注目されているバイオ燃料の為に森林破壊や環境汚染が深刻化してしまっては、意味がありませんよね。
また、焼き畑による農業が行われているところもあります。焼畑を行うと石灰分が土壌に吸収され、一時的に農作物は育ちますが、雨が少ない地域では土地を乾燥させてしまうためやがて作物がそだたなくなります。
しかし、深刻な貧困に悩むところでは、焼き畑農業を行い少しでも食べ物を作らなければ生きていけないところもあるのが現状です。

吸収源と温暖化

地球の持つ高機能システム「森林」

森林が作り出すのは、沢山の生物が暮していける豊かな環境と生物には欠かせない酸素です。よって自然のジャングルや森には、様々な種類の植物や動物で構成された生態系があり、その中を通る川や地下水によって酸素を多く含んだ栄養分豊かな水が海へと流れ込んでいきます。
海では陸地からの栄養分と酸素が様々な生物の生態系を助けています。海上では、雨を含んだ雲が生まれ、地球上の熱をコントロールしながらやがて雨や雪となって森林を潤してくれます。
森林と海の循環機能は地球上の温度と大気のバランスを保ってくれる炭素吸収源であり、大切な浄化システムなのです。このシステムの機能が弱り、どんどんと温暖化も進行してしまうのです。

森林が減り続けるとどうなるか?

このまま森林破壊が進むと、地球は人間の住めない星になってしまうかもしれません。それは地球のコントロールシステムでもあり、防衛機能でもある森林や海洋循環システムが、現在その力を急速に失っているからです。
ここ数年、異常気象が続いていたりクラゲが異常発生していたり、花粉症が一般的になってきたり…何かが変わってきているのはわかりますよね。その原因は、 もちろん森林破壊や環境汚染など、人間が作り出している現在の地球環境です。特に温暖化は、地球の歴史上でもあまりにも急激に短期間で気温が上昇してし まっているため、大変深刻な状況なのです。
私たちが暮していける星であり続けるように、私たちがやらなければいけないこととは何でしょうか?

森林破壊を防ぐ方法と対策

森を作ろう

減っ てしまった木々を、植林などの緑化活動で少しずつ元に戻していけば、森林破壊に夜環境への影響や温暖化の進行も防ぐことが出来ます。しかし、伐採や環境汚 染によって植物が失われた土地は、乾燥したり農作物の過剰作付けなどによって森として再生する力を失っていることが多くあります。
成長速度の速い樹ばかりではなく、様々な大きさ種類の植物を植えていくことで、土地自体の力とそれを支える生態系をよみがえらせるのが、植林を成功させるポイントになります。
森は大きなジャングルばかりではなく、植木鉢や庭にも作ることが出来ます。自分の手で、小さな森を作ってみませんか?

日本の里山再生計画

世 界の国々の中でも、国土に閉める森や山の割合が高い日本では、昔から人間が自然と共存するために作り上げた里山があります。これは、コンクリートや壁で仕 切るのではなく、人間の暮す空間がこの先にあること、動物が自然に暮す空間がその先にあることをお互い理解して共有することで自然に生まれた仕組みなので す。
里山は、その先にある生態系や森林のシステムを守りながら、人間の生活空間にも必要な栄養や雨をもたらし、さらに自然現象から守ってくれます。
コンクリートや壁には耐久年数がありますし、動物や自然の生き物には理解しにくい境界線ですが、里山には耐久年数はありませんよね。
今、森林破壊の対策として、この画期的な里山の仕組みを復活させる活動が進められています。

生態系破壊

食物連鎖の乱れが生態系を破壊する

食物連鎖図

私たちが暮す地球上には様々な生き物が住んでいます。一つの種だけが単独で生存しているわけではなく、様々な種類の生き物と生き物が利用する環境がつながりを持ってはじめて成り立っているのです。
このつながりが成り立たなくなってしまい壊れてしまうことが、生態系破壊の原因であり要因になるということなのです。


生態系とは…

水溜りにもある生態系

生態系とは、そこに生息する生物の食物連鎖と周辺の森林・土壌・海・川などの環境、気候がバランスを取り合っている状態のことを言います。
たとえば、田んぼやため池などに、小さな生き物やプランクトンが生息し、それを食べる大きな生き物も生息します。生き物の排泄物や日光を利用して植物が育 ち、動物の住処ができ、植物をエサとする生き物も生息することが出来ます。植物を食べる生き物は、食物連鎖によって植物を食べつくさない数を保っていま す。
こういった環境と生物の生息・繁殖のバランスが出来ている所は、小さな水溜りや植木鉢の中でも一つの生態系といえます。もちろん、人間を含めた地球全体でも一つの生態系ともいえますよね。





