布団にもぐりながら深夜番組を見ていて、気づいてみたら朝までテレビがついていたり。そんな経験をお持ちの方もい らっしゃるのでは? NHK放送文化研究所の調査によると、特に見たいものがあるわけではないのに、「テレビが付いていないと落ち着かない」人が増えてい るとのこと。

でも、32型テレビを1時間見るのに必要な消費電力量を、自転車のダイナモで自家発電するには、自転車約50台をこぎ続けなくてはなりません。
テレビ1台つけるのに自転車50台が必要

テレビに1人でしゃべらせない、テレビを1人ぼっちにさせない、これもエネルギーセービングなお付き合いの第一歩です。
ガソリンや軽油などの石油燃料に替えて、さまざまな燃料を利用する自動車が、排気ガスやCO2排出の低減等の観点から注目を集めています。
環境省、経済産業省、及び国土交通省は、低公害車の開発・普及を推進するため、「低公害車開発普及アクションプラン」を協力して策定しています。このプランでは、2010年までに1,000万台以上の低公害車の普及等の目標達成に向けて、各種施策を推進することとしています。

このプランで対象としている「低公害車」とは、天然ガス自動車(CNG自動車)、電気自動車、ハイブリッド自動車、メタノール自動車 といった従来から対象とされてきた4種類に加えて、
低燃費かつ低排出ガス認定車(*1)が含まれています。さらに、燃料電池自動車等の次世代低公害車も、異なる目標のもとで対象とされています。

低公害車の例:電気自動車、圧縮天然ガス自動車(CNG自動車)、メタノール自動車、ハイブリッド自動車
電気自動車 バッテリーからの電気でモーターを動かして走ります。走行時は排ガスを一切出さず、音も静かです。
天然ガス自動車 ガソリンの替わりに天然ガスを燃料にして走ります。有害物質や二酸化炭素の排出量が少なくなります。
メタノール自動車 ガソリンの替わりにメタノールを燃料にして走ります。有害物質や二酸化炭素の排出量を少なくします。
ハイブリッド自動車 ガソリンエンジンと電動モーターの二つの動力を効率良く切りかえて走ります。燃費が良いためガソリンの使用量を減らし、二酸化炭素の排出量を少なくします。

これら4車種のうち、電気自動車は走行時に全く排ガスを出さないものです。その他の3車種は、普通のガソリン車に比べてNOxやCO2の排出が少なく、環境負荷の小さいことが特徴です。 特にハイブリッド自動車は、燃料に通常と同じガソリンを使うこと、自動車メーカーが量販モデルを投入したことなどにより、最も普及が進んでいます。 ハイブリッド自動車以外の車種の場合、燃料や電気を補給する新たなインフラ施設が必要となり、普及にはある程度の時間がかかるとされています。また、コストや航続距離、馬力等の面でも課題が残されています。
                            

クルマに乗るときには、効率のいい乗り方を工夫したいですね。
努力と工夫次第で、思った以上に大きな差が生まれることがわかっています。


アイドリング中もガソリンを消費している

ポイントはいくつかあります:
  • アイドリングストップの効果
     (社)日本自動車連盟(JAF)のテストによると、同じ条件の車・運転で120km走行したときに、アイドリングストップを実施するかしないかで約800ccのガソリン消費に差が出たとの結果が出ています。
     国土交通省の資料では、10分間のアイドリングによって、乗用車の場合140ccのガソリン燃料が、大型ディーゼル車では最大300ccの燃料が無駄になると紹介しています。
  • タイヤの空気圧と燃費
     (社)日本自動車連盟(JAF)のテストでは、タイヤの空気圧を指定圧より0.5kgf/cm2低くして走行した場合、燃費が4~8%悪化、特に下り坂で約8%の悪化との結果が公表されています。
     また、平成12年4月に日本自動車タイヤ協会の実施したタイヤ点検調査では、乗用車の約2割が整備不良で、うち63%が空気圧不足と報告しているとのことです。
  • 経済速度による運行
     一般道では40km/hr、高速道路では80km/hr程度での走行が経済的。ディーゼル貨物車が高速道路で80km/hrから100km/hrに速度をあげて走行した場合、燃費が約30%悪化するとの例もあります。
  • 不要な荷物を積まない
     乗用車で不要な荷物10kgを降ろせば、ガソリン20cc分の節約になるとの報告も。
  • 空ぶかしや急発進・急ブレーキの抑制

こうした運転技術等以外にも、渋滞解消に寄与する違法駐車等などの回避や、相乗りや公共交通機関の利用を進めるなどの取り組みも有効な手段となります。
蛇口から流れる水は、1秒で200cc。5秒も流しっ放しにすると、1リットルも無駄に流れていくんです。
日本人が1年間に飲む炭酸飲料は1人平均で約24リットルと推計されていますから、わずか2分間蛇口を開け放しにしておいただけで、同じ量の水を流していることになるわけです。

