冷房時の室温は28℃、暖房時の室温は20℃にしよう
真夏にふるえ、真冬に汗をかく部屋。何かおかしい。
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夏、エアコンの寒さのために体調を崩したり、冬、部屋の中で汗
をかいている人がいる。そもそもおかしな話ですよね? みんなが服装にちょっと気を使うだけで、これは解決できること。無理な節約をするまでもなく、冷暖
房の使用を1℃控えるだけで、大きな削減効果が期待できます。家庭では、人がいない部屋のエアコンをこまめに止めることも大切です。会社などでは、設定温
度を変えることは、ひとりではできません。まわりの人たちと一緒に、冷暖房の温度に対する意識を高めるようにしましょう。
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例えばこんな工夫
日差しの当たる窓にはカーテンやブラインドをおろすことで、室温の上昇が抑えられます。また、せっかく冷やしたり暖
めたりした空気を逃がさないように、窓やドアはきちんと閉めましょう。エアコンのフィルターの汚れも消費電力増につながります。機器のメンテナンスにも気
を使いましょう。
オフィスで冷房温度を28℃にするとどんな効果があるのでしょうか?
すべての事業所等において、夏の冷房の設定温度を26.2℃※から28℃に1.8℃上げるとすると、ひと夏で約
160~290万トンの二酸化炭素を削減することができます。これは、京都議定書の目標
(マイナス6%)の約0.1~0.2%に相当する量になるとともに、京都議定書目標達成計画の中で、オフィスビルなどに割り当てられた削減量の約5~9%
に相当する量にのぼります。冷房温度28℃は、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」や「建築基準法施行令」において、定められた範囲
(17℃以上28℃以下)の室温の設定です。
※26.2℃は、省エネルギーセンターの調査による平均冷房設定温度で、外気温35℃の中で、112日間、1日9時間の
冷房運転を行ったものとして算出しています。
クールビズを実施すると、体感温度は2℃さがります。
オフィスで暖房時の室温を20℃にするとどんな効果があるのでしょうか?
(財)省エネルギーセンターでは、暖房時の室温を20℃にすることを奨励しています。例えば、外気温6℃の時に、エアコ
ン(2.2kw、1日9時間使用)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合、年間のCO2削
減量は約21.8kgになります。
一方、外気温31℃の時に、エアコン(同上)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場 合、年間のCO2削減量は約12.4kgです。
したがって、冷暖房兼用エアコン1台あたりでは、冷房の設定温度をあげるよりも暖房の設定温度を下げるほうが、削減効果
があるといえます。