生態系の変化

様々な生き物と環境条件が作り出す生態系は、北極のように寒い場所と環境や生息する生き物が違えば、そこには独自の生態系が作られているということになります。
その生態系の中ではゆっくりとした生物の進化や環境の変化が起こっていて、安定した状態を保ちながら変わっていくのは自然に起こる生態系が持つ機能の一つです。
しかし、人間の生活や産業活動によって外来種生物が意図的に導入されて、もともといた種が消えてしまったり、故意でなくても人為的な行為が大きな影響を与え生態系がバランスを失ってしまうことが多いのです。



生態系破壊の原因

森林伐採

森林では様々な生物が複雑で微妙な関係を保って生態系を作り出しています。生態系自身が生き物のように、環境の変化に合わせて自ら安定化を図っています。しかし、森林伐採木々を支えにしていた動物や昆虫たちは住処を追われます。
また、「魚付き林」と呼ばれる河川の栄養源になる森林がなくなり地盤が緩むと河川は氾濫しやすくなり、水中の生態系をも破壊してしまうことになります。
また、森林は温室効果ガスを中和する大きな役割りをもっているため、伐採によって温暖化が進むことになります。
このまま温暖化が進めば、温かい地域にしか生息しなかった昆虫が寒い地域に生息するようになり、寒い地域でしか生きられない生き物は消えてしまうという可能性も高いのです。

環境汚染

工 場排水や下水道の整備遅れによって河川に生活排水が流されると、自然の浄化システムでは川の底や土手をコンクリで固めて整備するなど、人為的な工事によっ て自然の浄化システムが働かなくなります。また、道路整備や木材調達のために山を削り森林伐採を行うことで、弱くなった地盤が大雨によって簡単に崩れてし まうシーンをよく見かけます。
これは異常気象と人為的な環境汚染が重なった結果といえます。さらに深刻な生態系破壊につながっているのは、温室効果ガスを含む産業排出物や車の排気ガ ス、ごみ焼却時にでる煤煙による大気汚染です。大気汚染は、温暖化や空気を汚すだけでなく雨に溶け込んで水や土壌も汚染してしまうため、森林や河川・海に も大きなダメージを与えているのです。



今日からできる生態系破壊を防ぐ方法

在来種の保護

私 たちの身の回りで見かけることの多い、タンポポやミツバチ、ブルーバス、緑カメなど、これらは全て日本の生態系には存在しなかった外来種です。島国であり ながら独自の生態系を保護する対策をみんなの危機感が薄かった事もあり、外来種が大量に生息し従来種の多くが絶滅してしまいました。
例えば、ペットショップなどで販売されているカメやメダカを飼いきれなくなって池や川に放してしまうことは、外来種を自然の生態系の中に入れてしまうことになるんです。生き物を飼うときは、最後まで責任を持って飼うことが在来種の保護に繋がります。

エコロジー活動

日本は海外から年間8834万立方メートル分もの木材を輸入しています。国土の半分以上が森林で覆われているにも関わらず、日本産出できる木材は年間 3000万立方メートル程度ですから、三倍近い量の森林が日本の木材のために伐採されていることになります。
なにげなく使っている紙や使い捨て製品を減らすことで、必要最小限の木材分だけを供給するようになれば、他の国の環境と生態系破壊を食い止めることが出来 ます。ゴミの分別や、ものを大切に長く使うエコロジー活動は、誰にでも出来る生態系破壊を防ぐ方法なのです。


カーシェアリングとは

カーシェアリングとは、1台の自動車を複数の会員が共同で利用する自動車の新しい利用形態です。
利用者は自ら自動車を所有せず、管理団体の会員となり、必要な時にその団体の自動車を借りるという、会員制レンタカーのようなものです。
 