1分で12リットル
顔を洗う、歯を磨く、シャンプーする。どのくらい時間がかかっていますか? その間、蛇口は締めていますか? それとも流し放しですか?
お風呂のお湯、うっかり沸かしすぎで、熱すぎる!!
で、適温にするため1分間蛇口を開け放しにしておくと、約12リットルの水が流れます。

ちょうどいい温度のお風呂に入る


東京都水道局によると、平成10年度実績で1人1日当りの家庭の水使用量は249リットル。うち、26%の約65リットルが風呂水に使われているそうです。

(1)室内の設定温度の適正化を図ること!
室内の設定温度を適正に保つよう、こまめな調節に努めましょう。(暖房20℃、冷
房28℃を目途)

2)不必要なエアコンの使用を控えましょう!
必要のないときにもエアコンをつけっ放しにしていませんか?1日1時間エアコンの
使用を控えましょう。

(3)入浴時シャワーを流しっ放しにしていませんか?
入浴時にシャワーのお湯を流しっ放しにしていませんか?シャワーのお湯の流しっ放
しを1日1分間やめることに努めましょう。

(4)お風呂を効率的に使用しましょう!
お風呂はお湯が冷めないうちに連続して入浴しましょう。

(5)不必要なテレビのつけっ放しを控えましょう!
見る必要のないときにもテレビをつけっ放しにしていませんか?1日1時間テレビの
使用を控えましょう。

(6)電気製品の主電源が入りっ放しになっていませんか?
電気製品の待機時消費電力は決して小さくありません。リモコンでスイッチを切って
いても電力を消費する機器がたくさんあります。電気製品の主電源をこまめに切りま
しょう。

(7)給湯温度を低くしましょう!
給湯温度を高めに設定してませんか?食器洗いに使用するお湯の温度を5℃低くしま
しょう。

(8)冷蔵庫を効率的に使用しましょう!
冷蔵庫に物を詰めすぎていませんか?詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなり、余分
な電力を消費します。冷蔵庫を効率的に使用しましょう。

(9)洗濯機を効率的に使用しましょう!
洗濯機を使用する際には、すすぎ前の脱水、適正量での洗濯等に心がけ、効率的な使
用に努めましょう。

(10)掃除機を効率的に使用しましょう!
掃除機を使用する際には、集塵袋の手入れ等に心がけ、効率的な使用に努めましょう。

(11)照明はこまめに消灯を!
必要のないときも照明をつけっ放しにしていませんか?照明をこまめに消灯すること
に努めましょう。

(12)白熱電球から蛍光灯への付け替えを!
照明にはエネルギー使用量が少なくて済む蛍光灯を使いましょう。

(13)エレベーター、照明の一時停止を!
エレベーター、照明の使用を調節しましょう。業務ビルにおいて昼休み等に1時間、
エレベーターの半分を休止、照明の半分を消灯することに努めましょう。

(14)徒歩、自転車の利用を!
短距離の移動に際しては、なるべく徒歩や自転車を利用しましょう。

(15)自動車の適正な使用を!
自動車を利用する際は、駐停車時のアイドリングストップ、急発進・空ぶかしの抑制、
タイヤの空気圧の適正化を始めとする点検・整備の励行等自動車の適正な使用に心がけ
ましょう。

(16)自動車の利用の自粛を!
無駄な荷物の運搬、業務車両の持ち帰りを自粛する等、自動車の利用を控えましょう。

(17)炊飯ジャーはできるだけ保温機能を使わないように!
炊飯ジャーはできるだけ保温機能を使わず、必要なときに加温するようにしましょう。

(18)できるだけ家族団らんを!
できるだけ家族団らんの時間を増やし、空いた部屋の照明や暖房は切るようにしま
しょう。

~冬の省エネ~
★暖房は、室温20℃を目安に温度調節をしましょう。
★暖房機器は、不必要なつけっぱなしをしないようにしましょう。
~見直してみましょう。~
★冷蔵庫は壁から適切な間隔をあけて設置しましょう。
★電気、ガス、石油機器などを買う時は、省エネルギータイプのものを選びましょう。
★部屋の照明を購入するときは、省エネ型の電球型蛍光ランプを使用するようにしま
しょう。
~こまめに省エネしましょう~
★冷蔵庫の庫内は季節にあわせて温度調整を行い、ものを詰め込み過ぎないように整
理整頓しましょう。
★電気ポットなどの電気製品を長時間使わない時には、コンセントからプラグを抜く
ようにしましょう。
★煮物などの下ごしらえは電子レンジを活用しましょう。
★テレビをつけっぱなしにしたまま、他の用事をしないようにしましょう。
★シャワーはお湯を流しっぱなしにしないようにしましょう。
★お風呂は、間隔をおかずに入るようにして、追い焚きをしないようにしましょう。
★車の運転の際には、経済速度を心がけ、急発進、急加速をしないようにしましょう。
★外出時は、できるだけ電車・バスなど公共交通機関を利用するようにしましょう。
★タイヤの空気圧は適正に保つように心がけましょう。
★アイドリングはできる限りしないようにしましょう。
地球温暖化の原因と予測
大気中の温室効果ガスの温暖化への影響の割合