1987年にスイスの学生の間で始まり、2006年末現在ヨーロッパを中心に 世界18カ国、600都市で34万8千人が
11,700台の車輌を利用しています。

カーシェアリングは英語の語源から相乗りと混同される場合がありますが、基本的には会員が 1台の自動車を
時分割で利用するもので、相乗りとは異なります。

カーシェアリングの意義

自動車による環境破壊の抑止

自動車の総台数を減らすことにより、二酸化炭素による地球温暖化の抑止、
エネルギー消費量の削減および都市の交通渋滞緩和、迷惑駐車の低減、
自動車事故発生の低減に貢献します。
乗用車1台の年間二酸化炭素排出量は平均1トン近くあります。
また日本の乗用車全体のエネルギー消費量は全エネルギー消費量の約10%です。
電気自動車やハイブリッド車は環境にやさしいので、
共同利用することにより環境破壊抑止の効果がさらに高まります。

自動車の所有者の経費節減

自動車取得費、維持費用を削減し、都市部の駐車場不足による高額な駐車場料金を会員間で
分担できます。  
共有する人数が多くなれば会員一人当たりの経費は少なくなります。
欧米では1台当たり約30名の会員で共有しています。
さらにマイカーを資産ではなく経費として考えることにより、その都度これは自動車で行くべきか、
徒歩あるいは自転車、公共交通でも良いのではないかということを考える習慣がつき、
自動車の使用が減少します。

レンタカーとの違い

会員制であること

ある地域に限定したコミュニティーの中で会員どうしで自動車を共同利用します。

短時間の利用が可能

レンタカーは短くても 6時間が最低貸出し時間ですが、カーシェアリングの場合は30分からでも借りる
ことが出来ます。

無人での貸出し・返却が原則

IT技術を利用しているため、インターネットを通じて利用予約し、
車の利用状態も管理センターにて自動的に把握できますから貸出し手続きに時間を要しません。

貸出し・返却場所の利便性が良い

貸出し・返却場所は住んでいるマンションの駐車場、通勤駅の近くなど会員が利用するのに便利な
場所に設定されます。




海面上昇

近 年、温暖化によって地球全体の平均気温が上がり、北極を覆う大量の氷が少しずつ薄く小さくなっています。北極の氷が温暖化によって少しずつ溶けだし、白熊 などの生息域が狭くなっていますよね。この氷がすべて溶けてしまったら、陸地は海に沈んでしまうのでしょうか?実際ツバルでは人が住んでいる地位の多くが 沈み始めています。

海面上昇の原因とメカニズム

*北極の氷が溶けても海水は増えない?

北 極の氷が溶けて流れ込んでも海面は上昇しません。といわれたら信じますか?実は、北極と呼ばれる地域には、海の上に浮かんでいる氷と、グリーンランドなど 陸地の上に乗っている氷の二種類があります。ホッキョクグマやアザラシの生息地として知られている地域の多くは、氷の上に浮かぶ分厚い氷が作り出している 「陸地のように見える氷山」です。この北極の氷山が崩れて海に落ちていくシーンはテレビでも目にする機会も多いのですが、これらの氷山が溶け出しても海面 上昇がおこる訳ではありません。これは、中学校の理科で習う質量保存の法則で考えてみるとその仕組みがわかります。

*地球が大きなコップだったら…?質量保存の法則で考える海面上昇

質 量保存の法則とは、物体の形が変わってもその質量は変化しない、という自然界の法則です。この法則をふまえて、地球という大きな入れ物の中に、陸地や水、 様々な生物が存在すると考えてみましょう。水の入ったコップを冷凍庫で凍らせてから温かいところに置くと氷は溶けますが、コップの中の水が増えるわけでは ありませんよね。北極の氷もともと海に浮かんでいる状態なので、質量は変わらないのです。ということは、海水には触れていない陸地の氷が溶けて海に流れ込 むと、海水の量自体が変化することになるため、海水量が増え海水面も上昇するのです。また、質量は変わりませんが、気温が上がり海水温度が高くなることで 海水が膨張します。これも海面上昇の一つの要因になっています。

*年間7cmも海面上昇している大きな原因とは

北 極海の広範囲を覆っている氷の多くは、グリーンランドの陸地の上に出来た氷の塊「氷床」が夏に溶けて流れ出したものが、氷河となり海の上を漂う氷山になっ たものです。この氷河は何百年も前から少しずつは溶け出していますが、冬になれば溶け出した分と同じくらいの量の水分が氷床の上に降り積もり、極端に溶け 出すことはありませんでした。そのため、海水の塩分濃度も水面もほぼ一定を保っていました。そのため、海面に浮かぶ氷が溶けても海面上昇は起こりません が、南極大陸やグリーンランドといった陸地の上にある氷が、冬になっても溶け出したり、大量に溶けだすと海面上昇が起こります。

海面上昇の影響

*海面が上昇すると、日本は凍る?沈む?

2000 年以降、グリーンランドなどの陸地に存在している氷床が溶け出すスピードはどんどん速くなっています。氷が溶けた水は、淡水ですから海水と混ざると海の塩 分濃度が低くなりますよね。このことで、地球の気温調節機能である海流の循環が滞ることになります。海流が赤道周辺の熱を北半球に運び、熱を奪われた海水 が冷やされて赤道へ戻る。この循環機能が崩れると、日本を含めヨーロッパやアメリカなど、北半球の多くの地域が極寒の地域になる可能性もあります。日本も 海面上昇によって沈むのでは?と沈む地域の予測やシミュレーションが行われていますが、沈むより先に凍り付いてしまうかもしれません。この話、どこかで聞 いたことありませんか?映画デイ・アフター・トゥモローが現実になる日が、近い将来来るかもしれないんです。

*海に沈む国

海 抜の低いツバルなどの地域では、すでに海面水位が上昇することによって水没した陸地が増えています。このまま温暖化による海面上昇が進んでいけば、ツバル という国自体が海の底になってしまうのも時間の問題です。そのため、ツバルの住民は毎年数十人ずつニュージーランドへ移住しています。しかし、ツバルより も海抜の低い地域が日本には何箇所もあるのです。また他にも、数年後、数十年後には悔没してしまうと予測されているのは、マーシャル諸島、モルディブ、ベ ネツィアなどの国や地域です。歴史的な建造物や美しい自然、景色が見られる人気の観光地も多くありますが、海に沈んでしまったらもう訪れる事もできませ ん。遠い国の出来事ではなく、私たちの身近で起こっている地球の非常事態だということを認識し、一人ひとりが対策を考えていくことが重要だということがわ かりますよね。

経済産業省及び国土交通省は、環境対応車の買い換え・購入に対する補助制度の補助金の申請受付を平成21年6月19日から開始すると発表した。
 本制度では、環境性能の良い新車の買い換え・購入を促進することにより、環境対策と景気対策を効果的に実現することを目的に、新車登録から13年を経過した「古い車」を廃車して一定の環境性能を有する車を購入する場合、または「古い車」の廃車を伴わなくとも環境性能に優れた車を購入する場合、乗用車で最大25万円、トラックで最大180万円の補助金が交付される。
 なお、本制度の対象は平成21年4月10日から平成22年3月31日までにそれぞれ必要な手続きが終了している新車と廃車となっている。【経済産業省】【国土交通省】
~夏の省エネ~コマメちゃんの画像