地球温暖化の原因となっているガスには様々なものがあります。
なかでも二酸化炭素はもっとも温暖化への影響度が大きいガスです。

産業革命以降、化石燃料の使用が増え、その結果、大気中の二酸化炭素の濃度も増加しています。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、このままでは2100年の平均気温は、温室効果ガスの排出量が最も少ない場合には平均1.8度(予測の幅は 1.1~2.9度)、最も多い場合には4.0度(予測の幅は2.4~6.4度)と上昇すると、2007年に発表しました。

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地球温暖化のメカニズム

現在、地球の平均気温は14℃前後ですが、もし大気中に水蒸気、二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスがなければ、マイナス19℃くらいになります。太陽から地球に降り注ぐ光は、地球の大気を素通りして地面を暖め、その地表から放射される熱を温室効果ガスが吸収し大気を暖めているからです。

近年、産業活動が活発になり、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類などの温室効果ガスが大量に排出されて大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えた結果、気温が上昇し始めています。これが地球温暖化です。
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上がり始めた気温
地球の平均気温の変化と予測「1990年に比べた変化(℃)」

1906~2005年の傾向では、地球の平均気温は100年当たり0.74℃上昇しました。これは2001年に発表されたIPCC第3次評価報告書で示されていた1901~2000年の100年当たり0.6℃の上昇傾向よりも大きくなっています。これを過去50年間の傾向で見ると、10年当たり 0.13℃(0.10~0.16℃)の上昇になっています。これは過去100年の傾向の2倍近くになっています。主として北半球のデータによると、過去 1000年でこの気温の上昇スピードは最大、1990年代は最も暖かかった10年、1998年は最も暖かかった年でした。

特に過去50年の気温の上昇は、自然の変動ではなく、人類が引き起こしたものと考えられます。

今後、温室効果ガス濃度の上昇の結果、2100年の気温は1990年からさらに上昇すると予測されています。IPCCの第4次評価報告書(2007)によると、温室効果ガスの排出量が最も少なく抑えられた場合でも平均1.8度(予測の幅は1.1~2.9度)の上昇、最も多い場合は4.0度(予測の幅は 2.4~6.4度)の上昇と予測されています。IPCC第2次評価報告書(1995)の1.0~3.5度の上昇、IPCC第3次評価報告書(2001)の 1.4~5.8度に比べて、予測の確実性が高まるとともに、最悪のケースが上方修正されました。
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どこまで続くのか 海面の上昇

20世紀の間、海面は12~22cm上昇しました。

今後、地球温暖化に伴う海水温の上昇による熱膨張と氷河などの融解によって、2100年までにさらに18~59cm上昇すると予測されています。

21世紀の間、南極の氷床が融けるかどうかは現在の科学では確実な予測はできませんが、今後1000年では南極の西部の氷床が融ける可能性があり、その場合海面は現在より3m上昇する可能性があります。

注)IPCC:気候変動に関する政府間パネルの略。1988年UNEP(国連環境計画)とWMO(世界気象機関)によって設立された。
日本の現状
日本は、世界全体の二酸化炭素排出量の約4.9%を排出しており、国別では、米国、中国、ロシアに次いで世界で4番目に多く二酸化炭素を排出しています(図1)。

京都議定書において、日本は第一次約束期間(2008年~2013年)に基準年(1990年。HFCs,PFCs,SF6については1995年)から6%の削減を約束していますが、2004年度の温室効果ガス排出量は13億5,520万トンであり、1990年からは7.4%増となっています(図2)。

(注釈)
排出量の算定方法の見直しにより、2006年8月30日に発表された報告では、基準年の総排出量がそれ以前の算定より約600万トン増加しました。それに伴い、2003年度の総排出量発表時には2003年度の温室効果ガス排出量は、13億3900万トンで、基準年からは8.3%増と発表されていたのですが、2004年度には総排出量が減少したわけではありませんが、基準年からは約7.4%増と、前年より少ない数値になりました。

部門別の二酸化炭素排出量の推移を見ると、最も多く排出しているのは産業部門ですが、1990年以降の増減率では業務部門、家庭部門の増加率が特に高くなっており、近年増加傾向にあることがわかります(図3、図4)。

家庭からの二酸化炭素排出量は、世帯当たり年間5,600kg-CO2となります。家庭からの温室効果ガス排出量とは、インベントリの家庭部門、運輸(旅客)部門の自家用乗用車(家計寄与分)、廃棄物(一般廃棄物)部門で計上された排出量、および水道からの排出量の合計となります。
家庭から排出される二酸化炭素のうち、照明や家電製品、自家用車が全体の60%以上を占めます。(図5)

図1 世界の二酸化炭素排出量
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図2 日本における京都議定書の対象となっている 温室効果ガス排出量の推移
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図3 日本の部門別二酸化炭素排出量の推移 (1990~2004年)
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図4 日本の部門別二酸化炭素排出量 -各部門の間接排出量- (2004年)
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図5 家庭からの二酸化炭素排出量 -世帯当たり・用途別内訳- (2004年)

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