冷房は、室温28℃を目安に温度調節をしましょう。

冷房機器は、不必要なつけっぱなしをしないようにしましょう。

~見直してみましょう~コマメちゃんの画像

冷蔵庫は壁から適切な間隔をあけて設置しましょう。

電気、ガス、石油機器などを買う時は、省エネルギータイプのものを選びましょう。

部屋の照明を購入するときは、省エネ型の電球型蛍光ランプを使用するようにしましょう。

~こまめに省エネしましょう~コマメちゃんの画像

冷蔵庫の庫内は季節にあわせて温度調整を行い、ものを詰め込みすぎないように整理整頓しましょう。

電気ポットなどの電気製品を長時間使わない時には、コンセントからプラグを抜くようにしましょう。

煮物などの下ごしらえは電子レンジを活用しましょう。

テレビをつけっぱなしにしたまま、他の用事をしないようにしましょう。

シャワーはお湯を流しっぱなしにしないようにしましょう。

お風呂は、間隔をおかずに入るようにして、追い焚きをしないようにしましょう。

車の運転の際には、経済速度を心がけ、急発進、急加速をしないようにしましょう。

外出時は、できるだけ電車・バスなど公共交通機関を利用するようにしましょう。

タイヤの空気圧は適正に保つように心がけましょう。

アイドリングはできる限りしないようにしましょう。

コンセントからこまめに抜こう

例えば、数分しか働かないレンジが丸一日、電気を食べ続けている。

電 気製品を使用していないときに、タイマーなどのために消費される電力が待機電力。ビデオデッキ、オーディオコンポ、テレビ、電子レンジなどが代表的です。 そしてその合計は、家庭の電力消費のなんと7%にも。ここまでいくと「少しくらい」とも言っていられない数字です。その対策は、使っていないときに電源プ ラグをコンセントから抜くこと。少し面倒ですが、まずは使用頻度の低いものからやってみましょう。スイッチ付きコンセントの活用なども便利です。
一世帯当たりの年間CO2削減効果→60.1kg
一世帯当たりの年間排出量に対する削減割合→1.1%
1年間の節約金額→3,388円
出典:環境省/身近な地球温暖化対策-家庭でできる10の取り組み<2007.4 改訂版>
例えばこんな工夫
電気製品が集中するのは、テレビやステレオ、キッチンまわり。使うたびに抜き挿しするのが面倒ならば、まずは定期的にコンセントから全部外し、次に使う時にコンセントに挿し込むようにしてみては。ふだん使わないものほど、抜いたままの状態になるはずです。


京都議定書とは


1997年12月11日、京都市で「第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)」が開かれました。この会議の中で議決した議定書のことを、「京都議定書」と言います。
この京都議定書は、1992年に開催されたリオデジャネイロの地球サミットにおいて採択された「気候変動枠組条約(地球温暖化防止条約)」の締約国のう ち、先進国(東欧を含む38カ国と欧州委員会)にそれぞれ目標量を示して6種の温室効果ガス削減または抑制を義務づけ、その達成時期を定めているもので す。
議定書には、温室効果ガス排出量の削減目標を、1990年を基準年として国別に削減目標数値を定め、世界が協力して約束期間内に目標を達成することが定められました。

※京都議定書で定められた主要各国の削減率(全体を足し合わせると5.2%の削減)
日本:-6% 米国:-7% EU:-8% カナダ:-6% ロシア:0% 豪州:+8%  NZ:0% ノルウェー:+1%


京都議定書の発効までの経緯

1997年12月に議決された京都議定書ですが、発効までには長く時間がかかりました。それは、京都議定書の第25条にあった、「議定書の発効にはまず、 『気候変動枠組条約』の締約国(185カ国と欧州委員会)のうち55カ国以上が議定書を批准する必要があり、さらに、この批准国のうち先進国の1990年 のCO2排出量が、未批准国を含む全先進国の排出量の55%以上にならなければいけない」という発効条件が満たされていなかったという経緯があります。
米国も受け入れを拒否し、ロシア連邦も受け入れの判断を見送っていたため、2004年ごろまでは議定書の発効が行われていない状況でした。2004年に、 ロシア連邦が批准したことにより、2005年2月16日に「京都議定書」はようやく発効されたのです。

目標達成時期について


京都議定書では、2008年から2012年までの期間中に、先進国全体の温室効果ガスの合計排出量を1990年に比べて少なくとも 5%削減することを目的と定めました。その後、「第7回気候変動枠組条約締約国会議(COP7)」などで各国の遵守制度についても話し合われました。目標 達成期間内に不遵守の国があった場合(目標達成ができなかった場合)、その国の排出超過の1.3倍分を次期約束期間の割当量からの差引くこと、次期約束期 間における遵守確保のための行動計画を策定すること、排出量取引が禁止されるなど、法的拘束力を持たない形での罰則規定が決定されています。

京都メカニズム


「クリーン開発メカニズム」、「排出量取引」、「共同実施」の 3つのメカニズムを京都メカニズムといいます。各国の削減目標達成のために、京都議定書に盛込まれた制度です。

(1)共同実施
先進国同士でプロジェクトを行い、その結果生じた排出削減量(または吸収増大量)に基づいて発行されたクレジットをプロジェクト参加者間で分け合う制度で す。共同実施で発行されるクレジットをERU( Emission Reduction Unit )といい、排出枠として活用が可能です。

(2)クリーン開発メカニズム
先進国が発展途上国と協力してプロジェクトを行い、その結果生じた排出削減量(または吸収増大量)に基づいて発行されたクレジットをプロジェクト参加者間で分け合う制度です。
クレジット名は CER ( Certified Emission Reduction )といい、排出枠として活用可能です。

(3)排出量取引
先進国の間で、排出枠の獲得・取引を行う仕組みのこと。炭素クレジットを 1t-CO2 単位で取引する制度で、割当量単位のほか、CER、ERU、また吸収源活動による吸収量も取引できます。
ただし、排出量取引が行えるのは京都議定書の発行が前提となります。京都メカニズムの枠外では EU ( EU-ETS )、イギリス( UK-ETS )シカゴ( CCX )などで既に排出権取引が試行されています。



日本の目標

日本では、2008年4月から、第一約束期間に入りました。1990年に比べて温室効果ガス排出量を6%削減することが、日本に課せられた目標です。しか しながら、1990年に比べ総排出量は、逆に6.2%上回っているのが現状なのです。(2006年度の数値合計/2008年発表)
もう、待ったなし。温室効果ガス排出量6%削減をめざし、一人ひとりが具体的アクションを実践して、地球温暖化を止めなければいけません。

過剰包装を断ろう

スーパーから家までの短時間で一生を終わる袋がある。

ちょっ とした買い物で捨ててしまう手提げ袋はありませんか。買い物の際には専用のバッグをひとつ用意。ふだんのお出かけの際には、小さく折りたためるバッグを常 に携帯しておけば、必要以上の手提げ袋はいらなくなります。また、プラスチックのトレーなども極力避けて、ムダな包装を持ち帰らないようにしましょう。家 に帰れば不要になる袋やトレーは、つくる際にも、再生・破棄する際にも、CO2を排出しています。そろそろ自分の買い物バッグを、当たり前のことにしませんか。
一世帯当たりの年間CO2削減効果→58.3kg
一世帯当たりの年間排出量に対する削減割合→1.1%
 
出典:環境省/身近な地球温暖化対策-家庭でできる10の取り組み<2007.4 改訂版>
例えばこんな工夫
スーパーの一部では、買い物袋が不要であることを示すカードが用意されています。コンビニでも購入した商品が少なければ、手提げ袋が必要か聞かれることがあります。こうした取組に積極的に応えることで、少しずつ意識を変えていきましょう。
環境家計簿は、1980年に大阪大学の研究者などによって「新しい家計簿」の名称で家庭での環境負荷を下げる提案がされたことが始まりとされている。滋賀県大津生協では、この提案を受けて琵琶湖 の汚染をなくすことを目標に、1981年に「くらしの点検表」を作成。これが最初の実用的な環境家計簿と言われている。その後1996年に、環境庁(現環境省 )では地球温暖化 防 止の目的で環境家計簿を作成し、これを希望者に配布することなどによって環境家計簿の普及を図っていった。同時に「環境家計簿運動推進全国大会」を数回に わたって開催。このような取り組みもあって、自治体や企業、NPOなどがさまざまな環境家計簿を作成するようになった。また、インターネット上で入力でき るものもある。

環境家計簿の基本的な構成は、家庭で使う電気、ガス、水道、ごみ、ガソリンなどの量にCO2排出係数を掛けてCO2の量に換算する形式のものが多く使われている。排出係数とは、電気やガスなどのエネルギーから、アルミ缶やペットボトル な どの製品にいたるまで、そのものがどれだけCO2を排出するかを計算したもの。たとえば電力の場合なら、1kWhの電力を発電する際に排出されるCO2排 出量(kg)のことである。アルミ缶なら、1缶を製造するに当たってのCO2の排出量(kg)が係数になる。排出量の算定方法は、気候変動 に関する政府間パネル(IPCC)がガイドラインを定めており、その中で排出係数の標準的な値が示されている。しかし、日本ではこの標準値は必ずしも使用せず、排出実態にあった係数を試算して用いている。係数の値は、必要に応じて「温室効果 ガス排出量算定方法検討会」で見直される。

環 境家計簿の中には、CO2排出量を計算するだけでなく、自然とどのくらい触れ合っているかなど、生活環境チェックを含んだものもある。このように各家庭で のCO2排出量を算出することによって、消費者は数値で自分の家庭がどれだけ環境負荷をかけているかを知ることができ、無駄なエネルギー消費やごみの量な どの削減に結びつけることができる。同時に、生活の無駄を省くことで、家計負担を減らすことができる。

また、環境省 では、市民が家庭で楽しみながら「環境にやさしいくらし」に取り組めるよう、インターネットや教材・情報誌等を通して支援をする「我が家の環境大臣事業」を行っており、その中で入力式の環境家計簿と言うべき「Ecocho(えこ帳)」を公表している。